私は、玄米茶にハマっていた。
毎日、ティーポットいっぱいに玄米茶を淹れ、仕事中も水代わりにガブガブ飲み続けていた。健康にもいいからねと。
ある日、鏡に映った自分の顔に異変を発見。
肌が黄色く変色していたのだ!目がつかれてるのかな、と思ったけど、やっぱり黄色い気がする。
家族に確認すると、「前から黄色かったよ」と衝撃の事実を告げられた。
慌てて皮膚科を受診すると、診断結果は「カロチノイド症」。
玄米茶に含まれるβ-カロテンが過剰に摂取されたことが原因だった。
健康のために始めたことが、まさか逆効果になるとは…。
数週間、玄米茶を断ち、野菜もβ-カロテンが少ないものを選ぶようにすると、徐々に肌の色は元に戻った。
玄米茶は、煎茶やほうじ茶に炒った玄米を加えたものです。
玄米茶は比較的メリットが多く、デメリットが少ないお茶。
あえてあげるとすればこんな感じ。
まーでも、これはお茶全般に言えることでしょう。
玄米茶は血圧の上昇を抑えるため、日常的に飲んでいると血圧管理に役立つという大きなメリットがあります。
玄米茶には、他のお茶と比べてカフェインの含有量が少ない特徴があります。
引用:飲料のカフェイン含有量に関する調査-知らずに多く摂取していることも!?
玄米茶のカフェイン含有量は、一般的に1杯あたり10mg程度とされています。これに対して、紅茶は30mg程度のカフェインが含まれています。(ただし、茶葉の種類や抽出方法によってもカフェインの含有量は異なる場合があります。)
緑茶系は、玉露を除くとだいたいカフェインは少なめですね。特に、釜炒り茶や煎茶はカフェイン量が少ないと言えるでしょう。
ちなみに、1日に摂っても影響のないカフェインの量は、健康な成人でだいたい400mg(3mg/kg 体重)と言われています。(欧州食品安全機関 EFSAが出した数字)
カフェインは摂りすぎると、めまいや動悸、興奮、不眠などの症状を引き起こす可能性があるんですね。飲み物以外にも、鎮痛剤や風邪薬などにもカフェインが含まれていることがあります。
子供だと最大摂取可能量は大幅に減って、10歳~12歳で、85mg(カナダ保健省が出した数字)となっています。
ということは、玄米茶なら成人で1日に40杯飲んでも大丈夫ということになりますね。まあ、そんなに飲む人は居ないかも知れませんけど。
そのため、カフェインを摂りたくない方やカフェインが苦手な方には適したお茶と言えます。カフェインは神経刺激物として知られており、不眠や興奮を引き起こすことがありますが、玄米茶はその心配が少ないため、リラックスしたい時や夜に飲むのに適しています。
カフェインを避けたい妊婦さんの場合でも、玄米茶を適度に飲むことは問題ないです。ただ、1日に3リットル以上飲むのは避けたほうがいいでしょう。
カフェインレスコーヒーに飽きたら、玄米茶で気分を変えてみるのもいいかも。
デカフェドリップコーヒー
↑やたら美味しい評価が多い カフェンインレスコーヒー
玄米茶にはさまざまな効果があります。
玄米茶に含まれる、GABA、食物繊維、ビタミンB、ビタミンE、鉄分、カルシウムが特に体に良いとされてます。
まず、玄米茶に含まれるポリフェノールは、抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去する効果があります。これにより、老化や病気の予防に役立つとされています。また、玄米茶には食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整える効果があります。さらに、玄米茶にはビタミンやミネラルも含まれており、健康維持に役立つと言われています。
玄米茶はまた、リラックス効果もあります。その香りや味わいは心を落ち着かせ、ストレスや不安を和らげる効果があります。特に、忙しい日常生活や疲れた心身を癒したいときにおすすめです。
さらに、玄米茶にはダイエット効果も期待できます。玄米茶に含まれる食物繊維は、満腹感を得やすくするため、過食を防ぐ効果があります。そこまで繊維感は感じませんけども、満腹感を助けてくれるんですね。また、玄米茶には代謝を促進する成分も含まれており、脂肪燃焼をサポートすることも期待できます。
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