スイートポテトのノンフライヤー調理
この記事のポイント
🍠
基本のレシピ
ノンフライヤーで簡単!失敗しない基本のスイートポテトの作り方を解説します。
✨
さつまいもの選び方
品種ごとの特徴を知って、もっと美味しく!プロが教える見分け方のコツを紹介します。
💡
意外なアレンジ
いつもの味に変化を!スパイスを使った、お店のような本格的な味わいに挑戦します。
スイートポテトをノンフライヤーで!基本の簡単レシピと材料
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ノンフライヤーを使えば、オーブンがなくても外はカリッと香ばしく、中は驚くほどしっとりなめらかなスイートポテトが、誰でも簡単に作れます。油で揚げないのでヘルシーなのも嬉しいポイントですね。まずは、基本のレシピと材料からご紹介します。
【材料(作りやすい分量:約8個分)】
- さつまいも:1本(正味300g程度)
- 砂糖:大さじ3~4(さつまいもの甘さに応じて調整)
- バター(有塩または食塩不使用):30g
- 牛乳または生クリーム:大さじ3
- 卵黄:1個分(つや出し用)
- 黒いりごま:適量
- (お好みで)ラム酒:小さじ1
【作り方】
- 🍠さつまいもの下準備
さつまいもは皮をむき、1cm程度の輪切りまたはいちょう切りにします。アクが強いので、変色を防ぎ、えぐみを抜くために5分ほど水にさらしましょう。 その後、水気を切ります。
- 🥣加熱して潰す
耐熱容器にさつまいもを入れ、ふんわりとラップをかけます。600Wの電子レンジで約6~8分、竹串がスッと通るくらい柔らかくなるまで加熱してください。 熱いうちにマッシャーやフォークで丁寧につぶします。ここで裏ごしすると、さらに口当たりがなめらかになりますが、少し塊が残っているのも素朴で美味しいです。
- 🧈材料を混ぜる
熱いうちにバターと砂糖を加え、ゴムベラでよく混ぜ合わせます。バターのコクと砂糖の甘さが全体に馴染んだら、牛乳(または生クリーム)を少しずつ加えて混ぜ、お好みの固さに調整します。 お好みでラム酒を加えると、風味が格段にアップし、お店のようなリッチな味わいになります。
- 👨🍳成形する
生地を8等分にし、俵形や丸形など、お好みの形に整えます。ラップを使うと手が汚れず、綺麗に成形できます。
- 🍳ノンフライヤーで焼く
ノンフライヤーのバスケットにクッキングシートを敷き、成形したスイートポテトを並べます。表面にハケで卵黄を薄く塗り、黒ごまを散らします。 180℃に予熱したノンフライヤーで10~15分、表面にこんがりと美味しそうな焼き色がつくまで加熱します。
たったこれだけで、絶品スイートポテトの完成です!ノンフライヤーならではの、外側のカリッとした食感と、中のホクホクしっとり感のコントラストをお楽しみください。
スイートポテトがもっと美味しくなる!さつまいもの選び方と品種
スイートポテトの味を左右する最も重要な要素、それは主役である「さつまいも」です。どの品種を選ぶかによって、食感や甘さが大きく変わります。ここでは、スイートポテト作りにおすすめの品種と、美味しいさつまいもの見分け方をご紹介します。
スイートポテトにおすすめのさつまいも品種
さつまいもは、食感によって「ほくほく系」「ねっとり系」「しっとり系」の3タイプに分けられます。 なめらかで濃厚なスイートポテトを作るなら、「ねっとり系」や「しっとり系」の品種を選ぶのが成功の秘訣です。
品種別特徴比較表
| 品種名 |
食感タイプ |
特徴 |
甘さレベル |
| 紅はるか |
ねっとり系 |
水分が多く、加熱すると非常に甘く、ねっとりとした食感に。濃厚でクリーミーなスイートポテトに仕上がります。 |
★★★ |
| 安納芋 |
ねっとり系 |
オレンジ色の果肉が特徴。水分が多く、焼くと蜜があふれるほど甘くクリーミー。まるでカスタードのような味わいです。 |
★★★ |
| シルクスイート |
しっとり系 |
その名の通り、絹のようになめらかな舌触り。上品な甘さで、しっとりとした食感が楽しめます。 |
★★☆ |
| 鳴門金時 |
ほくほく系 |
上品な甘さと、栗のようなほくほくとした食感が特徴。昔ながらの素朴なスイートポテトを作りたい方におすすめです。 |
★☆☆ |
| 紅あずま |
ほくほく系 |
繊維質が少なく、加熱すると黄色が鮮やかに。上品な甘みとほくほく感を両立したバランスの良い品種です。 |
★★☆ |
美味しいさつまいもの見分け方 🔍
せっかくなら、新鮮で美味しいさつまいもを選びたいですよね。以下のポイントをチェックしてみてください。
- 色と形:皮の色が均一で鮮やか、ふっくらとしていて紡錘形(真ん中が太く両端がすぼまっている形)のものが良いとされています。
- 表面:傷や黒い斑点がなく、表面がなめらかなものを選びましょう。ひげ根が少ない方が、繊維が少なく口当たりが良くなります。
- 重さ:手に持った時にずっしりと重みを感じるものは、水分がしっかり含まれている証拠です。
- 蜜の跡:皮に黒い蜜のような跡(ヤラピンという成分)が付着しているものは、糖度が高い傾向にあります。
品種と見分け方のコツを押さえるだけで、スイートポテトの美味しさが格段にアップします。ぜひ、お気に入りのさつまいもを見つけてみてください。
スイートポテトをヘルシーに!生クリームなし・卵なしのアレンジレシピ
「カロリーが気になる」「アレルギーがあって卵や乳製品は控えたい…」そんな方でも楽しめる、ヘルシーなアレンジレシピをご紹介します。生クリームや卵を使わなくても、工夫次第で十分美味しく作ることができます。
🥛 生クリームの代用品
濃厚なコクを出す生クリームですが、他の材料でも代用可能です。
- 牛乳:最も手軽な代用品。生クリームよりもさっぱりとした仕上がりになります。
- 豆乳:牛乳よりもさらにあっさり。大豆の優しい風味がさつまいもと意外にもマッチします。
- ヨーグルト(無糖):ほんのりとした酸味が加わり、爽やかな後味になります。さつまいもの甘みを引き立ててくれます。
- 練乳:甘さとミルクのコクを同時にプラスできます。加える際は、砂糖の量を減らして調整してください。
🥚 卵なしで作るには?
つや出しに使われる卵黄ですが、なくても美味しく作れます。アレルギーが心配な方や、卵を買い忘れた時でも安心です。
- みりんを塗る:卵黄の代わりにみりんを表面に塗ってから焼くと、自然な甘さと照りが出ます。
- はちみつやメープルシロップを塗る:少量のはちみつやメープルシロップを水で少しのばして塗ると、美しい焼き色と風味の良い甘さがプラスされます。
- 何も塗らない:シンプルにそのまま焼いても、ノンフライヤーなら表面がカリッと仕上がり、素朴な美味しさが楽しめます。
これらの代用品を使うことで、カロリーを抑えつつ、アレルギーのある方でも安心して食べられるスイートポテトが作れます。 体に優しいおやつは、お子様にもぴったりですね。
スイートポテトの美味しさ長持ち!冷凍保存と解凍のコツ
たくさん作ったスイートポテトは、冷凍保存しておくと便利です。お弁当のおかずや、ちょっと小腹が空いた時のおやつに大活躍します。正しい方法で冷凍・解凍すれば、美味しさを損なわずに長持ちさせることができます。
【冷凍保存の方法】
スイートポテトの冷凍は、「焼く前」と「焼いた後」の2つのタイミングで可能です。
- 焼く前に冷凍する場合
- 成形したスイートポテトを、一つずつラップでぴったりと包みます。
- 金属製のバットなどに並べて冷凍庫へ。急速に冷凍することで品質の劣化を防ぎます。
- 完全に凍ったら、ジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫で保存します。
- メリット:焼きたての味を楽しめる。
- 保存期間:約1ヶ月
- 焼いた後に冷凍する場合
- 焼きあがったスイートポテトの粗熱を完全にとります。
- 一つずつラップでぴったりと包み、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍します。
- メリット:解凍してすぐに食べられる手軽さ。
- 保存期間:約2~3週間
【解凍方法】
冷凍したスイートポテトは、食べ方によって解凍方法を選びましょう。
- 自然解凍:食べる数時間前に冷蔵庫に移すか、常温で1〜2時間ほど置いておくと解凍できます。 お弁当に入れる場合は、冷凍のまま入れてお昼頃にちょうど良く解凍されるので便利です。 しっとりとした食感が保たれやすい方法です。
- 電子レンジで解凍:すぐに食べたい時は電子レンジが便利です。1個あたり500Wで30秒~1分程度、様子を見ながら加熱してください。 加熱しすぎると水分が飛んでパサパサになる可能性があるので注意が必要です。加熱後に10分ほど置くと、熱が均一に伝わり美味しくなります。
- 半解凍でアイスのように:常温で少しだけ解凍した「半解凍」の状態で食べると、まるでスイートポテトアイスのような新食感が楽しめます。
正しい保存方法で、美味しいスイートポテトを長く楽しみましょう。
スイートポテトの意外な組み合わせ!カルダモンで本格スパイシー風味に挑戦
スイートポテトといえばシナモンの甘い香りが定番ですが、たまには気分を変えて、意外なスパイスとの組み合わせを楽しんでみませんか? いつものスイートポテトが、まるで専門店のデザートのように、ぐっと本格的で大人な味わいに変身します。
今回特におすすめしたいのが、「スパイスの女王」とも呼ばれるカルダモンです。 柑橘のような爽やかさと、ほんのりスパイシーでエキゾチックな香りが特徴で、さつまいもの甘みを引き立てつつ、後味をすっきりとさせてくれます。
【カルダモン風味のスイートポテト レシピ】
基本のレシピに、ほんの少し加えるだけでOKです。
- 加えるタイミング:さつまいもを潰し、バターや砂糖などと一緒に混ぜるタイミングで、カルダモンパウダーを2~3振り加えてください。
- 量の目安:香りが強いスパイスなので、最初は少量から試して、お好みの風味に調整するのがおすすめです。
- 相性の良い他のスパイス:カルダモンに加えて、ジンジャーパウダーやブラックペッパーをほんの少し加えると、さらに香りに深みと複雑さが生まれます。
実際に、DEAN & DELUCAでは、カルダモン、タイム、ブラックペッパー、ガーリック、ジンジャーなどをブレンドした「カルダモンマサラソルト」を使ったスイートポテトレシピが紹介されており、その意外な組み合わせが注目されています。 甘いとしょっぱい、スパイシーが融合した「甘じょっぱい」味わいは、一度食べるとやみつきになるかもしれません。
その他の意外なスパイス&ハーブ
- クローブ:甘く濃厚な香りで、少量加えるだけでオリエンタルな雰囲気に。
- ナツメグ:ハンバーグなどに使われることが多いですが、乳製品との相性が良く、スイートポテトに加えると深みとコクが増します。
- クミン:カレーのようなエスニックな香りが、さつまいもの甘さと意外なほど好相性。 新しい味覚の発見があるかもしれません。
これらのスパイスを使えば、おもてなしにもぴったりの、一味違ったおしゃれなスイートポテトが完成します。ぜひ、勇気を出して新しい味の扉を開いてみてください。
さつまいもの栄養価については、以下のリンクも参考になります。ビタミンCや食物繊維が豊富で、美容と健康にも嬉しい食材です。
さつまいもの種類や栄養について、より詳しく知りたい方は農林水産省のページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1911/01.html
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