離乳食の茶碗蒸しは、生後9~11ヶ月頃から、食べさせても大丈夫。
離乳食に茶碗蒸しを与えるメリットは、タンパク質やカルシウムを効率よく摂取できる点。
卵とだし汁を混ぜてレンジでチンで出来るので、時短にもなります。レンジに使える耐熱タイプのカップがあれば、あっという間に作れます。
茶碗蒸しには、卵に加えて具材の鶏肉、魚介類などのタンパク質が豊富に含まれています。
また、茶碗蒸しは、ふわふわとした食感で、舌触りや味覚を育むのに適しています。また、柔らかくて、あまり噛む必要もないため、赤ちゃんが食べやすいこともメリットです。プリン感覚で食べられるんですね。
関連)離乳食のプリン
野菜やきのこなど、他の食材と組み合わせて、栄養バランスを整えることができる点もポイント。苦手な野菜を食べさせるのにもむいています。
離乳食の茶碗蒸しは、卵の卵黄、卵白がどちらも食べられるようになってから与えましょう。
関連)離乳食の卵焼きはいつから?
関連)離乳食の卵黄はいつから?
離乳食の茶碗蒸しを食べさせるときの注意点は、以下のとおりです。
卵は十分に加熱する
卵は、十分に加熱することで、サルモネラ菌などの食中毒のリスクを減らすことができます。卵白の固まりが残っていないこと、茶碗蒸しを触ってみて、熱が伝わってくることを確認しましょう。
具材は小さく切って、食べやすい大きさにする
大人向けの茶碗蒸しは、ゴロゴロした食材が入っていたほうが美味しいのですが、赤ちゃん用に茶碗蒸しに肉や野菜、魚を入れる場合は、小さく切って、食べやすい大きさにしましょう。
アレルギー症状が出ていないか観察する
茶碗蒸しは、基本的に卵とだし汁で作ります。卵は、アレルギー症状を引き起こす恐れがあります。初めて茶碗蒸しを与える際は、少量から始め、皮膚や粘膜のかゆみ、じんましん、呼吸困難などのアレルギー症状が出ていないか、よく観察しましょう。もし、アレルギー症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
茶碗蒸しはレンチンですぐに作れるせいか、市販品はあまりないようです。
和光堂から「うどんと茶碗蒸し弁当」という離乳食が販売されていますね。
離乳食に使うだし汁は、「めんつゆ」とか「白だし」などの濃い味がついたものは避け、純粋な「だし汁」が作れるだしパックを使うのが良いでしょう。
例えば、「離乳食用のだしパック」として、食塩、砂糖不使用でかつお節と昆布のだし汁が作れる商品が出ています。