玄米は、離乳食にはNGです。確かに、玄米は精白米に比べて栄養価が高いのですが、赤ちゃんの未発達な消化器官には負担が大きすぎるのです。
玄米が離乳食に適さない主な理由は、消化の悪さにあります。玄米は精白米と比較して食物繊維が豊富で、赤ちゃんの未熟な消化器官では十分に消化吸収することが困難です。そのため、離乳食期の赤ちゃんには与えないほうが賢明です。
大人にとって健康的な食品であっても、赤ちゃんの食事には必ずしも適していないことがあります。離乳食では、赤ちゃんの消化器官の発達に合わせた食材選びが重要です。
玄米クリームは、玄米の栄養価を活かしつつ、赤ちゃんや胃腸の弱い方でも食べやすい形に加工した食品です。通常の玄米と比べて消化吸収が良く、離乳食や介護食としても利用されています。
特徴はこんな感じ。
1. 消化しやすい:
玄米を丁寧に裏ごしして作られるため、通常の玄米よりも消化が容易です。
2. 栄養価が高い:
玄米本来の栄養素を保持しているため、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富です。
3. なめらかな食感:
クリーム状の滑らかな食感で、飲み込みやすくなっています。
玄米クリームは、離乳食や介護食、消化能力が落ちている病気のときにも使えるんですね。おかゆみたいな扱い。
手作りするにはこの手順。ただ、けっこうめんどくさい…。
1. 玄米を水に浸す(一晩)
2. 玄米を煎る
3. 水を加えて炊く
4. 裏ごしする
5. 再度加熱してクリーム状に仕上げる
市販の玄米クリームも多く販売されています。
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とはいっても、「全ての赤ちゃんにおすすめ」ってわけじゃありません。
個人差があって、赤ちゃんや体質によっては、玄米クリームでも消化に負担がかかる場合があります。
どうしても食べさせたいという場合は、少量与えて様子を見るのがいいでしょう。
結局結論としては、「赤ちゃんには玄米はやめといたほうが無難」ってことですね。
雑穀米は栄養価が高く、子供の成長に良いと考える親も多いですが、白米よりも消化が難しいため、与える時期には注意が必要です。専門家の意見によると、雑穀米を子供に与えるのは早くても1歳半頃からが適切とされています。
ただし、個人差があるため、以下の点に注意しましょう:
1. 少量から始める:最初は白米に少量の雑穀を混ぜるところから始めます。
2. 様子を観察する:便の状態や体調の変化に注意を払います。
3. 徐々に増やす:問題がなければ、少しずつ量を増やしていきます。
雑穀米には、ビタミンB群やミネラルなど、白米にはない栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は子供の成長や健康維持に重要な役割を果たします。
しかし、雑穀米は食物繊維が豊富なため、食べ過ぎるとお腹が緩くなる可能性があります。特に3歳未満の子供の場合は、消化器官がまだ完全に発達していないため、注意が必要です。
子供の健康と成長のために雑穀米を取り入れる際は、年齢や個々の発達状況を考慮し、慎重に進めることが大切です。
関連)雑穀米のデメリット