茶碗蒸しをノンフライヤーで!失敗しない簡単な作り方とコツ

茶碗蒸しをノンフライヤーで!失敗しない簡単な作り方とコツ

茶碗蒸しをノンフライヤーで

この記事のポイント
🥚
失敗しない黄金比

卵とだしの割合は1:3が基本!なめらか食感の秘訣です。

🔥
温度管理も簡単

難しい火加減は不要!ノンフライヤーが自動で調整してくれます。

🍲
広がるアレンジ

和風だけでなく、洋風や中華風など、レシピは無限大です。

茶碗蒸しの基本!ノンフライヤーでの簡単な作り方と失敗しないコツ

 

「茶碗蒸しって、お店で食べるもの」「家で作るのは難しそう…」そんな風に思っていませんか? 実は、ノンフライヤーを使えば、誰でも簡単にお店のような「なめらかぷるぷる」の茶碗蒸しを作ることができるんです。 ここでは、失敗しないための基本的な作り方と、美味しく仕上げるための重要なコツを詳しくご紹介します。

🥚 成功の鍵は「卵液」にあり!黄金比となめらかさの秘訣

美味しい茶碗蒸し作りの第一歩は、何を隠そう「卵液」にあります。 この卵液の出来が、最終的な食感を大きく左右するのです。いくつかポイントがありますが、どれも簡単なことばかりなので、ぜひ押さえておきましょう。

  • 卵とだしの黄金比は「1:3」:これが、なめらかな食感を生み出すための最も重要なポイントです。 卵1個(約50g)に対して、だし汁を150ml使うのが基本と覚えておきましょう。卵が多すぎると固くなり、だしが多すぎると固まりにくくなります。
  • 卵は切るように混ぜる:ボウルに卵を割り入れたら、泡立てないように菜箸で左右に動かし、卵白のコシを切るように混ぜるのがコツです。ここで泡立ててしまうと、「ス」が入る原因になってしまいます。
  • 卵液は必ず「こす」:混ざった卵液を目の細かいザルや茶こしで一度こしましょう。 このひと手間で、卵白の塊(カラザ)や溶けきらなかった卵白が取り除かれ、驚くほどなめらかな口当たりになります。
  • だしは人肌に冷ます:熱いだし汁をそのまま卵と混ぜてしまうと、卵が熱で固まってしまい、ダマの原因になります。だし汁は必ず人肌程度に冷ましてから使いましょう。

🔥 ノンフライヤーでの加熱手順とコツ

卵液が完成したら、いよいよノンフライヤーで加熱していきます。蒸し器や鍋と違い、火加減の調整が不要なのがノンフライヤーの最大のメリットです。 ほったらかしで美味しい茶碗蒸しが完成しますよ。
【基本的な作り方】

  1. 耐熱容器にお好みの具材(鶏肉、しいたけ、かまぼこ、三つ葉など)を入れます。
  2. 準備しておいた卵液を、具材を入れた容器にそっと注ぎ入れます。
  3. 容器の口をアルミホイルでしっかりと覆います。 これは、加熱中に水滴が茶碗蒸しの中に落ちて表面がデコボコになるのを防ぐためと、均一に熱を伝えるための重要な工程です。
  4. ノンフライヤーのバスケットに少し水を入れ(機種によります)、容器を並べます。
  5. 温度を160℃~180℃に設定し、15分~20分程度加熱します。 加熱時間は、お使いのノンフライヤーの機種や容器の大きさ、具材の量によって調整してください。
  6. 加熱が終わったら、竹串などを刺してみて、透明な汁が出てくれば完成の合図です。 もし濁った液が出てきたら、様子を見ながら数分ずつ追加で加熱してください。

蒸し器を使わない茶碗蒸しの作り方はこちらのリンクも参考になります。
これでコツがわかる!茶碗蒸しの基本|【ヒガシマル醤油】

茶碗蒸しが固まらない、スが入る…ノンフライヤーでの失敗原因と対策

手軽なノンフライヤーでも、ちょっとしたことで失敗してしまうこともあります。しかし、ご安心ください。原因と対策を知っておけば、もう失敗することはありません。代表的な失敗例である「スが入る」「固まらない」の原因と、その対策を詳しく見ていきましょう。

😱 茶碗蒸しに「ス」が入ってしまう原因と対策

せっかく作った茶碗蒸しの表面や内部に、小さな穴がたくさん空いてしまう「スが入る」という現象。これは、見た目が悪いだけでなく、食感も悪くなってしまう悩みのタネです。 スが入る主な原因は、加熱温度が高すぎることにあります。 卵液は急激に高温で加熱されると、中の水分が沸騰して気泡となり、それが「ス」の正体になるのです。
【対策】

  • 低温でじっくり加熱する:ノンフライヤーの温度設定を少し下げてみましょう。レシピの時間より少し長くかかっても、低温でじっくり火を通すことで、なめらかに仕上がります。
  • アルミホイルでしっかり蓋をする:前述の通り、アルミホイルは熱を均一に伝える役割も担っています。熱が直接当たりすぎるのを防ぎ、穏やかに加熱することができます。
  • 卵液を混ぜすぎない:卵液を作る際に泡立ててしまうと、その気泡がスの原因になることもあります。 卵を溶くときは、泡立て器ではなく菜箸を使い、コシを切るように静かに混ぜましょう。

これらの対策を講じてもスが入ってしまう場合は、お使いのノンフライヤーのパワーが強い可能性があります。設定温度をさらに10℃ほど下げて試してみてください。

🤔 茶碗蒸しが「固まらない」原因と対策

加熱時間が過ぎたのに、茶碗蒸しが液体状のまま固まらない…。これもよくある失敗の一つです。 主な原因は、加熱温度が低すぎること、または卵液の水分量が多すぎることが考えられます。
【対策】

  • 加熱温度と時間を見直す:まずは設定温度が低すぎないか確認しましょう。レシピ通りの温度でも固まらない場合は、少し温度を上げるか、加熱時間を延長してみてください。 数分ずつ様子を見ながら追加熱するのがおすすめです。
  • 卵とだしの比率を確認する:黄金比は「1:3」ですが、使用する卵のサイズや、水分が多い具材(豆腐など)を入れる場合は、だし汁の量を少し減らすと固まりやすくなります。
  • 容器の材質や大きさを考慮する:厚手の陶器や深さのある容器は、熱が伝わるのに時間がかかります。いつも同じ容器で作るようにすると、ご家庭のノンフライヤーに合った最適な加熱時間が見つかりやすくなりますよ。

固まらないからといって、慌てて高温で一気に加熱するのは禁物です。表面だけ固まって中はどろどろ、ということになりかねません。じっくりと、中心まで熱が伝わるように加熱してあげましょう。

茶碗蒸しのマンネリ打破!定番から意外なアレンジレシピまで

基本的な作り方をマスターしたら、次はアレンジに挑戦してみませんか? 茶碗蒸しは、実はどんな具材や味付けとも相性が良い、可能性に満ちた料理なのです。 いつもの和風味に飽きたら、洋風や中華風に挑戦してみましょう。意外な組み合わせが、新しい美味しさを発見させてくれるかもしれません。

🇮🇹 洋風アレンジで新しい扉を開く

いつものだし汁をコンソメスープに変えるだけで、一気に洋風の一品に早変わりします。 チーズやトマト、きのこ類との相性は抜群です。

  • とろ〜りチーズの洋風茶碗蒸し:卵液に粉チーズを混ぜ込み、具材にはベーコンやブロッコリーを。仕上げにピザ用チーズを乗せて加熱すれば、子どもも喜ぶグラタン風の一品になります。
  • 完熟トマトイタリアン茶碗蒸し角切りにしたトマトとバジルを具材に。コンソメ味の卵液で蒸し上げ、仕上げにオリーブオイルと黒胡椒をかければ、まるでおしゃれな前菜のよう。 冷やして食べても美味しいですよ。
  • きのこポタージュ風茶碗蒸し:だし汁の代わりに、市販のきのこポタージュスープを使って作る驚きのアレンジ。濃厚でクリーミーな味わいが楽しめます。

洋風アレンジの参考になるレシピはこちら。
【ココロもカラダも温まる♪】茶碗蒸し【第四回:洋風アレンジレシピ】|ヤマサ醤油株式会社

🇨🇳 中華風アレンジで本格的な味わいを

だし汁を鶏ガラスープに変え、ごま油を少し加えれば、あっという間に本格的な中華風茶碗蒸しが完成します。 豆乳を使ったヘルシーなアレンジもおすすめです。

  • 海鮮たっぷり中華風茶碗蒸しエビやホタテ、カニカマなどの海鮮をたっぷり入れて。鶏ガラスープベースの卵液で蒸し、仕上げにネギとごま油をたらり。食欲をそそる香りがたまりません。
  • 豆乳で作るヘルシー中華風茶碗蒸し:だしの代わりに豆乳を使うと、より一層なめらかで優しい味わいになります。 具材は入れずにシンプルに仕上げ、食べる際に醤油ベースのタレやラー油をかけていただくのがおすすめです。
  • ピリ辛!酸辣湯(サンラータン)風茶碗蒸し:鶏ガラスープに酢とラー油、胡椒を加えて酸辣湯風の卵液を作ります。具材には細切りのタケノコやしいたけ、豆腐などを。食欲がない時でもさっぱりと食べられる一品です。

【独自視点】茶碗蒸しだけじゃない!世界で愛される蒸し卵料理をノンフライヤーで

日本の「茶碗蒸し」のように、卵を蒸して作る料理は世界中に存在します。 それぞれの国や地域の食文化が反映されていて、とても興味深いものばかりです。ノンフライヤーを使えば、そんな世界の蒸し卵料理も家庭で手軽に楽しむことができますよ。

🇰🇷 韓国の家庭の味「ケランチム」

韓国料理店でおなじみの「ケランチム」は、ふわふわ、ときには爆発したような見た目が特徴的な韓国風の茶碗蒸しです。 本来は土鍋(トゥッペギ)を直火にかけて作りますが、ノンフライヤーでも再現可能です。

  • 作り方のポイント:日本の茶碗蒸しよりも卵の割合が多く、だし汁は少なめです。卵液にネギや人参などの刻み野菜を混ぜ込み、塩やアミの塩辛で味付けをします。耐熱容器に卵液を8分目まで注ぎ、アルミホイルをせずに加熱するのがポイント。表面がこんがりと膨らみ、香ばしい仕上がりになります。

🇫🇷 フランスのおしゃれな前菜「ウフ・ココット」

「ウフ・ココット」は、ココット皿に卵や生クリーム、具材を入れて湯煎焼きにする、フランスの家庭料理です。 ノンフライヤーを使えば、湯煎の手間なく作ることができます。

  • 作り方のポイント:小さな耐熱容器(ココット)に、ベーコンやほうれん草、きのこなどを入れ、生クリームを少し注ぎます。中央にくぼみを作って卵を1個割り入れ、塩胡椒、粉チーズなどを振ります。ノンフライヤーで、白身が固まり黄身が半熟状になるまで加熱します。パンを添えて、とろりとした黄身を絡めながら食べるのが最高です。

🇨🇳 中国のつるんと食感「蒸水蛋(ジェンシュイダン)」

中国の家庭料理である「蒸水蛋」は、日本の茶碗蒸しによく似ていますが、よりシンプルでつるんとした食感が特徴です。卵と水の割合が命で、非常に滑らかな口当たりを楽しめます。

  • 作り方のポイント:卵と、同量から1.5倍量の水をよく混ぜ、塩でシンプルに味付け。必ず一度こしてから容器に注ぎ、アルミホイルで蓋をして蒸します。ノンフライヤーで低温でじっくり加熱することで、鏡のように滑らかな表面に仕上がります。食べる直前に醤油やごま油、刻みネギをかけるのが一般的です。

このように、世界には様々な蒸し卵料理があります。ノンフライヤーという現代の調理器具を使うことで、異国の食文化に気軽に触れることができるのも、料理の楽しみの一つではないでしょうか。ぜひ、世界の味に挑戦してみてください。

 

 


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