離乳食後期の息子に、優しい甘さのバナナ蒸しパンを作ろうと意気込んだ私。しかし、出来上がったものはまさかのカチカチの物体!まるで石ころを握っているかのような衝撃的な固さに、思わず笑ってしまいました。
原因を探ってみると、なんとベーキングパウダーを入れ忘れていたのです!ふわふわに膨らむはずが、膨らむことなくぎゅっと詰まった蒸しパンになってしまったのです。
息子の反応も予想通り、困惑の表情。せっかく作ったのに、ほとんど食べてくれず、私の心はさらに重くなりました。
しかし、諦めずにリベンジを決意!今度はレシピをしっかり確認し、ベーキングパウダーをしっかり入れました。そして、蒸し時間を少し短くすることで、よりふわふわな食感を目指しました。
そして出来上がった2度目の蒸しパンは、大成功!息子もパクパクと美味しそうに食べてくれました。
今回の失敗から、レシピを正確に読むこと、そして蒸し時間は様子を見ながら調整することの大切さを学びました。
あと、失敗して色々調べたときに赤ちゃん用のホットケーキミックスを使うともっと簡単だということも知りました。
最初からコレ使っておけば…!
離乳食の後期(9ヶ月頃)から、赤ちゃんに蒸しパンを与えることができます。
蒸しパンを離乳食に使うメリットはいくつかあります。
赤ちゃんが嫌がる食材も、蒸しパンに入れれば食べさせられる…という点はけっこう大きいです。離乳食後も、野菜嫌いの子に、野菜入りおやつとして与えることもできるかも。
蒸しパンは最低限、ホットケーキミックスとレンジがあればできます。
安全に気を使うなら、アルミニウムフリーのホットケーキミックスを使うのが良いでしょう。離乳食用に気軽に使える、砂糖不使用タイプもあります。
今は、多くのホットケーキミックスがアルミフリーですが、激安品の中には表示がないものがあるので注意が必要かも。「グルテンフリー」と書いてあるものは、小麦粉ではなく米粉を使ってある小麦アレルギー対策品です。「砂糖不使用」の離乳食に使い勝手の良い品もあります。
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また、かさばる調理器具を増やしたくないな…というあなたには、フライパンに被せるだけで蒸し器になる調理器具もあります。
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食パンと比べると、蒸しパンは食感が柔らかく、食べやすいという特徴があります。
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離乳食後期の蒸しパンの目安量は25〜30g程度です。
これは、パン粥などに使う食パンの目安量と同等としています。
ただし、赤ちゃんが食パンにも慣れていない場合は、最初は5g程度から始め、徐々に量を増やしていくことをおすすめします。また、食パンにはパンの種類や材料によって栄養価が異なるため、できるだけ添加物の少ない手作りのものを使用することが望ましいでしょう。
さらに、食パンだけでなく、野菜や果物などの栄養素もバランスよく摂るように意識することが大切です。
蒸しパンを作るときは、カップケーキ用の耐熱容器でも良いですが、小分けされたリッチェル保存容器が便利。
出来上がったら、そのまま冷まして冷凍保存できます。使うときは、凍ったままでスルリと取れるので使いやすいです。
蒸しパンはおやつにも最適。つかみ食べをさせる場合も、あまり手が汚れないのも良いですね。赤ちゃんが食べやすい大きさに調整しやすい点もよいです。
ただ、市販のものを与える場合や、ホットケーキミックスを使って作る場合は、砂糖の有無や小麦、卵などのアレルギー物質に注意しましょう。特に砂糖や塩分が入ってなくて、市販で離乳食に使える蒸しパンは見当たらないんですよね。たぶん、粉を売るから各自で家で作ってください、ということなんでしょう。
離乳食後期までには、小麦や卵をすでにお試し済みのケースが多いと思いますが、もし始めて小麦や卵を与える…という場合は、蒸しパン以外にもっとシンプルなパン粥や、オムレツから試すのが良いと思います。念のため、かかりつけ医の診療時間中(平日の午前中とか)に試すのがベストでしょうね。
生焼けにも注意。
蒸し方が足りないと、内部にドロッとした生地が残ったままになります。蒸し終わったと思ったら、竹串などで指して、ドロドロがついてこないかチェックしましょう。
作りすぎて保存する場合、一応冷凍保存が可能ですが、電子レンジで再加熱するとガチガチに固くなったり、ぱさついたりすることが多いようです。
霧吹きで表面に水をかけてラップして軽くチンするか、蒸し器で軽めに再加熱することである程度ふっくら感が復活します。