ハーブソルトの作り方は簡単
この記事のポイント
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初心者でも簡単!自家製ハーブソルト
ドライハーブやフレッシュハーブを使って、誰でも手軽に作れる基本のレシピを紹介します。
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風味を逃さない!長期保存の秘訣
湿気や劣化を防ぎ、作った時の香りと美味しさを長く保つためのプロの保存テクニックを解説します。
🍳
料理が劇的に変わる!絶品アレンジ術
肉料理や魚料理はもちろん、意外な和風アレンジまで、ハーブソルトの無限の可能性を引き出します。
ハーブソルトの簡単な作り方:基本の材料とドライハーブのコツ
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自家製ハーブソルト作りは、料理初心者の方でも驚くほど簡単です。基本の材料は「塩」と「ドライハーブ」の2つだけ。これだけで、市販品にも負けない風味豊かな
調味料が完成します。時短調理の頼もしい味方になってくれること間違いなしです。
🧂 材料選びのポイント
- 塩:塩はハーブソルトの味の土台となります。一般的には、ミネラルが豊富でまろやかな味わいの「岩塩」や「海塩」がおすすめです 。サラサラとした食塩よりも、少し粒子の粗いものを選ぶと、ハーブとの馴染みが良く、見た目もおしゃれに仕上がります。
- ドライハーブ:香りのベースとなるハーブは、作りたい料理のイメージに合わせて選びましょう。最初は1種類からでも良いですし、複数組み合わせることで、より複雑で奥行きのある香りになります 。
🌿 初心者におすすめのドライハーブ
- ローズマリー:肉料理との相性が抜群。特に鶏肉や豚肉の臭み消しと香り付けに効果的です。
- オレガノ:トマト系の料理やピザ、パスタによく合う爽やかな香りです 。イタリアン好きならぜひ加えたいハーブです。
- タイム:魚介類の臭みを消し、上品な香りをプラスしてくれます。煮込み料理にもおすすめです 。
- バジル:言わずと知れた人気のハーブ。爽やかで甘い香りは、どんな料理にも使いやすい万能選手です 。
- パセリ:彩りと穏やかな香りを添えてくれます。他のハーブとの繋ぎ役としても優秀です 。
👩🍳 基本の作り方 (ドライハーブ編)
- 塩を炒る:まず、フライパンに塩を入れて弱火で軽く炒ります 。これは塩に含まれる余分な水分を飛ばし、長期保存しやすくするためです 。塩がサラサラになったら火から下ろし、お皿などに広げて完全に冷まします。このひと手間が、固まりにくいハーブソルトを作るコツです。
- ハーブを細かくする:ドライハーブは、そのままでも使えますが、細かくすることで塩と均一に混ざり、香りも立ちやすくなります。すり鉢で軽くする、清潔なポリ袋に入れて手で揉む、あるいはフードプロセッサーにかけるなどの方法があります 。葉が大きいローズマリーなどは、少し細かくしておくと使いやすいでしょう。
- 混ぜ合わせる:完全に冷めた塩と、細かくしたドライハーブをボウルなどに入れて、スプーンでよくかき混ぜます。比率は「塩:ハーブ = 1:1」が基本ですが 、これはあくまで目安。ハーブの香りを強くしたい場合はハーブを多めに、塩味を効かせたい場合は塩を多めに、とお好みで調整してください。
- 保存容器に入れる:清潔で乾燥した密閉容器に移し替えたら完成です 。ガラス瓶などがおしゃれですが、ジップ付きの保存袋でも問題ありません。
この基本の作り方をマスターすれば、あとは自分だけのオリジナルブレンドを追求する楽しみが待っています。例えば、ニンニクパウダーやブラックペッパー、唐辛子などを加えれば、さらに
スパイシーで食欲をそそる一品になりますよ。
以下の参考リンクでは、様々なハーブの種類とその特徴が紹介されており、自分好みのブレンドを見つけるのに役立ちます。
ハーブソルトのおすすめ人気ランキング【2025年11月】 - マイベスト
ハーブソルト作り方:フレッシュハーブで香り高く仕上げるレシピ
ドライハーブの手軽さも魅力ですが、フレッシュハーブを使えば、比べ物にならないほど豊かで鮮烈な香りの「生ハーブソルト」を作ることができます。特別な日の料理や、おもてなしの場面で使えば、ゲストから歓声が上がること間違いなしです。
🌿 フレッシュハーブを使うメリット
最大のメリットは、その圧倒的な香りの良さです。乾燥させる過程で失われがちな、揮発性の繊細なアロマ成分がそのまま塩に移るため、料理に振りかけた瞬間に爽やかな香りが立ち上ります。見た目も鮮やかなグリーンで、食卓を華やかに彩ってくれます。
💧 成功の鍵は「水分」のコントロール
フレッシュハーブを使う上で最も重要なポイントは、水分を徹底的に取り除くことです 。水分が残っていると、塩が湿気るだけでなく、雑菌が繁殖して傷みの原因になります。
- 洗浄後:収穫または購入したハーブは優しく洗い、キッチンペーパーで挟むようにして丁寧に水気を拭き取ります。
- 乾燥:さらに、風通しの良い場所で30分〜1時間ほど広げて自然乾燥させるか、サラダスピナーを使うと効率的です。
👩🍳 香りを最大限に引き出す作り方 (フレッシュハーブ編)
- ハーブを刻む:水気を完全に取り除いたフレッシュハーブを、まな板の上で細かく刻みます。包丁で叩くように刻むと、ハーブの細胞が壊れて香りがより一層引き立ちます。ローズマリーのように硬い軸があるものは、葉だけをしごいて使います。
- 塩と混ぜる:ボウルに刻んだハーブと塩を入れ、フォークやすりこぎ棒などで、ハーブを塩にすり込むように混ぜ合わせます。ハーブの水分と香りが塩に移り、全体がしっとりとした緑色に変わっていきます。
- (オプション)軽く乾燥させる:長期保存性を少しでも高めたい場合は、混ぜ合わせたハーブソルトをクッキングシートを敷いた耐熱皿に広げ、電子レンジ(600W)で30秒〜1分ほど加熱して水分を飛ばす方法もあります 。ただし、加熱しすぎると香りが飛んでしまうので、様子を見ながら慎重に行いましょう。加熱後は、完全に冷ましてください。
- 保存:清潔な密閉容器に入れ、必ず冷蔵庫で保存します。フレッシュハーブを使ったものは日持ちしないため、1〜2週間を目安に使い切るようにしましょう 。
🍋 アレンジのアイデア
フレッシュハーブならではのアレンジとして、
レモンの皮をすりおろして加える「レモンハーブソルト」もおすすめです 。爽やかな柑橘の香りが加わり、特に魚料理や鶏肉のソテー、ドレッシングなどに最適です。この場合も、レモンの皮はよく洗って水気をしっかり拭き取ってから使いましょう。
ハーブソルトの保存方法:風味を逃さない長期保存と湿気対策のコツ
せっかく愛情を込めて作った自家製ハーブソルト。その豊かな風味と香りを、できるだけ長く楽しみたいですよね。ハーブソルトの最大の敵は「湿気」「光」「熱」「酸素」です。これらから守るための正しい保存方法を実践することで、作りたての品質を数ヶ月間キープすることが可能になります。
🏺 保存容器の選び方
まず基本となるのが、保存容器の選び方です。以下の条件を満たすものを選びましょう。
- 密閉性:湿気や空気に触れるのを防ぐため、蓋がしっかりと閉まることが最も重要です 。パッキン付きのガラス瓶や、スクリュー式の蓋のものが理想的です。
- 遮光性:光、特に紫外線はハーブの色や香りを劣化させる原因になります。透明なガラス瓶を使う場合は、戸棚の中など光の当たらない場所に保管しましょう。色付きの瓶を選ぶのも良い方法です。
- 清潔さ:使用する容器は、必ずきれいに洗浄し、完全に乾燥させてから使います。煮沸消毒やアルコール消毒をしておくと、雑菌の繁殖を防ぎ、より長持ちします 。
🌬️ 湿気を徹底的にブロックするテクニック
日本の気候は湿度が高いため、特に湿気対策は重要です。
- 乾燥剤を入れる:食品用の乾燥剤(シリカゲルなど)を容器の底に一つ入れておくだけで、湿気を吸い取り、ハーブソルトが固まるのを効果的に防げます 。お菓子の袋に入っているものを再利用しても良いでしょう。
- 脱酸素剤を入れる:より完璧を目指すなら、「脱酸素剤」を入れるのもおすすめです 。容器内の酸素を吸収し、ハーブの酸化を防ぎ、風味の劣化を遅らせることができます。
- やってはいけないこと:調理中の鍋やフライパンの上で、容器から直接ハーブソルトを振りかけるのは避けましょう 。湯気や湿気を一気に吸い込んでしまい、固まる原因になります。使う分だけをスプーンですくって使うのが正解です。
❄️ 冷蔵庫?常温?最適な保管場所
保管場所は、作ったハーブソルトの種類によって異なります。
| 種類 |
保管場所 |
注意点 |
保存期間の目安 |
| ドライハーブで作ったもの |
冷暗所(常温) |
直射日光やコンロ周りの熱を避ける 。 |
数ヶ月〜1年 |
| フレッシュハーブで作ったもの |
冷蔵庫 |
香りが飛びやすく、傷みやすいので早めに使い切る 。 |
1〜2週間 |
ドライハーブで作ったものは基本的に常温保存で問題ありませんが、冷蔵庫で保管するとハーブの緑色がより長持ちするというメリットもあります 。ただし、冷蔵庫から出した際に、室温との温度差で容器の表面に結露が生じ、それが湿気の原因になることがあるので注意が必要です 。使う時だけ手早く取り出し、すぐにしまうように心がけましょう。
ハーブソルトの使い方:肉料理や魚料理が劇的に変わるアレンジ術
自家製ハーブソルトは、ただの塩の代わりではありません。複数のハーブが織りなす香りのシンフォニーが、いつもの料理をレストランの一皿のように変身させてくれる魔法の調味料です。ここでは、基本的な使い方から、料理の腕が上がったと実感できる効果的なアレンジ術まで、幅広くご紹介します。
🍖 肉料理:下味でプロの味に
肉料理にハーブソルトは欠かせません。最大の効果は、味付けと同時に肉の臭みを消してくれることです 。
- 下味に:鶏肉、豚肉、牛肉などの塊肉やステーキ肉に、調理する30分〜1時間前にハーブソルトを揉み込んでおきます 。塩の浸透圧で余分な水分が抜け、旨味が凝縮されるとともに、ハーブの香りが肉の内部まで浸透します。
- グリル・ソテーに:シンプルに焼くだけでも、ハーブの香ばしい香りが食欲をそそります。特にチキンソテーやポークソテーにおすすめです。
- 煮込み料理に:カレーやシチュー、煮込みハンバーグなどの隠し味に少量加えると、味に深みと複雑さが生まれます 。
- 自家製ハム・ベーコンに:豚バラブロックなどにしっかりすり込んで数日間寝かせれば、本格的な自家製ベーコンやパンチェッタも作れます。
🐟 魚料理:臭みを消して風味をアップ
魚の生臭さが苦手という方でも、ハーブソルトを使えば美味しくいただけます。
- ソテー・ムニエルに:白身魚や鮭の切り身に振りかけて焼くだけで、地中海風の一品に。タイムやディル入りのハーブソルトが特によく合います。
- カルパッチョ・マリネに:新鮮な白身魚の刺身に、ハーブソルトと良質なオリーブオイル、レモン汁をかけるだけで、お洒落な前菜が完成します 。
- ハーブ焼きに:イワシやサンマなどの青魚にハーブソルトをまぶし、オリーブオイルをかけてオーブンで焼けば、香ばしいハーブ焼きになります。
🥗 その他のおすすめアレンジ
- フライドポテト・ローストポテト:揚げたて、焼きたてのポテトに振りかけるだけで、手が止まらなくなる美味しさに。
- ドレッシング:オリーブオイル、酢(またはレモン汁)、ハーブソルトを混ぜるだけで、簡単に自家製ドレッシングが作れます 。
- 卵料理:スクランブルエッグやオムレツ、ゆで卵にかけるだけで、いつもの朝食が少し贅沢になります 。
- スープ・パスタ:仕上げに一振りするだけで、香りが引き立ち、味が引き締まります。
- ハーブバター:室温に戻したバターにハーブソルトを練り込み、ラップで棒状に成形して冷やし固めます。トーストに塗ったり、ステーキに乗せたりと大活躍します。
- 天ぷらの付け塩:意外な組み合わせですが、和食である天ぷらの付け塩としても絶品です。特に、野菜や白身魚の天ぷらによく合います。
ハーブソルト作り方の応用編:意外と合う!和のハーブを使った和風アレンジ
「ハーブソルト」と聞くと、ローズマリーやバジルといった西洋のハーブを思い浮かべる方がほとんどでしょう。しかし、実は私たちの食卓に馴染み深い「和のハーブ」を使っても、非常に個性的で美味しい和風ハーブソルトを作ることができるのです。これは、まだ市販ではほとんど見かけない、まさに自家製ならではの楽しみ方。いつもの和食に新しい発見をもたらしてくれます。
🌿 和風ハーブソルトにおすすめの「和のハーブ」
日本の食文化には、料理の風味を引き立てる素晴らしい香味野菜がたくさんあります。
- 大葉(青じそ):爽やかな香りが特徴。刻んでフレッシュなまま塩と混ぜれば、冷奴や刺身、おにぎりにぴったりの「生しそソルト」になります。
- 三つ葉:上品で繊細な香りが魅力。お吸い物や和え物の仕上げに使うと、料亭のような本格的な風味をプラスできます。
- 山椒の葉(木の芽)/ 実山椒:ピリリとした刺激と爽快な香りが食欲をそそります。特に、うなぎの蒲焼や焼き鳥、鶏肉料理との相性は抜群です。乾燥させた実山椒を砕いて塩と混ぜるのが一般的です。
- みょうが:独特のシャキシャキした食感と爽やかな苦味。細かく刻んで塩と混ぜ、そうめんや冷奴の薬味として使えば、いつもと違う夏の味を楽しめます。
- 柚子の皮:香り高い柑橘の代表格。皮を薄くむき、白い部分が入らないようにして乾燥させ、細かく刻んで塩と混ぜます。焼き魚や鍋物の付け塩に最適です。
- 生姜(乾燥させたもの):体を温める効果でも知られる生姜。薄切りにして乾燥させた「ジンジャーパウダー」を塩と混ぜれば、豚の生姜焼きの下味や、スープの風味付けに使えるスパイシーなソルトになります。
👩🍳 和風ハーブソルトの作り方とコツ
作り方の基本は、西洋ハーブを使ったハーブソルトと同じです。
- 素材の準備:フレッシュな和ハーブを使う場合は、よく洗って水分を完全に拭き取ることが最も重要です。長期保存したい場合は、天日干しやフードドライヤー、電子レンジなどで乾燥させてから使います。柚子の皮や生姜は乾燥させやすい素材です。
- 細かくする:乾燥させたハーブはすり鉢でするか、フードプロセッサーで粉砕します。フレッシュなものは包丁で細かく刻みます。
- 塩と混ぜる:塩と準備した和ハーブを混ぜ合わせます。比率はお好みで調整してください。
✨ さらなる旨味をプラスする隠し味
和風ハーブソルトをさらに本格的にする秘訣は「うま味成分」を加えることです。
- 昆布茶・昆布粉末:少量加えるだけで、グルタミン酸のうま味が加わり、味にぐっと深みが出ます。
- かつお節の粉末:イノシン酸のうま味が加わり、魚介系のような風味豊かな味わいになります。
- 炒りごま:香ばしい風味と食感がプラスされ、和え物やおにぎりによく合うようになります。
🥢 和風ハーブソルトの意外な使い方
- おにぎり:ごはんに混ぜ込むだけで、風味豊かなごちそうおにぎりが完成します。特に、大葉や山椒、ごま入りのものがおすすめです。
- 焼き魚:塩焼きにする際に、普通の塩の代わりに使うだけで、料亭のような上品な仕上がりに。
- 豆腐料理:冷奴や湯豆腐に、醤油の代わりにパラリと振りかけるだけで、大豆の甘みが引き立ちます。
- お茶漬け:ご飯に和風ハーブソルトを振りかけ、お湯やお茶を注ぐだけで、香り高い即席お茶漬けが楽しめます。
このように、視点を少し変えるだけで、ハーブソルトの世界は無限に広がります。ぜひ、自由な発想であなただけのオリジナル和風ハーブソルト作りを楽しんでみてください。
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