青のりの離乳食はいつからはじめていいの?
青のりは離乳食中期の7ヶ月頃から食べさせることが出来ます。
これは、赤ちゃんが舌で食べ物をつぶせるようになる離乳食中期と一致します。青のりは風味豊かで色も鮮やかなため、食事の彩りを添える素晴らしい食材です。
その一方で、青のりを離乳食に取り入れる際は注意が必要です。赤ちゃんに与える青のりの量は、1回の食事で大体一つまみ程度とされています。また、飲み込みやすくするためには、とろみをつけたり、スープに混ぜたりする工夫が求められます。
さらに、青のりとよく似た食材に「あおさ」がありますが、これらは別のものであるということも忘れてはいけません。青のりは「ヒトエグサ」という海藻を原料にし、粉状にしたものです。
加熱する必要はなく、青のりを細かくされているのをそのまま離乳食にしたり、あおさやつみれなどのおかゆやスープの中に混ぜるなどして与えるのが良いでしょう。
青のりは、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどのビタミン類や、カルシウム、鉄分、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。
ビタミンAは視力の維持や健康な皮膚の形成に役立ち、カルシウムは骨や歯の形成に必要なミネラルです。また、鉄分は赤血球の形成を助け、酸素を体内に運ぶ役割があります。食物繊維は便通を促し、健康的な腸内環境を維持するのに有効です。これらの栄養素がバランスよく含まれているため、幅広い年齢層にとって健康維持に役立つ食材として推奨されています。
特にミルクをやめつつある離乳食後期の生後9ヶ月頃から鉄分が不足して貧血になってしまうこともあり、海藻類はおすすめな食材です。
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海藻類に対する食物アレルギーは比較的少ないですが、ゼロではありません。青のりにもアレルギーはあります。
青のりアレルギーの症状には、皮膚の発疹、かゆみ、腹痛や下痢などがあります。もし赤ちゃんが青のりを食べてこれらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関に連絡してください。
初めて青のりに挑戦する場合、かかりつけ医が診察を行っている平日午前中に試すのが良いでしょう。