発芽玄米 デメリット/効果やメリット 栄養価はどう?

発芽玄米 デメリット/効果やメリット 栄養価はどう?

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発芽玄米のデメリット/違い

発芽玄米のデメリット/違い

 

 

健康志向の高まりから、栄養豊富な発芽玄米を取り入れ始めた山田さん。白米よりもビタミンやミネラルが豊富で、食物繊維もたっぷり!まさに理想の食材だと喜んでいたのです。

 

しかし、数ヶ月後、山田さんは体調不良に悩まされ始めました。原因不明の倦怠感、慢性的な便秘、そして肌荒れ。まさか発芽玄米が原因だとは思いもしなかったのです。

 

病院で検査を受けた結果、山田さんは「フィチン酸過剰摂取」と診断されました。フィチン酸は、発芽玄米に含まれる栄養素の吸収を阻害する物質です。山田さんは、白米よりも多くの発芽玄米を食べていたため、必要以上にフィチン酸を摂取していたのです。

 

フィチン酸過剰摂取をやめ、白米に食生活を戻した山田さん。すると、体調不良は徐々に改善していきました。そして、数週間後には、すっかり元気な体を取り戻したのです。

 

 

 

発芽玄米は玄米をわずかに発芽させたものです。酵素が活性化されることで栄養価がガンッと上がるのが特徴。

 


ファンケルの発芽玄米 1kg

▲1kgで1,000円弱と、まあまあお手頃。

 

発芽玄米は玄米よりも食べやすくなり、ぬか部分も柔らかくなります。玄米よりも栄養価が高く、うま味も強く食べやすいという、玄米と白米の良いトコ取りをした食材です。

 

発芽玄米は玄米と白米の良いトコ取り

 

そんな発芽玄米にはいくつかのデメリットがあります。

 

まず、フィチン酸という成分が含まれていること。このフィチン酸はカルシウム、鉄分、亜鉛などの必須ミネラルの吸収を阻害する可能性があります。

 

また、発芽玄米を購入する際には、残留農薬の心配もあります。信頼できる生産者から購入することが重要です。安全な食品を選ぶために、注意が必要です。

 

さらに、発芽玄米は玄米よりも柔らかくなるため、食べやすいという特徴があります。しかし、その柔らかさによって、調理中や保存中に形が崩れやすくなることもあります。

 

発芽玄米は玄米と白米のいいとこどりであり、栄養価とおいしさを兼ね備えています。しかし、デメリットや違いもあるため、食事のバリエーションや個々の体質に合わせて選ぶことが大切です。

 

発芽玄米の栄養

発芽玄米の栄養
発芽玄米にはさまざまな栄養素が含まれています。ビタミンB1やカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、健康維持に役立ちます。

 

さらに、発芽玄米にはGABA(ギャバ)と呼ばれる成分が含まれています。GABAにはストレス軽減や血圧の下降効果があります。また、発芽玄米は食物繊維が豊富であり、便秘の解消や予防に効果的です。

 

発芽玄米は低GI(グリセミック・インデックス)値の食品であり、ダイエットにも適しています。さらに、抗酸化作用があり、アンチエイジングや美肌・美髪効果が期待できます。

 

発芽玄米の効果

発芽玄米の効果
発芽玄米にはさまざまな効果があります。まず、発芽玄米は体調管理や健康維持に役立ちます。ビタミンB群やミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、体内の機能をサポートします。

 

また、発芽玄米は食後の血糖値の上昇を穏やかにし、エネルギーの安定供給に役立ちます。

 

玄米と同様、血糖値の上昇を抑える作用があり、美味しくダイエットできる夢のような食材と言えるでしょう。糖尿病の改善にも使われてるくらい。白米と発芽玄米の血糖値上昇を比べたのがコレ。

 

白米と発芽玄米の血糖値上昇の比較
引用:美味技術研究会誌 3号

 

おー、上昇が、3/4くらいに抑えられてるのかな。

 

さらに、ストレス軽減効果があり、リラックスや安眠にも効果的です。

 

その他にも、発芽玄米にはさまざまな健康効果があります。食事に取り入れることで総合的な健康への効果が期待できます。

 

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