豚ひき肉は、離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)から与えることができます。豚ひき肉は、赤ちゃんに必要なタンパク質や鉄分などの栄養素が豊富です。
豚ひき肉を与える際は、次の点に注意しましょう。
豚ひき肉は、様々な料理に使うことができるので、離乳食後期の食事に役立ちます。赤ちゃんの好みに合わせて、様々な料理を作ってあげましょう。
豚肉アレルギーの確率は、5~10%とされています。豚肉アレルギーは、牛肉アレルギーや鶏肉アレルギーよりも頻度が低いと考えられています。
豚肉アレルギーの原因は、豚肉に含まれるタンパク質です。豚肉アレルギーの人は、豚肉を食べると、かゆみ、発疹、嘔吐、下痢などの症状が出ることがあります。重症な場合には、アナフィラキシーショックを起こすこともあります。
豚肉アレルギーの人は、豚肉を含む食品を避ける必要があります。また、豚肉が使われている可能性のある食品にも注意が必要です。
はじめて豚肉を与えるときは、平日の午前中など、かかりつけ医の診療時間内に取合するのがいいでしょう。
離乳食後期の豚ひき肉のレシピをご紹介します。
豚ひき肉と野菜のあんかけ
豚ひき肉に、にんじん、玉ねぎ、ピーマンなどの野菜を加えて炒め、水またはだしで煮ます。野菜が柔らかくなったら、水溶き片栗粉でとろみをつけて、醤油や塩で味を調えます。
関連)離乳食の野菜炒め
野菜炒めでも良いのですが、あんかけにすると、固形物デビューの赤ちゃんにも食べやすいです。
関連)あんかけの離乳食
豚ひき肉と豆腐の炒め物
豚ひき肉に、豆腐、にんじん、玉ねぎなどの野菜を加えて炒めます。野菜が柔らかくなったら、醤油や塩で味を調えます。
豚ひき肉のミートボール
豚ひき肉に、玉ねぎ、パン粉、卵、調味料を加えて混ぜ合わせ、丸めます。丸めたミートボールをフライパンで焼き、醤油や塩で味を調えます。
豚ひき肉の餃子
豚ひき肉に、玉ねぎ、ニラ、調味料を加えて混ぜ合わせ、餃子の皮で包みます。包んだ餃子をフライパンで焼き、醤油や塩で味を調えます。
豚ひき肉のハンバーグ
豚ひき肉に、玉ねぎ、パン粉、卵、調味料を加えて混ぜ合わせ、丸めます。丸めたハンバーグをフライパンで焼き、醤油や塩で味を調えます。
関連)離乳食のハンバーグ(牛肉)
離乳食後期の豚ひき肉レシピは、他にもたくさんあります。赤ちゃんの好みに合わせて、様々な料理を作ってあげましょう。
豚肉は、タンパク質や鉄分などの栄養素が豊富で、離乳食に適した食材です。豚肉と相性の良い離乳食材をいくつかご紹介します。
離乳食後期の赤ちゃんは、手を使って食べ物をつかみ始めます。手を使って食べ物をつかむことで、手指の発達や食べ物を食べる力の向上に役立ちます。離乳食後期は、手づかみ食べを積極的にさせましょう。
離乳食後期の赤ちゃんは、味覚も発達し始めます。様々な味の離乳食を試して、赤ちゃんが好きな味を見つけてあげましょう。また、離乳食に調味料を加えても良いですが、塩分や砂糖の摂取量には注意しましょう。
つかみ食べし易いハンバーグなどの離乳食、豚肉と相性の良い食材と組み合わせた味のバリエーションを増やすことがポイントと言えるでしょう。
離乳食で豚肉を使う際は、下処理をすることが大切です。豚肉の下処理には、次の点に注意しましょう。
余分な脂肪を取り除くことで、豚肉のカロリーを抑えることができます。また、豚肉をよく火を通すことで、食中毒のリスクを減らすことができます。
脂肪分は、カロリー面だけでなく、消化吸収にも影響します。消化力が未熟な赤ちゃんには、消化しにくい脂肪は少なめにするのが基本です。