鶏皮をノンフライヤーで美味しく調理
カリカリ鶏皮せんべいの作り方
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下処理が決め手
臭みの原因になる余分な脂肪を取り除き、塩と酒で揉み洗い。このひと手間で味が劇的に変わります。
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ノンフライヤーで焼く
200℃で15分が基本。皮が重ならないように並べ、カリッとした食感を目指します。
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魔法の鶏油
調理で出た黄金色の油は捨てずに活用!炒め物やスープに入れるだけでプロの味に。
鶏皮の臭みを完全除去!丁寧な下処理と下味のコツ
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ノンフライヤーで美味しい鶏皮
せんべいを作るための最初のステップは、丁寧な下処理です。この工程をしっかり行うことで、鶏皮特有の臭みがなくなり、ワンランク上の仕上がりになります。
鶏肉から剥がした皮、あるいはスーパーで安く売られている鶏皮には、美味しさの素である脂だけでなく、臭みの原因となる余分な脂肪やヌメリが付着しています 。まずは、この不快な臭みの元を徹底的に取り除くことから始めましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
- 余分な脂肪の除去:鶏皮を広げて内側を見てみましょう。黄色っぽい脂肪の塊が付いているのが分かります 。この部分が臭みと脂っこさの主な原因です。包丁の背や刃を使い、まな板に押し付けるようにして、この脂肪をしごき取るように丁寧に取り除きます 。全部を取り除くのは難しいですが、目立つ大きな塊を取るだけでも仕上がりが大きく変わります。
- 塩と酒での揉み洗い:次に、ボウルに鶏皮を入れ、塩少々と料理酒を振りかけます 。そして、手でしっかりと揉み込んでください。塩の浸透圧と酒の消臭効果により、鶏皮の表面のヌメリや残っている臭みの原因物質が浮き出てきます 。揉み洗いした後の水を見ると、白く濁っているのがわかります。これが臭みの元なので、水が透明に近くなるまで数回、流水でしっかりと洗い流しましょう。
- 茹でこぼし(時間がある場合):さらに完璧を目指すなら、「茹でこぼし」というひと手間を加えるのがおすすめです。鍋にお湯を沸かし、下処理した鶏皮を入れて3分ほど茹でます 。これにより、さらに余分な脂と臭みが抜け、よりクリアな味わいになります。茹で上がったらザルにあげ、冷水でさっと洗ってから水気を切ります。
- 水気を完全に拭き取る:下処理の最後の重要なポイントは、鶏皮の水分をキッチンペーパーで徹底的に拭き取ることです 。水分が残っていると、ノンフライヤーで加熱した際にカリッと揚がらず、べちゃっとした仕上がりになってしまいます。表も裏も、ペーパーで挟んで押さえるようにして、しっかりと水分を取り除きましょう。
下処理が終わったら、下味をつけます。定番は塩胡椒ですが、ここでひと工夫するのもおすすめです。ガーリックパウダーや
ハーブソルト、
カレー粉などを軽くまぶしておくと、風味豊かな鶏皮せんべいが楽しめます。下味をつけたら、いよいよノンフライヤーでの調理に進みます。
以下の参考リンクでは、鶏皮の下処理方法が写真付きで詳しく解説されています。
【板前レシピ】鶏皮(とりかわ)下処理/下ごしらえ
ノンフライヤーで鶏皮をカリカリにする究極の焼き方と設定温度
丁寧な下処理が終われば、いよいよノンフライヤーの出番です。誰でも簡単に、まるでお店のメニューのようなカリカリ・サクサクの鶏皮せんべいを作ることができます。ここでは、失敗しないための究極の焼き方のコツと、最適な温度・時間設定について詳しく解説します。
まず、成功の鍵を握るのが「
片栗粉」です 。下処理を終えた鶏皮に薄く片栗粉をまぶすことで、いくつかのメリットが生まれます。
- 縮みを防ぐ:鶏皮は加熱すると縮んで小さくなりがちですが、片栗粉が表面をコーティングすることで、縮みを最小限に抑え、食べ応えのある大きなせんべいに仕上げることができます 。
- カリカリ食感の向上:片栗粉が鶏皮から出る脂を吸いながら揚がるため、より一層カリッとした食感が生まれます。
- 油ハネの抑制:ノンフライヤー庫内での油の飛び散りを抑える効果も期待できます。
片栗粉をまぶす際は、ポリ袋に鶏皮と片栗粉を入れてシャカシャカ振るのが最も簡単で均一に仕上がります 。一枚ずつ丁寧にまぶすことで、鶏皮同士がくっつくのを防げます 。
次に、ノンフライヤーでの焼き方です。以下のポイントを押さえましょう。
基本的な温度と時間
ノンフライヤーの機種によって多少異なりますが、一般的には以下の設定が目安となります。
- 温度:180℃〜200℃
- 時間:合計15分〜20分
まずは
200℃で10分〜15分加熱してみましょう 。バスケットに鶏皮を並べる際は、決して重ねず、一枚一枚広げて置くことが重要です 。皮同士が重なっていると、その部分に熱が均一に伝わらず、カリッと仕上がりません。
焼きのコツとテクニック
- 途中で裏返す:焼き始めてから8分〜10分ほど経過したところで一度バスケットを取り出し、鶏皮を裏返しましょう。これにより、両面がムラなくカリカリになります。裏返した後、さらに5分〜10分、様子を見ながら加熱します 。
- 途中でカットする:ある程度火が通って少し硬くなってきたタイミング(開始8分後など)で一度取り出し、キッチンバサミで食べやすい大きさにカットする方法もおすすめです 。こうすることで、火の通りがさらに均一になり、最終的に小さなチップス状に仕上げることができます。
- 仕上がりの確認:加熱時間はあくまで目安です。鶏皮の厚みや量によって最適な時間は変わります。最後の数分はこまめに焼き加減をチェックし、お好みの色づきとカリカリ感になったら完成です。色が薄い場合は、数分ずつ追加で加熱してください。
これらのポイントを実践すれば、油で揚げるよりもヘルシーで、後片付けも簡単な絶品鶏皮せんべいが完成します。ぜひ、ご家庭のノンフライヤーで最高のカリカリ食感を実現してみてください。
鶏皮が絶品おつまみに!マンネリ打破のやみつきアレンジレシピ
ノンフライヤーで作った基本の鶏皮せんべいは、塩胡椒だけでも十分美味しいですが、少しのアレンジでさらに楽しむことができます。ここでは、いつもの味に変化をつけたい時や、おもてなしにも使える、マンネリを打破する「やみつきアレンジ
レシピ」をいくつかご紹介します。家族も喜ぶこと間違いなしのアイデアで、鶏皮
おつまみのレパートリーを広げましょう。
フレーバーを変えて楽しむ「ふりふり鶏皮チップス」
ノンフライヤーで焼きあがった熱々の鶏皮せんべいをボウルやポリ袋に入れ、お好みのスパイスや
調味料を加えて振るだけで、様々なフレーバーが楽しめます。
- カレー&コンソメ味:食欲をそそるスパイシーな味わい。お子様にも人気です。カレー粉とコンソメ顆粒を1:1で混ぜて振りかけます。
- ガーリック&青のり味:香ばしいにんにくの風味と青のりの磯の香りが絶妙にマッチ。ビールが止まらなくなる組み合わせです。ガーリックパウダーと青のりをたっぷり振りかけましょう。
- 七味&山椒味:ピリッとした辛さと爽やかな香りが特徴の大人向けフレーバー。日本酒や焼酎との相性も抜群です。
- チーズ&ブラックペッパー味:粉チーズと粗挽きの黒胡椒をかければ、ワインにも合う洋風おつまみに変身します。
さっぱり美味しい「鶏皮ポン酢」
カリカリに焼き上げた鶏皮せんべいを、定番の居酒屋メニュー風にアレンジ。作り方はとても簡単です。
- 器に鶏皮せんべいを盛ります。
- 大根おろしをたっぷり乗せます。
- 刻みネギや刻み海苔を散らします。
- ポン酢を回しかければ完成です。
カリカリの食感と、大根おろしとポン酢のさっぱりとした味わいが絶妙なバランス。箸休めにも最適な一品です。
食感のアクセントに「サラダのトッピング」
細かく砕いた鶏皮せんべいを、シーザーサラダやグリーンサラダの上にトッピングとして散らすのもおすすめです 。クルトンのようなカリカリとした食感が加わり、サラダ全体の満足感をアップさせてくれます。鶏の旨味もプラスされるので、ドレッシングはシンプルなものでも美味しくいただけます。
これらのアレンジはどれも手軽にできるものばかりです。ぜひ、基本の鶏皮せんべいに慣れたら、様々なアレンジを試して、お気に入りの味を見つけてみてください。
捨てたら損!調理で出た鶏油の意外な活用法と自家製ラー油の作り方
ノンフライヤーで鶏皮を調理すると、バスケットの底には黄金色の美しい油がたまります。これこそが、鶏の旨味が凝縮された「鶏油(チーユ)」です 。多くの方がこれを捨ててしまいがちですが、実はこの鶏油は様々な料理を格段に美味しくする万能調味料なのです。ここでは、その意外な活用法と、少し変わった自家製ラー油の作り方をご紹介します。
鶏油の基本的な活用法
鶏油は、
中華料理やラーメンによく使われる風味油で、料理に深いコクと香りを与えてくれます 。
- 炒め油として:いつもの野菜炒めやチャーハンの炒め油を鶏油に変えるだけで、驚くほど風味豊かになります 。特にお米を鶏油でコーティングするように作るチャーハンは、一粒一粒に鶏の旨味が染み渡り、プロの味に近づきます。
- スープの風味付けに:シンプルな中華スープやインスタントラーメンに、仕上げに小さじ1杯の鶏油を垂らすだけで、本格的な鶏ガラのような深い味わいが加わります 。ゴマ油の代わりとして使うイメージです。
- パスタソースに:意外かもしれませんが、ペペロンチーノなどオイルベースのパスタにもよく合います。オリーブオイルの一部を鶏油に置き換えることで、さっぱりとしつつもコクのある一皿になります 。
- 炊き込みご飯に:お米を炊く際に、鶏油を少し加えてみてください。ご飯全体に鶏の風味が広がり、冷めても美味しくいただけます。
【独自視点】鶏油で作る!自家製「食べるラー油」
鶏油を使えば、市販のものとは
一味違う、風味豊かでマイルドな辛さの「食べるラー油」を手作りできます。鶏の旨味が加わることで、辛さだけでなく深いコクが楽しめます。
材料:
- 鶏油:100ml
- 一味唐辛子または粗挽き唐辛子:大さじ2〜3
- フライドオニオン、フライドガーリック:各大さじ2
- 長ネギの青い部分:1本分(みじん切り)
- 生姜:1かけ(みじん切り)
- 醤油:小さじ1
- 砂糖:小さじ1/2
- 塩:少々
作り方:
- 小さな鍋に鶏油、長ネギ、生姜を入れて弱火にかけます。
- 香りが立って、ネギが少し色づくまでじっくり加熱します。
- 火を止め、耐熱ボウルに用意した唐辛子、フライドオニオン、フライドガーリックの上に、2の熱い油を「ジュッ」と音を立てるように注ぎます。※油ハネに注意してください。
- すぐに混ぜ合わせ、醤油、砂糖、塩を加えて味を調えます。
- 粗熱が取れたら清潔な瓶に入れて保存します。
この自家製ラー油は、
餃子のタレや冷奴、ご飯のお供はもちろん、和え物や炒め物の味付けにも使え、料理の幅を大きく広げてくれます。鶏皮を調理した際の副産物から、これほど美味しい調味料が作れるのは驚きですよね。ぜひお試しください。
作り置きもOK!鶏皮せんべいの正しい保存方法とサクサク食感が蘇る温め直し方
ノンフライヤーで一度にたくさん作った鶏皮せんべいは、正しい方法で保存すれば、
作り置きしておくことが可能です。しかし、時間が経つとどうしても湿気てしまい、せっかくのサクサク食感が失われがちです。ここでは、美味しさを長持ちさせる保存方法と、あの出来立ての食感を復活させる温め直しの秘訣について詳しく解説します。
鶏皮せんべいの保存方法
まず最も重要なのは、鶏皮せんべいを
完全に冷ますことです。熱いまま容器に入れてしまうと、蒸気がこもって湿気の原因になります。焼きあがったらキッチンペーパーや網の上で広げ、粗熱をしっかりと取ってください。
- 冷蔵保存:完全に冷めた鶏皮せんべいを、ジップロックのような密閉できる袋や、蓋付きの密閉容器に入れます。この際、容器の中に乾燥剤(お菓子などに入っているシリカゲル)を一緒に入れておくと、湿気を吸ってくれるので、より長持ちします。冷蔵庫で保存し、2〜3日を目安に食べきりましょう。冷蔵すると鶏皮に残った脂が白く固まることがありますが、品質に問題はありません 。
- 冷凍保存:より長期間保存したい場合は、冷凍がおすすめです。冷蔵保存と同様に、密閉袋や容器に入れて冷凍庫へ。この場合、約1ヶ月は美味しく保存できます。冷凍したものは、食べる際に温め直しが必要です 。
サクサク食感を復活させる温め直しのコツ
湿気てしまったり、冷蔵・冷凍保存したりした鶏皮せんべいの食感を復活させるには、温め方が非常に重要です。
❌
電子レンジはNG
手軽さから電子レンジを使いたくなりますが、これはおすすめできません。
マイクロ波で加熱すると、鶏皮内部の水分が温められてしまい、カリッとするどころか、むしろフニャフニャの食感になってしまいます 。
⭕
おすすめはオーブントースター or ノンフライヤー
サクサク感を復活させるのに最適なのは、高温で水分を飛ばしながら加熱できる調理器具です。
- オーブントースターを使う場合:アルミホイルを一度くしゃくしゃにしてから広げ、その上に鶏皮せんべいを並べて加熱します。こうすることで、余分な脂がアルミホイルの凹凸に落ち、ベタつくのを防げます。数分加熱し、表面がカリッとしてきたらOKです。焦げやすいので、目は離さないようにしましょう。
- ノンフライヤーで再加熱する場合:調理した時と同じように、ノンフライヤーのバスケットに鶏皮せんべいを並べ、180℃〜200℃で2〜3分加熱します。これが最も確実に出来立ての食感に近づける方法です。冷凍したものを温める場合は、少し長めに加熱してください。
これらの方法で温め直せば、作り置きした鶏皮せんべいでも、いつでも手軽にあの最高のサクサク食感を楽しむことができます。多めに作っておけば、急なおつまみの需要にもすぐに応えられますね。
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