レッドレスター チーズの味・栄養・保存と絶品レシピ

レッドレスター チーズの味・栄養・保存と絶品レシピ

レッドレスター チーズの魅力と選び方・使い方まとめ

あのオレンジ色は「人工着色料ゼロ」なのに、プロセスチーズより健康リスクが高い場合があります。


この記事でわかること
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レッドレスター チーズとは?

イギリス・レスターシャー州生まれの300年以上の歴史を持つハードチーズ。天然色素アナトーによるオレンジ色が特徴。

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どこで買える?

コストコ(ワイクファームズ社製・400g/税込1,048円)が最も手軽。割引時は800円台で購入できることも。

🍳
料理・保存のコツは?

そのままおつまみに、加熱してグラタンやパスタにも。冷凍で最大1ヶ月保存可能。正しい保存で最後まで美味しく使いきれます。


レッドレスター チーズとは?イギリス生まれの伝統チーズの歴史

レッドレスター チーズは、イギリス中部のレスターシャー州で生まれた、300年以上の歴史を誇る伝統的なハードタイプのチーズです。名前の通り、レスターという地名に由来しており、地元では「テリトリアルチーズ(産地名を冠したチーズ)」のひとつとして長年親しまれてきました。


製法はイギリスを代表するチェダーチーズとほぼ同様ですが、最大の違いは「アナトー色素」と呼ばれる天然の着色料を使用する点にあります。このアナトーは、ベニノキという植物の種子から抽出される天然色素で、チーズにあの鮮やかなオレンジ色を与えています。人工着色料ではないため、安心して食べられるのはうれしいポイントです。


チーズは製造後、最低3ヶ月から6ヶ月ほど熟成されます。熟成が進むほど味が複雑になり、キャラメルのようなまろやかな甘みとナッツのような風味が増していきます。チェダーチーズより味がまろやかで、口どけがよいのも特徴のひとつです。


注目すべきは、第二次世界大戦後にいったん農家製の生産が途絶えてしまったという歴史です。ところが2005年にスパークンホー・ファームで生乳を使った伝統製法が復活し、現在は農家製(ファームハウス)と大量生産型の2種類が流通しています。つまり、イギリス人にとっても「復活した宝物」のようなチーズなのです。


イギリスではチェダー、スティルトンに次ぐ知名度を誇り、スーパーマーケットで日常的に購入できる身近な存在です。日本では以前は100gあたり1,000〜3,000円する高級品でしたが、現在はコストコなどで比較的手頃に購入できるようになりました。


レッド・レスターの産地・歴史について(ユーロアール)


レッドレスター チーズの味と食感──チェダーとの違いを知ろう

「チェダーとどう違うの?」と思う方も多いはずです。実は製法はほぼ同じですが、食べ比べてみると明らかに異なる個性があります。


まず食感の違いから説明します。チェダーはしっかりとした弾力があり、スライスしやすいのが特徴です。一方、レッドレスターはやや崩れやすく、ホロホロと砕ける食感が楽しめます。この食感が「ホロサク」と表現されることもあり、噛んだときの心地よい崩れ感がやみつきになる理由のひとつです。


風味については、チェダーよりもマイルドでまろやかです。具体的には、キャラメルのような甘みとナッツのような香ばしさが合わさった、複雑な旨みがあります。そのため、チーズが苦手な方や子どもにも比較的食べやすいと言われています。


食べ比べてみるとわかりやすい特徴を整理すると、以下のようになります。


| | チェダーチーズ | レッドレスター |
|---|---|---|
| 色 | クリーム〜薄黄色 | 鮮やかなオレンジ色 |
| 食感 | 弾力があり崩れにくい | やや崩れやすくホロホロ |
| 風味 | 酸味・塩気・コク | キャラメル甘み・ナッツ感 |
| 口どけ | 普通 | 口どけがよい |
| 熟成期間 | 3ヶ月〜数年 | 3〜6ヶ月が主流 |


チェダーは塩気と酸味がはっきりしているのに対し、レッドレスターはほんのり甘みがあり、全体的に穏やかな味わいです。初めてナチュラルチーズに挑戦するという方にとっても、食べやすい入門チーズといえます。


コストコで販売されているワイクファームズのレッドレスターは、「チェダーチーズの濃いめの味」と評されることもあり、日本人の口に合いやすい濃厚さが支持を集めています。ワイン好きには特に好相性です。


レッドレスターの風味・特徴詳細(ホブゴブリンジャパン)


レッドレスター チーズの栄養と健康効果──カルシウムとタンパク質が豊富

レッドレスター チーズは味だけでなく、栄養面でも見逃せない魅力があります。チェダータイプのハードチーズとして、牛乳の栄養が凝縮されている点が大きな特徴です。


チェダーチーズ100gあたりの主な栄養成分は次のとおりです。


| 栄養素 | 100gあたりの含有量 |
|---|---|
| エネルギー | 約390kcal |
| タンパク質 | 約25.7g |
| 脂質 | 約33.8g |
| カルシウム | 約740mg |
| ビタミンB12 | 豊富に含む |


特に注目したいのはカルシウム含有量の高さです。日本人女性の1日のカルシウム推奨摂取量は約650mgですが、チーズ100gだけでほぼその1日分をカバーできる計算になります。牛乳コップ1杯(200ml)のカルシウムが約220mgと言われているので、同じ量に換算するとチーズ1枚(約20g)で牛乳コップ1杯近くのカルシウムが摂れることになります。これは使えそうです。


また、タンパク質も100gあたり約25.7gと非常に豊富です。卵1個のタンパク質が約6gなので、チーズ一口分(約20g)で卵1個分近くのタンパク質が補給できます。日々の食事で不足しがちなタンパク質を手軽に補えるのは、忙しい主婦にとって大きなメリットです。


さらに、チェダータイプのチーズには「ラクトトリペプチド」という成分が含まれており、血圧を下げる効果があるとも研究で報告されています。健康的な食事の一環として取り入れる価値は十分あります。


ただし脂質と塩分も高めである点には注意が必要です。1日の目安量として20〜30g(切り分けた薄いひと切れ程度)を守ることが原則です。食べすぎには注意が必要ですね。


チーズの栄養素について(株式会社明治)


レッドレスター チーズのおすすめレシピ──毎日の食卓に使えるアレンジ5選

「高級感があって使いにくそう」という印象を持つ方もいますが、実はとても扱いやすいチーズです。加熱してもしっかり溶けるので、幅広い料理に活用できます。


毎日の食卓で使いやすいアレンジをご紹介します。


🧀 ① そのままスライスしてクラッカーに乗せる
最もシンプルな食べ方です。ホロホロした食感で崩れやすいので、薄くスライスするよりも、手で一口サイズに割り取るほうがきれいに仕上がります。クラッカーやフランスパンにのせるだけで立派なおつまみになります。


🍝 ② パスタのトッピングに砕いてかける
茹でたてのパスタの上に細かく砕いてかけると、ナッツのような旨みと塩気がプラスされ、濃厚な一皿になります。特にオリーブオイルとシンプルに仕上げたアーリオオーリオや、カルボナーラとの相性は抜群です。


🍕 ③ グラタン・ピザに使う
加熱するとしっかり溶けてとろとろになります。普通のとろけるチーズの代わりにグラタンやピザのトッピングに使うと、仕上がりにキャラメルのような深みが加わります。色味も鮮やかなオレンジで、見た目が華やかになるのもうれしいポイントです。


🥗 ④ サラダに崩してトッピング
ちぎったレッドレスターをグリーンサラダやロースト野菜に加えるだけで、インスタ映えする一皿に変身します。熱を加えないので、チーズ本来のほんのり甘い風味がそのまま楽しめます。


🍞 ⑤ チーズトースト
食パンにスライスしたレッドレスターをのせ、トースターで焼くだけ。オレンジ色がこんがり焼けて見た目もきれいです。朝食や軽い昼食にぴったりです。


コストコの400gをまとめ買いしたときは、1回分(約50g)ずつラップで包んでジッパー袋に入れ、冷凍保存するのがおすすめです。冷凍で最大1ヶ月は品質を保てます。


レッドレスターチーズのレシピ一覧(楽天レシピ)


レッドレスター チーズの正しい保存方法──冷蔵・冷凍で最後まで使いきるコツ

コストコで400gのブロックをまとめ買いすると、一度には使い切れないことがほとんどです。正しく保存することで、最後まで美味しさをキープできます。


冷蔵保存の場合、開封後はできるだけ空気に触れないようにするのが基本です。ラップで全体をぴったりと包み、密閉できる保存容器や食品用保存袋に入れて冷蔵庫へ。一般的なハードチーズの冷蔵保存期間は開封後2〜3週間が目安とされています。冷蔵が基本です。


ただし、コストコのような大容量のブロックを一度に使い切るのは難しいケースも多いです。そういったときは迷わず冷凍を活用しましょう。


冷凍保存の手順はシンプルです。


1. 使いやすい量(50g前後)に切り分ける
2. 1切れずつラップでぴったりと包む
3. ジッパー付き冷凍保存袋に入れて空気を抜く
4. 冷凍庫へ入れて保存(目安:1ヶ月以内)


冷凍したチーズは解凍後に食感がやや崩れやすくなりますが、もともとホロホロとした食感のレッドレスターにとっては、それほど大きなデメリットになりません。加熱料理(グラタン、ピザ、パスタなど)に使うなら、冷凍のまま加熱してもOKです。


ひとつ気をつけたいのが、チーズの保存に「ラップだけ」は不向きというケースがある点です。ハードチーズはラップとの相性が悪く、チーズが蒸れてカビが生えやすくなる場合があります。ラップの上から必ず密閉容器や保存袋に入れるのがポイントです。二重に密封することを習慣にしましょう。


また、冷凍したチーズを使う場合は、前日に冷蔵庫に移してゆっくり解凍するのが理想的です。電子レンジで急速解凍すると水分が抜けてパサつきやすくなるため、避けたほうが無難です。じっくり解凍がコツですね。


チーズの冷凍保存・解凍方法について(ニチレイフーズ)


レッドレスター チーズが買えるお店と価格比較──コストコ以外もチェック

日本での入手方法はここ数年で一気に広がりました。以前は専門店や通販でしか購入できず、100gあたり1,000〜3,000円することもありましたが、今はもっと身近になっています。


コストコ(ワイクファームズ製)が現在最も手頃な選択肢です。内容量は400gで、税込1,048円が定価(2024年時点)。100gあたり約262円という計算になります。割引セールのときには838円前後になることもあり、100gあたり約210円まで下がります。これはコスパがいいですね。


楽天市場やAmazonでも購入が可能で、コストコと同じワイクファームズの商品が送料別で販売されています。コストコ会員でない方はこちらを利用するのが現実的です。


専門店や輸入食品店では、ワイクファームズより熟成度の高い農家製(ファームハウス)タイプが手に入ることがあります。スパークンホー・ファームが作る生乳使用のレッドレスターは、風味の複雑さが段違いで、チーズ好きならぜひ一度は試してほしい逸品です。ただし価格は100gあたり500〜1,000円程度と、コストコ品の2〜4倍になります。


業務スーパーで取り扱いがある場合もあり、価格は200g前後で378〜398円と非常にリーズナブルです。ただし取り扱いは店舗によって異なるため、事前に確認が必要です。


| 購入場所 | 価格目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| コストコ | 400g/1,048円 | ワイクファームズ製・コスパ◎ |
| 楽天・Amazon | 400g/1,200〜1,500円前後 | コストコ非会員でも購入可能 |
| 業務スーパー | 200g前後/398円 | 取扱店舗要確認 |
| 専門店・輸入食品店 | 100g/500〜1,000円 | 農家製など高品質品が揃う |


初めて購入するならコストコが最もおすすめです。400gとやや多めですが、冷凍保存を活用すれば十分使い切れる量です。まずは一度試してみる価値は十分あります。


コストコでのワイクファームズ レッドレスター取り扱い開始情報(英国チーズ情報局)