ゆで玉子調理器で始める簡単時短クッキング
この記事でわかること
💡
最適な調理器の選び方
コンセント式とレンジ式の違いや、生活スタイルに合わせた選び方のポイントを解説します。
🥚
失敗しない使い方
基本的な操作方法から、半熟・固ゆでを自在に作るコツ、レンジでの爆発を防ぐ注意点まで紹介します。
🍳
広がる応用レシピ
単なるゆで卵だけじゃない!蒸し料理や味付け卵など、調理器をフル活用するアイデアを提供します。
ゆで玉子調理器の選び方|コンセント式と電子レンジ式比較
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ゆで玉子調理器を手に入れたいと思っても、種類が多くてどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。調理器は大きく分けて「コンセントタイプ」と「
電子レンジタイプ」の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身のライフスタイルに合ったものを選ぶことが、満足のいくお買い物への第一歩です。
まずは、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
| タイプ |
メリット |
デメリット |
こんな人におすすめ |
| 🔌 コンセントタイプ |
・一度にたくさん作れる(7個以上可能なモデルも) ・半熟、固ゆで、温泉卵など仕上がりを細かく設定できる機種が多い ・タイマー付きでほったらかし調理が可能 ・蒸し料理など多機能な製品もある |
・電子レンジタイプに比べてサイズが大きく、収納場所が必要 ・価格が比較的高め ・電源が必要なため、使用場所が限られる |
・家族の人数が多い方 ・作り置きをしたい方 ・仕上がりの固さにこだわりたい方 ・ゆで卵以外の調理にも使いたい方 |
| ⚡ 電子レンジタイプ |
・コンパクトで収納場所に困らない ・価格が手頃なものが多い(100円ショップで手に入ることも) ・電子レンジさえあればどこでも使える ・パーツが少なく、洗いやすい |
・一度に作れる個数が少ない(1〜4個程度) ・加熱時間やワット数によって仕上がりが変わりやすく、調整が難しい場合がある ・加熱ムラや、使い方を誤ると爆発の危険性がある |
・一人暮らしの方 ・少量だけ作りたい方 ・手軽さと収納性を重視する方 ・まずは試してみたいという方 |
コンセントタイプは、卓上で調理が完結するため、コンロが一口しかないご家庭や、他の料理と並行して調理したい場合に非常に便利です 。
象印の「エッグDoDoDo」のように、メニューを選ぶだけで好みの固さに自動調理してくれるモデルは、操作が簡単で初心者にもおすすめです 。
一方、電子レンジタイプは、その手軽さが最大の魅力です 。『mitas』の製品のように、デザイン性が高く、見た目も楽しめるものもあります 。ただし、安全に使うためには、必ず取扱説明書に記載された水の量や加熱時間を守ることが重要です 。
選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 調理できる個数:一度に何個のゆで卵を作りたいですか? 家族の人数や作り置きの有無で必要なサイズが変わります 。
- 仕上がり調整機能:とろとろの半熟からしっかり固ゆでまで、好みの固さに作り分けたい場合は、メニュー設定ができるコンセントタイプが便利です 。
- 安全性:特に電子レンジタイプは、加熱しすぎによる爆発のリスクがゼロではありません。安全基準を満たした製品か、口コミなどを確認しましょう。
- 多機能性:ゆで卵だけでなく、蒸し野菜やプリン、茶わん蒸しなどが作れる多機能なスチーマータイプもあります。一台で何役もこなせる調理器は、キッチンスペースの節約にも繋がります。
これらのポイントを参考に、ご自身の食生活やキッチンの環境に最適な一台を見つけてください 。
ゆで玉子調理器の基本的な使い方と失敗しないコツ
ゆで玉子調理器は、誰でも簡単においしいゆで卵が作れる便利なアイテムですが、ちょっとしたコツを知っているだけで、さらに失敗なく、好みの仕上がりを実現できます。ここでは、基本的な使い方と、ありがちな失敗を防ぐためのポイントを解説します。
基本的な使い方(コンセントタイプの場合)
- 準備:本体の加熱プレートに、付属の計量カップで指定の量の水を入れます 。水の量で卵の固さを調整するタイプが多いです。
- 卵をセット:卵を卵ホルダーにセットします。冷蔵庫から出してすぐの冷たい卵でOKです。
- 調理開始:フタを閉めて、スイッチを入れる、またはメニューを選択してスタートします。
- 完成:調理が終わるとブザー音などで知らせてくれます。やけどに注意してフタを開け、卵を冷水に取れば完成です。
失敗しないためのコツと注意点
- 電子レンジでの爆発を防ぐには? 🥚
電子レンジタイプで最も注意したいのが「爆発」です 。これは、卵内部の温度が急激に上昇し、水蒸気の逃げ場がなくなってしまうために起こります。爆発を防ぐためには、以下の点を必ず守ってください。
- 必ず水を入れる:容器の指定された水位線まで、忘れずに水を入れましょう。水がマイクロ波を吸収し、卵の急激な加熱を防ぎます 。
- 加熱時間を守る:取扱説明書に記載されている加熱時間を厳守してください 。自己流で時間を延長すると、爆発のリスクが高まります。
- 加熱後の「蒸らし」が重要:加熱が終わった後、すぐにレンジから取り出さず、数分間「蒸らす」のがポイントです 。これにより、余熱でじっくりと火が通り、仕上がりも均一になります。
- 好みの固さに仕上げるコツ 🕒
半熟、固ゆでなど、好みの固さに仕上げるには、水の量と加熱時間(または蒸らし時間)の調整が鍵となります 。多くの製品では、水の量で固さを調整します。何度か試してみて、ご家庭の電子レンジのクセや、お使いの卵のサイズに合わせたベストな設定を見つけるのがおすすめです。
- 殻がツルンとむける裏ワザ ✨
ゆで卵調理器で作ると、なぜか殻が綺麗にむけるという声が多く聞かれます 。これは、蒸気で均一に加熱されることと関係があるようです。さらにむきやすくするためには、調理後すぐに氷水で急冷するのが効果的です。白身と殻の間に隙間ができ、驚くほどツルンとむけるようになります 。
これらのポイントを押さえるだけで、ゆで玉子調理器を最大限に活用し、毎日の食卓を手軽に豊かにすることができます。
ゆで玉子調理器で作る!意外と知らない応用レシピ
ゆで玉子調理器は、その名の通りゆで卵を作るための器具ですが、実はその多くが「スチーム(蒸気)」を利用しているため、アイデア次第で様々な料理に活用できる万能調理器なのです。ここでは、ゆで卵作りだけではない、意外な応用レシピをご紹介します。
- 🐔 絶品!自家製サラダチキン
コンビニでおなじみのサラダチキンも、実は簡単に手作りできます。鶏むね肉に塩胡椒、お好みのハーブ(ローズマリーやタイムがおすすめ)をすり込み、ジップロックなどの耐熱性の袋に入れます。調理器のトレイにのせ、指定の時間蒸すだけで、しっとり柔らかいサラダチキンが完成。鍋でお湯を沸かす手間も、火加減を気にする必要もありません。
- 🥕 温野菜サラダで栄養満点
ブロッコリー、人参、パプリカ、アスパラガスなど、お好みの野菜を食べやすい大きさにカットし、調理器で蒸します。野菜本来の甘みと栄養を逃さず、手軽に温野菜サラダが作れます。蒸し上がった野菜に、オリーブオイルと塩、またはお好みのドレッシングをかけるだけで立派な一品になります。
- 🥚 ラーメン屋さんのような味付け玉子
調理器で半熟卵を作ったら、熱いうちに殻をむき、めんつゆ、醤油、みりん、砂糖を合わせた漬けダレと一緒にポリ袋に入れて冷蔵庫で一晩寝かせます。漬けダレにごま油やニンニク、コチュジャンを少し加えると、ピリ辛の韓国風煮卵にもアレンジできます 。
- 🍮 ふわとろプリン
卵、牛乳、砂糖を混ぜて作ったプリン液を耐熱容器に入れ、調理器で蒸せば、なめらかな口当たりのプリンが作れます。アルミホイルで蓋をすると、水滴が入らず綺麗に仕上がります。カラメルソースも手作りすれば、本格的なデザートになります。
- 🥟 点心やシュウマイも手軽に
冷凍のシュウマイや小籠包も、調理器を使えば手軽に蒸したて熱々を楽しめます。クッキングシートを敷いてからのせると、くっつきにくく、後片付けも楽になります。
このように、ゆで玉子調理器は「小さな蒸し器」として、日々の料理の幅を大きく広げてくれます。火を使わないので、夏場の調理や、お子様と一緒に料理を楽しむ際にも安心です。ぜひ、様々なレシピに挑戦してみてください。
ゆで玉子調理器を清潔に保つお手入れ方法とクエン酸洗浄
毎日使う調理器具だからこそ、清潔に保ちたいものですよね。ゆで玉子調理器は構造がシンプルなものが多く、お手入れも比較的簡単です。しかし、水道水に含まれるミネラル分が原因で、加熱プレートに白い水垢(スケール)が付着することがあります。ここでは、日常のお手入れと、頑固な水垢を落とす
クエン酸洗浄の方法をご紹介します。
日常のお手入れ使用後は、本体が十分に冷めてから、パーツを取り外して食器用洗剤で洗い、よく乾かしてください。本体(機械部分)は水洗いできないので、濡らした布巾で拭くだけにしましょう。特に、加熱プレートは水気が残っていると水垢の原因になるため、しっかりと水分を拭き取ることが大切です。
頑固な水垢には「クエン酸洗浄」!加熱プレートに付着した白いザラザラした汚れは、水道水のカルシウムやマグネシウムが固まった「水垢(スケール)」です。これはアルカリ性の汚れなので、酸性の「クエン酸」を使うと、化学反応で中和され、簡単に落とすことができます。
【クエン酸洗浄の手順】
- クエン酸水を作る:水またはぬるま湯(約50ml)に、市販のクエン酸を小さじ1杯程度(約1g)溶かします 。
- 浸け置きする:作ったクエン酸水を加熱プレートに注ぎ入れ、5分〜1時間ほど放置します 。汚れの度合いによって時間は調整してください。
- 加熱する(より効果的に):汚れがひどい場合は、クエン酸水を入れたままスイッチを入れ、一度沸騰させてから1時間ほど置くと、より効果的に汚れが落ちます 。
- 洗い流す:時間が経ったら、クエン酸水を捨て、柔らかいスポンジやブラシで軽くこすりながら水でよく洗い流します。
- 乾燥させる:最後に乾いた布で水分をしっかりと拭き取って完了です。
このお手入れ方法は、多くの調理器メーカーの取扱説明書でも推奨されています 。衛生上、水垢自体に大きな問題はありませんが、放置すると熱効率が落ちる可能性も指摘されています。月に1回程度、定期的にクエン酸洗浄を行うことで、調理器を清潔に保ち、長く快適に使い続けることができます。
参考リンク:クエン酸を使った電気ケトルの洗浄方法が解説されていますが、ゆで玉子調理器の加熱プレートにも応用できます。
取扱説明書 - アクセル株式会社
ゆで玉子の豆知識|新鮮な卵ほど殻がむきにくい理由と対策
「採れたての新鮮な卵でゆで卵を作ったら、殻がうまくむけずに白身がボロボロになってしまった…」という経験はありませんか?実は、ゆで卵の殻のむきやすさは、卵の鮮度と深い関係があります。これは意外と知られていない事実かもしれません。
新鮮な卵の殻がむきにくい科学的な理由
その主な原因は、新鮮な卵の卵白(白身)に豊富に含まれている「
炭酸ガス」にあります 。産みたての卵の卵白は弱酸性で、多くの炭酸ガスが溶け込んでいます。この炭酸ガスが、加熱によって膨張し、卵殻膜(殻の内側にある薄い膜)と卵白を強く結びつけてしまうのです 。そのため、殻をむこうとすると、卵殻膜が白身にしっかりと貼り付いたままになり、一緒に剥がれてしまうのです。
逆に、産卵から時間が経った卵は、卵殻にある「気孔」という小さな穴から炭酸ガスが徐々に抜けていきます。すると、卵白のpH値がアルカリ性に傾き、卵殻膜から白身が離れやすくなるため、殻がむきやすくなるというわけです 。
じゃあ、どうすれば綺麗にむけるの?
新鮮な卵でも、ちょっとした工夫で殻をきれいにむくことが可能です。
- 購入後、数日寝かせる:一番簡単な方法は、卵を購入してから冷蔵庫で2〜3日から1週間ほど寝かせることです。時間が経つことで自然に炭酸ガスが抜け、むきやすい状態になります。栄養価が大きく落ちることはありません。
- 茹で上がったら「急冷」する:これが最も効果的な方法です。茹で上がった熱々の卵をすぐに氷水に入れることで、中身の白身が急激に収縮します。一方、殻はそこまで収縮しないため、白身と殻の間に隙間が生まれ、卵殻膜がはがれやすくなります 。特に、身が柔らかい半熟卵の場合は必須のテクニックです。
- 茹でる前に穴を開ける:卵のお尻(丸い方)には「気室」という空気の部屋があります。茹でる前に画鋲などで小さな穴を一つ開けておくと、そこから炭酸ガスが抜けやすくなり、むきやすくなると言われています。ただし、穴から白身が漏れ出ることがあるので注意が必要です。
一般的に、スーパーで売られている卵は産卵から数日経っていることが多いですが、産直市場などで購入した本当に新鮮な卵の場合は、この知識が役立ちます。ゆで卵調理器を使う際も、調理後に急冷する一手間を加えるだけで、ストレスなく美しいゆで卵を作ることができますので、ぜひ試してみてください。
参考リンク:卵の鮮度と殻のむきやすさの関係について詳しく解説されています。
ゆで卵の殻がむきにくいのはなぜ?|たまごの栄養・調理法|コープデリ連合会
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