しめじは、離乳食中期頃から食べられる食材です。加熱してもクタクタにならないので、細かく刻んで離乳食にしてください。そのままでは食べづらいので、片栗粉でとろみをつけると食べやすくなります。
しめじには、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整え、便秘解消に効果的です。ビタミンB1は、糖質の代謝を助け、エネルギーに変えるのに役立ちます。ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康を維持するのに役立ちます。ビタミンDは、骨や歯の健康を維持するのに役立ちます。
しめじ、特にぶなしめじはカリウムが豊富に含まれているきのこ。
カリウムの良い点は、体内から塩分を排出しやすくなることです。離乳食後期(生後9~11ヶ月ごろ)は、離乳食に薄く味をつけ始める時期なので、ときどきぶなしめじを与えて赤ちゃんが塩分を吸収しすぎないようにしましょう。
ぶなしめじ自体はほぼカロリーゼロなので肥満などを気にせずに与えられます。
ただ、食物繊維が豊富なので消化はしにくいですね…。始めてのときは様子見で細かめに刻んで、少量づつはじめましょう。
しめじは、離乳食初期~中期にはやめておきましょう。
ぶなしめじは、卵と炒めると味付けを変えることで大人向けのおかずにもなります。
鶏ガラスープだけでうす―く味をつけて離乳食分を取り分けしたら、ごま油、塩コショウ、にんにくなどで味付けしましょう。
離乳食後期にもなると、食材はすりつぶさず、細かく刻む程度になってきて、大人向けのおかずとだいぶ近くなってきます。ただ、味付けだけは塩分少なめ、薄味にしましょう。
塩分が多すぎると、赤ちゃんの未熟な腎臓に負担をかけるんですね。
せっかくカリウム豊富なしめじを使うのに、塩分が多すぎたら意味無しです…。
「大根としめじの味噌汁」のように、大人向けの食事から離乳食分を取り分けて、効率的に調理できると良いですね。
しめじの離乳食の例を他にもいくつかご紹介します。
しめじとほうれん草のすりおろし
しめじとほうれん草を細かく刻んで、すりおろします。すりおろした野菜を、だし汁や母乳、ミルクなどで溶いて、離乳食のペースト状にします。
しめじの煮物
しめじを下茹でして、だし汁や水で煮ます。煮えたら、すりつぶして、とろみをつけます。
しめじの卵とじ
しめじを下茹でして、卵とじにします。
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