ささみは脂肪分が少なく、良質なタンパク質が含まれています。また、他の部位と違って鶏の皮を除く手間もないため、扱いやすいんですね。
動物性タンパク質でありながら、豚肉や牛肉よりもとても脂肪分が少ない、優秀な離乳食材です。
赤ちゃんには消化器系がまだ発達しておらず、脂肪分が多い食事は消化が難しく、胃腸に負担をかける可能性があるんですね。
いつからささみを食べさせていいのでしょうか?
ささみは、豆腐や白身魚に慣れた離乳食中期(7,8カ月頃)以降に取り入れることが推奨されています。この時期の赤ちゃんには、10~15gのささみを2~3㎜のみじん切りにして提供します。また、ささみはパサつく食感があるため、食べにくそうならすり鉢ですりつぶしたり、水溶き片栗粉でとろみをつけると良いとされています。
さらに、離乳食完了期になると、ささみの量は15~20gに増やし、1㎝角に切ります。この大きさであれば、奥の歯茎でカミカミと噛むことができます。ただし、食べにくそうであれば、ささみを片栗粉にまぶしてから湯がくと、パサつきが軽減されると言われています。
まず、ささみには筋がついているので、これをきちんと取り除きましょう。筋が残っていると、飲み込む際に、ささみの肉同士がつながってしまい、窒息の原因になる可能性もあるためです。
筋を取り除いたら、次にささみを調理する方法を選びます。生のままみじん切りにすることもできますが、湯がいた後にひっついて固まることもあるため、離乳食中期の赤ちゃんには、ある程度のかたまりを湯がいてからみじん切りにするか、すり鉢でつぶす方が良いでしょう。
もしくは、フードプロセッサーがあれば、筋ごとすりつぶしてしまえるので便利でしょう。
このように、ささみは筋を取り除き、適切な大きさに切ったり、すりつぶしたりすることで、赤ちゃんが食べやすい離乳食になります。