とうもろこしは、離乳食初期・ごっくん期(生後5〜6ヶ月)から与えることができます。必ず火を通してから与えるようにしましょう。
離乳初期は薄皮を取り除き、やわらかくゆでてから裏ごしするのがおすすめです。中期(生後7〜8ヶ月)になると、つぶして裏ごしし、水分量を減らしていきます。後期(生後9〜11ヶ月)では粗みじん切りにしたり、慣れてきたら半分に切ったり粒のまま与えられます。手づかみ食べではパンケーキやおやき、ハンバーグなどに混ぜるのもおすすめです。
とうもろこしはアレルギー症状が出にくい食材ですが、初めて与える時は少量から様子を見るようにしましょう。誤って気管に入るとむせるので、大人が見守りながら与えることが大切です。冷凍保存も可能で、1週間以内に食べきるのが目安となります。
とうもろこしは食物繊維や栄養が豊富で、甘みもあり離乳食に適した食材です。ただし薄皮の処理や固さに気をつけ、子どもの様子を見ながら進めていくことが大切ですね。缶詰を使う際は食塩や添加物の少ないものを選ぶのがおすすめです。
離乳食のとうもろこしには以下のような栄養素が含まれています。
とうもろこしは炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などバランスの取れた栄養が含まれており、離乳食に適した食材と言えます。甘みがあり赤ちゃんに好まれやすいのも特徴です。
とうもろこしは、まれに食物アレルギーを引き起こす可能性があります。
ただし、食品表示法で指定されているアレルギー物質28品目には該当しません。
とうもろこしを離乳食で与える際の注意点は以下の通りです。
アレルギー反応の症状としては、グズる、かゆみ、発疹などが考えられます。
とうもろこしは重篤なアレルギーを引き起こすリスクは比較的低いですが、初めて与える際は慎重に様子を見る必要があります。心配な場合は事前に小児科医に相談するのがよいでしょう。
うらごしコーンがゆ (5〜6ヶ月頃〜)
だし汁にごはんと裏ごししたコーンを入れて弱火で煮る
やわらかく茹でて刻んだブロッコリーを添える
コーンクリームがゆ (7〜8ヶ月頃〜)
クリームコーン缶をお湯で溶き、やわらかく炊いたごはんに加える
塩を少々加え、とろみがつくまで弱火で煮る
コーンのチーズ焼き (9〜11ヶ月頃〜)
コーンは茹でて粗みじん切りにする
溶き卵、牛乳、とろけるチーズ、コーンを混ぜ合わせる
油を熱したフライパンに流し入れ、蓋をして弱火で蒸し焼きにする
とうもろこしは甘みがあり彩りも良いので、離乳食のレパートリーが広がる食材です。ただし皮が固いので下ごしらえや調理の工夫が必要です。缶詰などを上手に活用しながら、子どもの成長に合わせて形態を変えて提供していきましょう。
調理のポイントは以下の通り。
離乳初期(5〜6ヶ月頃)
裏ごしをして、湯冷ましなどを加えてとろとろに調理します。クリームコーン缶なら裏ごしして水やだし汁でのばして与えられる
離乳中期(7〜8ヶ月頃)
裏ごしをして、徐々に水分を減らしていきます。慣れてきたら薄皮付きのペースト状でも可。
離乳後期(9〜11ヶ月頃)
粗みじん切りにして与えられます。慣れてきたら半分に切ったり、そのまま与えても良いです。薄皮をとるかは子どもの様子を見ながら判断しましょう。
離乳完了期(12ヶ月頃〜)
薄皮をとらずに小さじ1杯程度まで与えられます。
離乳食でとうもろこしを与える際の量の目安は、以下の通りです。
離乳食初期(5〜6ヶ月)
離乳食中期(7~8ヶ月)
離乳食後期(9~11ヶ月)
離乳食完了期(12ヶ月〜)
とうもろこしは甘みがあり、赤ちゃんに人気の食材です。月齢に合わせた量と固さで与えてあげましょう。
下ごしらえの仕方は、以下を参考にしてください。