ハンバーグをノンフライヤーの基本レシピとジューシーのコツ

ハンバーグをノンフライヤーの基本レシピとジューシーのコツ

ハンバーグをノンフライヤーで

この記事でわかること
🍳
基本のレシピ

火を使わずにジューシーなハンバーグを作る基本の手順と焼き時間を紹介します。

失敗しないコツ

生焼けやパサパサを防ぎ、肉汁を閉じ込めるプロのテクニックを解説します。

🥦
時短テクニック

付け合わせの野菜も一度に調理できる、忙しい日にも嬉しい同時調理のコツを紹介します。

ハンバーグ ノンフライヤーの基本レシピと焼き時間

 

ノンフライヤーを使えば、フライパンにつきっきりの必要がなく、驚くほど手軽に美味しいハンバーグが作れます 。油を使わない、あるいは少量で済むため、とってもヘルシーに仕上がるのも嬉しいポイントです 。まずは、誰でも失敗なく作れる基本的なレシピと、最適な焼き時間について見ていきましょう 。
材料(2人分)

  • 合いびき肉: 300g
  • 玉ねぎ: 1/2個(みじん切り)
  • パン粉: 大さじ4
  • 牛乳: 大さじ3
  • 卵: 1個
  • 塩、こしょう: 各少々
  • ナツメグ: 少々(お好みで)
  • サラダ油: 少々(玉ねぎを炒める場合)

作り方

  1. 玉ねぎはみじん切りにします 。時間がない場合は、電子レンジで透明になるまで加熱すると時短になります 。炒める場合は、フライパンにサラダ油を熱し、飴色になるまでじっくり炒めて冷ましておきましょう 。
  2. ボウルにパン粉と牛乳を入れ、ふやかしておきます 。
  3. 別の大きなボウルに合いびき肉と塩、こしょうを入れ、粘りが出るまでしっかりと手でこねます 。肉の温度が上がらないように、氷水でボウルを冷やしながら作業するのが、肉汁を閉じ込めるための最初のコツです 。
  4. 粘りが出たら、炒めて冷ました玉ねぎ、ふやかしたパン粉、卵、ナツメグを加えて、全体が均一になるまで混ぜ合わせます 。
  5. タネを2等分し、キャッチボールをするように両手で叩きつけて空気を抜きます 。小判型に成形したら、中央を少しへこませておきましょう 。こうすることで、火の通りが均一になり、生焼けを防ぐことができます 。
  6. ノンフライヤーを180℃で5分ほど予熱します 。予熱は焼きムラを防ぎ、外はカリッと、中はジューシーに仕上げるための重要な一手間です 。
  7. バスケットにクッキングシートを敷き、ハンバーグを並べます 。180℃で約15分加熱します 。竹串を刺して透明な肉汁が出てくれば焼き上がりのサインです 。濁った汁が出る場合は、追加で数分加熱してください 。

焼き時間は機種やハンバーグの厚みによって変わるため、最初は少し短めに設定し、様子を見ながら調整するのがおすすめです 。

ハンバーグの生焼けやパサパサを防ぐ肉汁を閉じ込めるコツ

ノンフライヤーでハンバーグを作ったら、「中が生焼けだった」「お肉がパサパサで固くなってしまった」という経験はありませんか ?いくつかの重要なコツを押さえるだけで、お店のような肉汁あふれるジューシーなハンバーグに仕上げることができます 。

  • 🥩肉は低温で練る: ひき肉を練る目的は、肉の組織を壊して再結合させ、肉汁を内部に閉じ込める網目構造を作ることです 。肉の脂は手の温度でも溶け出してしまうため、ボウルの底を氷水で冷やしながら、手早く作業することが鉄則です 。
  • 🧂塩を先に加えて練る: 塩には筋繊維を溶かして結着力を高める働きがあります 。ひき肉と塩だけを先にボウルに入れ、しっかりと粘りが出るまで練り込むことで、保水性が高まり、焼いた時に肉汁が流出しにくくなります 。
  • 窪みを作って均一に火を通す: 成形したハンバーグの中央を指で軽く押してへこませるのは、焼いた時の肉の収縮を見越した工夫です 。中心部が盛り上がって火が通りにくくなるのを防ぎ、生焼けのリスクを減らします 。
  • 🔥高すぎない温度でじっくり: 高温で一気に加熱すると、表面だけが急激に固まり、内部の肉汁が外に押し出されてしまいます 。180℃前後の中温でじっくり火を通すことで、中心部まで穏やかに熱が伝わり、ふっくらとジューシーに仕上がります 。
  • 😴焼き上がったら少し休ませる: 焼きあがった直後のハンバーグは、肉汁が内部で激しく動いている状態です 。すぐに切ってしまうと、大切な肉汁がすべて流れ出てしまいます 。ノンフライヤーから取り出したら、アルミホイルをかぶせて2~3分置き、肉汁を落ち着かせましょう 。予熱でさらに火が通り、肉汁が全体に行き渡ります 。

ハンバーグと付け合わせの野菜をノンフライヤーで同時調理するテクニック

ハンバーグを焼いている間に、付け合わせの準備も済ませられたら、調理時間がぐっと短縮できますよね 。ノンフライヤーなら、そんな夢のような「同時調理」が可能です 。特に大容量のモデルであれば、一度にメインと副菜を作れて非常に効率的です 。
同時調理におすすめの野菜

同時調理のポイント

  1. 野菜の下準備: じゃがいもやにんじんなど、火の通りにくい根菜は、あらかじめ電子レンジで軽く加熱しておくと、ハンバーグとの焼き上がりのタイミングが合いやすくなります 。野菜に少量のオリーブオイルと塩こしょうをまぶしておくと、風味が増して美味しくなります。
  2. バスケットへの配置: 成形したハンバーグをバスケットの中央に置きます 。その周りの空いたスペースに、下準備した野菜を敷き詰めます 。食材同士が重なりすぎると火の通りが悪くなるので、詰め込みすぎないように注意しましょう。
  3. 加熱時間と温度: 基本のハンバーグと同じく、180℃に予熱したノンフライヤーで15分程度加熱します 。途中で一度バスケットを揺すって野菜を転がすと、焼きムラなく仕上がります。

この方法なら、ハンバーグから出た美味しい肉の旨みが野菜にも移り、付け合わせが一層美味しくなります 。洗い物も少なく済み、後片付けが楽になるのも大きなメリットです 。

ノンフライヤー使用後の簡単な手入れと油汚れの掃除方法

ノンフライヤーを長く清潔に使い続けるためには、使用後のお手入れが欠かせません 。特にハンバーグなど、脂の多い調理をした後は、油汚れが気になりますよね 。ここでは、毎回のお手入れから頑固な汚れの落とし方まで、簡単な掃除方法をご紹介します 。
✨毎回のお手入れ(使用後)

  1. 電源プラグを抜き、本体が完全に冷めるのを待ちます 。
  2. バスケットとクリスパープレート(網)を取り出し、キッチンペーパーで大きな油汚れを拭き取ります 。
  3. 柔らかいスポンジに中性洗剤をつけて優しく洗います 。焦げ付き防止コーティングが施されているため、金属たわしや硬いブラシの使用は避けてください 。
  4. よくすすいだ後、水気をしっかりと拭き取り、完全に乾かします 。

🧼頑固な油汚れ・焦げ付きには

  • 重曹ペースト: 水と重曹を2:1の割合で混ぜてペースト状にし、汚れの気になる部分に塗って10分ほど放置します 。その後、柔らかい布やスポンジで優しくこすり落とし、水で洗い流します 。
  • オキシクリーン(酸素系漂白剤)漬け: 40~50℃のお湯にオキシクリーンを溶かし、バスケットとプレートを30分~1時間ほど漬け置きします 。汚れが浮き上がってきたら、スポンジで軽くこすって洗い流します 。
  • クッキングシートの活用: 調理前にバスケットにクッキングシートを敷いておくだけで、大半の油汚れが付着するのを防げます 。これにより、使用後の洗浄が劇的に楽になります 。

本体の内側やヒーター部分は、固く絞った布で定期的に拭き掃除をしましょう 。細かい部分は、竹串にウェットティッシュを巻き付けて掃除すると便利です 。
以下のリンクは、COSORI製品の加熱コイルのお手入れ方法を動画で解説しており、ヒーター周りの掃除の参考になります。
https://www.youtube.com/watch?v=kUe7w_I4w_M

ハンバーグソースもノンフライヤーで?意外な活用法とアレンジレシピ

ハンバーグの美味しさを決定づける重要な要素が「ソース」です 。一般的にはフライパンや電子レンジで作ることが多いですが、実はノンフライヤーの機能を応用して、ソースを温めたり、一風変わったアレンジレシピに挑戦したりすることも可能です 。
電子レンジで作る基本の簡単ソース
ハンバーグを焼いている間に、電子レンジで手軽に作れるソースのレシピです 。

  • 和風おろしソース: 大根おろし(大さじ5)、ポン酢(大さじ3)、刻みネギ(適量)を耐熱容器に入れて混ぜ、600Wのレンジで1分加熱する。
  • てりやきソース: 醤油(大さじ2)、みりん(大さじ2)、酒(大さじ1)、砂糖(大さじ1)を耐熱容器で混ぜ、600Wのレンジで1分~1分半加熱し、とろみがついたら完成 。
  • ケチャップソース: ケチャップ(大さじ3)、ウスターソース(大さじ1)、はちみつ(小さじ2)を耐熱容器で混ぜ、600Wのレンジで30秒~1分加熱する 。

【独自視点】ノンフライヤーの熱風でソースを温める裏ワザ
これは少し上級者向けのテクニックですが、ノンフライヤーの構造を利用した面白い活用法です。ハンバーグを焼く際、クリスパープレート(網)の下のバスケット本体(受け皿)に、小さめの耐熱容器(ココット皿など)を置きます。その容器にソースの材料を入れておくと、ハンバーグを焼くための熱風でソースが同時に温められます。さらに、ハンバーグから滴り落ちる肉汁がソースに加わり、旨味とコクが格段にアップするというメリットも期待できます。ただし、機種によっては推奨されていない場合があるため、取扱説明書を確認し、自己責任でお試しください。
豆腐ハンバーグでヘルシーアレンジ
よりヘルシーに楽しみたい日は、ひき肉の一部を豆腐に置き換えた「豆腐ハンバーグ」もおすすめです 。

  • 水切りした木綿豆腐をひき肉に混ぜ込むことで、カロリーを抑えつつ、ふわふわで柔らかな食感になります 。
  • ノンフライヤーで焼けば、豆腐から出る余分な水分を飛ばしながら、型崩れすることなく、ふっくらと焼き上げることができます 。

ノンフライヤー一つで、基本のハンバーグからソース作り、ヘルシーなアレンジまで、料理の幅が大きく広がります 。ぜひ様々なレシピに挑戦して、レパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか。

 

 


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