赤ちゃんの離乳食は、いつから開始すればいいんでしょうか?
一般的に、離乳食を開始する目安は、生後6ヶ月からと言われています。
6ヶ月以降を離乳初期、離乳中期、離乳後期、離乳完了期と4つの時期に分類して、与える離乳食の大きさやすりつぶしの度合いを変えていきます。
関連)離乳食の進め方
炭水化物
フルーツ
野菜
初期 | 中期 | 後期 | 完了期 | |
---|---|---|---|---|
小松菜 | ● | ● | ● | ● |
トマト | ● | ● | ● | ● |
さつまいも | ● | ● | ● | ● |
とうもろこし | ● | ● | ● | ● |
チンゲン菜 | ● | ● | ● | ● |
じゃがいも | ● | ● | ● | ● |
枝豆 | ● | ● | ● | ● |
にんじん | ● | ● | ● | ● |
アスパラ | ● | ● | ● | ● |
レタス | ✗ | ● | ● | ● |
わかめ | ✗ | ● | ● | ● |
いんげん | ✗ | ● | ● | ● |
冬瓜 | ✗ | ● | ● | ● |
青のり | ✗ | ● | ● | ● |
しめじ | ✗ | ✗ | ● | ● |
加工品
肉
魚
初期 | 中期 | 後期 | 完了期 | |
---|---|---|---|---|
白身魚 | ● | ● | ● | ● |
かれい | ● | ● | ● | ● |
しらす | ● | ● | ● | ● |
かつおぶし | ● | ● | ● | ● |
ツナ | ✗ | ● | ● | ● |
鮭 | ✗ | ● | ● | ● |
まぐろ | ✗ | ● | ● | ● |
かつお | ✗ | ● | ● | ● |
えび | ✗ | ✗ | ● | ● |
料理
初期 | 中期 | 後期 | 完了期 | |
---|---|---|---|---|
コーンスープ | ● | ● | ● | ● |
トマトソース | ● | ● | ● | ● |
豆乳 ホワイトソース | ● | ● | ● | ● |
お好み焼き | ✗ | ● | ● | ● |
オムレツ | ✗ | ● | ● | ● |
肉じゃが | ✗ | ● | ● | ● |
おやき | ✗ | ✗ | ● | ● |
ミートソース | ✗ | ✗ | ● | ● |
オムライス | ✗ | ✗ | ● | ● |
クリームシチュー | ✗ | ✗ | ● | ● |
野菜炒め | ✗ | ✗ | ● | ● |
ミートボール | ✗ | ✗ | ✗ | ✗ |
牛肉ハンバーグ | ✗ | ✗ | ✗ | ✗ |
カレー | ✗ | ✗ | ✗ | ✗ |
ミートボールや牛肉のハンバーグ、カレーは離乳食の時期には与えないほうが無難。特にカレーは3歳以降くらいにならないと無理かも。
おやつ
△は後半から、という感じ。
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赤ちゃんの成長に不可欠なタンパク質は、不足すると貧血になったり体重が増えなかったり、身長が伸びなかったりなどの心配もあります。といっても、摂りすぎると腎臓に負担をかけるため、適量を守ることが大切。
タンパク質には、脂質の少ない植物性と、魚・肉・卵など必須アミノ酸のバランスの良い動物性があります。脂肪の少ないものから始めましょう。
乳製品は、モグモグ期(離乳食中期。7~8ヶ月)から牛乳、プレーンヨーグルト、チーズがOKです。
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卵は、おかゆや野菜、豆腐、白身魚に慣れたら、固茹で卵の黄身を、ごく少量から与えましょう。
肉は、モグモグ期から脂肪の少ない鶏ささみからはじめ、赤身の牛肉、豚肉の順番で取り入れます。
魚は白身魚からスタートし、赤身魚や青魚がOK。加工品の場合は塩分に注意です。
大豆製品は、豆乳、きなこ、納豆など大豆の良質なタンパク質、鉄を含みます。
離乳食の開始時期の目安があったとしても、赤ちゃんにも個人差があるはず。
何かしら、始めるためのサインはないものでしょうか?
キューピーのサイトによると、赤ちゃんに以下のようなサインが見られるようになれば、離乳食開始の時期と見て良さそうです。
関連)離乳食 いつから | 教えて!離乳食のコツ | キユーピー
最初は、完全にすりつぶしたおかゆから、1日一さじずつ与えます。
離乳食のお試し期間のような感じでしょうか。
なお、この時期でも母乳やミルクを欲しがる場合には、飲みたいだけ与えましょう。
離乳食を始めるための準備についてまとめています。
まずは、完全にすりつぶしたおかゆから始めます。
食べないようなら、無理に与えてはいけません。
10倍がゆは、米の10倍の水で炊くおかゆのことですが、「粉末おかゆ」を使うと、すりつぶしの手間がなくなって便利です。
ただし、「完全すりつぶしおかゆ」は、1,2ヶ月程度で「やや粒度のあるおかゆ」に移行するため、すぐに使わなくなるんですね。
かといって、通常のおかゆを毎回すりつぶすのもしんどい…
そこで、「おかゆおまかせシェフ」というアイデア商品がおすすめ。
これ単体で電子レンジでおかゆが作れる上、出来上がったおかゆをすりつぶす機能がついてるんですね。
上の画像のようにハンドルを引くと、内部に仕込まれたプロペラのようなパーツが回転して、おかゆをすりつぶしてくれるんですね。
電池不要で使えます。唯一の難点は、ハンドルが戻るときに「ガーッ!」ってけっこう大きい音がすることですね。
寝ている赤ちゃんが起きてしまわないように、「お風呂場で使う」などの工夫が必要かも知れません。
コープでも、塩抜きの国産米を使った、離乳食用おかゆや、離乳食材が販売されています。
イチから作るよりも、時短できて便利。
離乳食を1日に2回あたえるのが2回食。
いつから2回食にすればいいのでしょうか?また、2回食はどのタイミングで与えればよいのでしょうか?
すりつぶしたおかゆを安定して食べられるようになり、すりつぶした野菜、豆腐、白身魚なども食べるようになってきたら、2回食に移行します。
時期の目安は、生後7~8ヶ月で、おかゆは舌でつぶせる程度の粒度を残し、完全にすり潰さないようにしていきます。