エビフライをノンフライヤーで作る時間と温度のコツ

エビフライをノンフライヤーで作る基本

この記事でわかること

🍤

最適な温度と時間

200℃で8～10分が基本。途中でひっくり返すのがコツです

💪

下処理の重要性

背わたを取り、筋切りをすることでまっすぐ美しいエビフライに

✨

サクサクに仕上げるコツ

オイルスプレーを使うことで食感が激変します

エビフライをノンフライヤーで作る基本

エビフライをノンフライヤーで作る温度と時間

ノンフライヤーでエビフライを作る際の基本的な設定は、200℃で8～10分程度です。ただし、エビフライのサイズや量によって調整が必要になります。まず、ノンフライヤーを200℃に予熱してから調理を始めると、より均一に仕上がります。

参考）ノンフライヤー冷凍のまま調理！失敗しない3つのコツ

具体的な手順としては、予熱したノンフライヤーで4～5分加熱した後、エビフライを裏返してさらに4～5分加熱するのが基本です。途中でひっくり返すことで、両面が均等にサクサクに仕上がります。冷凍エビフライの場合も同様の温度設定で問題ありませんが、解凍せずにそのまま調理できるのがノンフライヤーの便利なポイントです。

参考）ノンフライヤーでつくるエビフライのレシピ - Toco＆#0…

COSORIなどの人気ブランドでは、175℃で15分という設定を推奨している場合もあります。機種によって若干の違いがあるため、初めて使う際は様子を見ながら時間を調整すると良いでしょう。

エビフライの下処理で重要な背わたの取り方

エビフライを美味しく作るには、下処理が非常に重要です。特に背わたを取り除くことで、臭みがなくなり食感も格段に良くなります。殻付きエビの場合、背中を丸めて尾から2節目に竹串を浅く刺し、背わたを引っ張って取り除きます。

参考）エビの下処理方法は？背わたや臭みを取っておいしく味わおう -…

むきエビの場合は、背中に包丁で浅く切れ込みを入れ、切れ込みから指を入れて背わたをキッチンペーパーでつまんで取り除きます。背わたが途中で切れてしまった場合は、別の節から残りを取り除くようにしましょう。

参考）えびの背わたの取り方／下処理・下ごしらえ：白ごはん.com

下処理の次の工程として、エビに片栗粉と塩を揉み込み、水でよく洗い流すことで表面の汚れや臭みを完全に除去できます。この工程を2～3回繰り返すことで、プリッとした食感の良いエビフライに仕上がります。

エビの下処理について詳しく知りたい方へ - トライアル公式サイト

エビフライをまっすぐに仕上げる筋切りのコツ

お店のようなまっすぐなエビフライを作るには、筋切りという下処理が欠かせません。エビの腹側には筋があり、そのまま加熱すると腹側の筋肉が収縮して丸まってしまいます。背わたを取ったエビの腹側に、4～5ヶ所ほど浅く切れ込みを入れて筋切りをします。

参考）まるで洋食屋さん！エビフライをまっすぐに揚げるコツとは？

切れ込みの深さは、エビの厚みの3分の1程度が適切です。深さは約2mm程度の浅い切り込みで十分です。切り込みを入れた後は、背中側から軽く押して身をそらせるように伸ばすと、仕上がりがよりまっすぐになります。

参考）【まっすぐでサクサクプリプリ! 】エビフライのコツとは

このとき、ポキっと筋の折れるような手応えがあればOKです。ただし、引っ張り過ぎるとプリプリとした食感を損なう可能性があるため注意が必要です。また、エビの尾の先端を包丁で斜めに5mm程度切り落とし、包丁の背でしごくことで油はねも防げます。

ノンフライヤーでエビフライをサクサクにする油スプレーの使い方

ノンフライヤーでエビフライをサクサクに仕上げるには、オイルスプレーの使用が不可欠です。油を使わずにノンフライヤーで調理すると、食材がカピカピになってしまいます。特にエビなど油分が少ない食材ほど、オイルスプレーが必須となります。

オイルスプレーは薄く均一に油が掛かり、使用量も少なくヘルシーです。パン粉をつけた後、衣の表面に両側からまんべんなくオイルスプレーを吹きかけることで、食感が激変します。パン粉系のフライは、しつこいくらいにしっかりと油をスプレーすると良いという意見もあります。

参考）「オイルスプレー」で味を改善　エビフライなどのパン粉揚げに

さらに工夫したい場合は、パン粉にあらかじめオリーブ油などを混ぜ込んでおく方法も効果的です。パン粉を軽く油でまぶしてフライパンで炒るか、耐熱皿にパン粉と油を入れてトースターで軽く加熱してから使うと、よりサクサクに仕上がります。

参考）エビフライ

ノンフライヤーで冷凍エビフライを温め直す時の注意点

お惣菜や冷凍のエビフライをノンフライヤーで温め直す際は、すでに揚げてあるため温め時間を短めに設定します。設定温度200℃、揚げ時間5分程度が目安です。これ以上の時間をかけると衣が黒焦げになる可能性があります。

初めて温め直す際は、3分くらいで一度中の様子を見て焦げていないか確認するのが安全です。冷凍エビフライの場合は、解凍せずに冷凍のまま調理できるのがノンフライヤーの大きなメリットです。表面に薄くオイルスプレーをしてから加熱すると、よりサクサクに仕上がります。

ノンフライヤーで温め直したエビフライは、電子レンジと違ってエビが硬くならず、プリッとふっくらした食感を保てます。衣もカリッと香ばしく仕上がり、まるで揚げたてのような贅沢な味わいが楽しめます。

エビフライのカロリーをノンフライヤーで大幅削減

ノンフライヤーでエビフライを作ると、油で揚げた場合と比較して70～90%の油分をカットできます。通常の油で揚げたエビフライが316kcalなのに対し、ノンフライヤーで作ると224kcalと約92kcalも削減できます。これは主婦にとって家族の健康を守る大きなメリットです。

参考）【2024年】Wallfire ノンフライヤーをレビュー！調…

油で揚げた場合、48gのエビフライには約7.2gもの油が吸収されており、これだけで約65kcalも増えることになります。ノンフライヤーは最高200度の熱風を上から下へ高速に対流循環させる技術で食材全体を一気に加熱するため、油を使わなくてもサクサクの揚げ物が作れます。

カロリーを削減できるだけでなく、油の後処理や掃除の手間も省けるため、忙しい主婦にとって時短にもつながります。ヘルシーさとジューシーさを両立させたエビフライは、ダイエット中の家族にも喜ばれるメニューです。

調理方法	カロリー(kcal)	削減量
ノンフライヤー	224	-
油で揚げる	316	+92 kcal
カロリーカット率	-	約29%削減

失敗しないための温度と時間の微調整テクニック

ノンフライヤーでエビフライを作る際、機種やエビのサイズによって最適な温度と時間は微妙に異なります。大きめのエビを使う場合は、200℃で10分程度に設定し、小さめのエビなら8分程度で十分です。一度に多くのエビフライを入れすぎると熱風の循環が悪くなり、加熱ムラが生じやすくなります。

途中で裏返す際、エビフライ同士が重ならないように配置を調整すると、より均一に仕上がります。また、予熱をしっかり行うことで調理時間のブレを減らせます。初めて作る際は、少し時間を短めに設定して様子を見ながら追加加熱する方が失敗が少なくなります。

参考）ノンフライヤーで後悔する理由と対策を解説！正しい選び方はコレ…

機種によっては専用の「冷凍食品モード」が搭載されているものもあり、この場合は200℃で12分という設定が推奨されています。自分のノンフライヤーの特性を理解し、何度か試作することで最適な設定を見つけることができます。

参考）TikTok - Make Your Day

パン粉の準備で食感を劇的に改善する方法

ノンフライヤーでエビフライを作る際、普通のパン粉をそのまま使うとシナシナになってしまうことがあります。パン粉系のフライでサクサク感を出すには、パン粉に一工夫が必要です。面倒でも、パン粉に軽く油をまぶしてフライパンで炒ると、驚くほど食感が改善します。

もっと簡単にやりたい場合は、耐熱皿にパン粉と油を入れてトースターで加熱する方法もあります。あるいは、大きなボウルにオリーブ油とパン粉を入れてよく混ぜてから使う方法も効果的です。パン粉を2度づけすることで、見た目にボリュームのあるエビフライになります。

参考）エビフライ｜スチコンレシピきっちんぷらす｜ホシザキ株式会社

バッター液（卵、小麦粉、水を混ぜたもの）を使うと、パン粉がしっかり付着して剥がれにくくなります。小麦粉40g、水30ml、卵1個の割合で作ったバッター液にエビを浸してからパン粉をつけると、プロのような仕上がりになります。

📝 パン粉の準備手順

ボウルにパン粉30gとオリーブ油15gを入れる
よく混ぜ合わせて油をパン粉全体になじませる
フライパンで軽く炒って香ばしさを出す（省略可）
冷ましてからエビフライの衣として使用する

ノンフライヤーでエビフライを作る際の意外な落とし穴

ノンフライヤーは万能ではなく、調理の限界があることを知っておく必要があります。生の天ぷらや水分が多い衣の料理はうまくいきません。エビフライの場合も、衣が厚すぎると中まで火が通りにくく、外側だけが焦げてしまうことがあります。

また、ノンフライヤーのサイズによっては一度に調理できる量が限られます。家族4人分のエビフライを一度に作ろうとすると、バスケットに入りきらずに2回に分けて調理する必要が出てくる場合もあります。このため、調理時間の計画を立てる際は注意が必要です。

意外と見落としがちなのが、エビフライの尾の処理です。尾の先端に水分が残っていると、加熱時に油はねならぬ「水蒸気はね」が起こることがあります。包丁の背で尾の先端をしごいて水分を除去しておくと、より安全に調理できます。

🔍 よくある失敗とその対策