ノンフライヤーで半熟卵
この記事でわかること
⏱️
絶妙な半熟加減!
とろとろから黄金比まで、好みの固さに仕上げる温度と時間設定がわかります。
💥
失敗ゼロへ!
卵の爆発を防ぎ、殻がツルンと剥けるようになる下準備のコツがわかります。
🍳
マンネリ解消!
いつもの半熟卵が特別な一品に変わる、簡単で美味しいアレンジレシピがわかります。
🧼
後片付けも楽々!
気になるノンフライヤーの掃除方法や、清潔に保つためのポイントがわかります。
半熟卵の作り方!最適な時間と温度設定の黄金比
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ぶっちゃけ、ノンフライヤーと半熟卵の相性はあまり良くありません。
「ノンフライヤーで半熟卵は作れなくはない」
「でも、普通に卵を茹でて、時間を測ったほうが簡単に早く半熟卵が作れる」
というのが正直なところ。
「ノンフライヤーで半熟卵を作ってみよう」という実験をしてみたい人はトライしてみるといいかも知れません。
基本的な作り方
- ノンフライヤーを予熱します(予熱機能がない機種はそのままでOK)。
- バスケットにアルミホイルを敷き、その上に卵を置きます。直接置いても構いませんが、万が一割れた時の掃除が楽になります。
- 設定した温度と時間で加熱します。
- 加熱が終わったら、すぐにバスケットから取り出し、氷水に1〜3分ほど浸けて急冷します。これにより、余熱で黄身が固まるのを防ぎ、殻も剥きやすくなります。
【仕上がり別】温度と時間の設定目安表
※卵はM〜Lサイズ、冷蔵庫から出してすぐの状態を想定しています。
| 仕上がりの固さ |
温度 |
時間 |
特徴 |
| とろとろ半熟(温泉卵風) |
80℃ |
25分 |
白身も黄身もとろりとした、まさに温泉卵のような仕上がり。スプーンですくって食べるのがおすすめです。 |
| 黄金比半熟 |
130℃ |
10分 |
白身はしっかり固まり、黄身の中心がとろりと流れ出る、ラーメンのトッピングに最適な状態です。 |
| しっとり半熟 |
150℃ |
8〜10分 |
黄身全体がしっとりとしたジェル状で、流れ出さない程度の半熟加減。お弁当にも入れやすい固さです。 |
| しっかり固ゆで |
130℃ |
12〜15分 |
黄身の中心までしっかり火が通った状態。サラダやサンドイッチに最適です。 |
いくつかのレシピサイトでは、200℃のような高温で短時間加熱する方法も紹介されていますが、高温設定は卵が爆発するリスクも高まります 。特に初めて作る際は、130℃〜150℃の中温でじっくり加熱する方法から試すのが安全でおすすめです。慣れてきたら、ご自身の好みに合わせて1分単位で時間を調整し、「我が家の黄金比」を見つけてみてくださいね。
半熟卵の爆発を防ぐ!失敗しないための下準備とコツ
ノンフライヤーで卵を加熱した際に「バン!」という音と共に卵が爆発してしまった、という経験はありませんか?バスケットの中が悲惨なことになるだけでなく、故障の原因にもなりかねません。この爆発は、卵内部の水分が急激に加熱されて水蒸気となり、逃げ場を失って殻を突き破ることで起こります。でも、いくつかの簡単なコツを押さえるだけで、この失敗は劇的に減らすことができます。ここでは、誰でも簡単に実践できる、半熟卵作りを成功させるための下準備と注意点をご紹介します。
🥚 爆発を防ぐための下準備3つのポイント
- 常温に戻しておく
冷蔵庫から出したての冷たい卵をいきなり高温で加熱すると、急激な温度変化で殻が割れやすくなり、爆発のリスクが高まります。調理を始める最低30分前には冷蔵庫から出し、室温に慣らしておくのが理想です。時間がない場合は、ボウルに入れたぬるま湯に5分ほど浸けておくだけでも効果があります。
- アルミホイルで優しく包む
卵をアルミホイルでふんわりと包んでから加熱するのも、非常に有効な方法です。アルミホイルが熱の伝わり方を穏やかにしてくれるため、急激な温度上昇を防ぎ、爆発のリスクを低減します。また、万が一殻にヒビが入っても、中身が飛び散るのを防いでくれるというメリットもあります。
- 画鋲などで穴を開ける(上級者向け)
卵の丸い方(気室という空気の部屋がある側)に、画鋲や卵の穴あけ器で小さな穴を開けておくと、加熱中に内部の圧力がその穴から逃げるため、爆発を防ぐことができます。ただし、穴から白身が漏れ出てしまう可能性や、衛生面での懸念もあるため、行う際は自己責任で、清潔な道具を使用してください。
✨ 殻をツルンと剥くためのコツ
半熟卵作りで意外とストレスなのが、殻がうまく剥けずに白身がボロボロになってしまうこと。これも簡単な一手間で解決できます。
- 加熱後はすぐに氷水へ!
最も重要なのが、加熱が終わったらすぐに氷水に入れて急冷することです 。これにより、身と殻の間に隙間ができ、驚くほどツルンと殻が剥けるようになります。最低でも1分以上はしっかりと冷やしてください。
- 新鮮すぎない卵を使う
実は、産みたての新鮮な卵は、炭酸ガスが多く含まれているため薄皮が白身に密着しやすく、殻が剥きにくい傾向にあります。購入してから3日〜1週間ほど経った卵の方が、調理には適していると言われています。
これらのコツを実践すれば、ノンフライヤーでの半熟卵作りがもっと手軽で楽しいものになるはずです。ぜひ試してみてください。
半熟卵がごちそうに!簡単美味しいアレンジレシピ3選
ノンフライヤーで手軽に作れるようになった半熟卵。そのまま塩でシンプルに味わうのも最高ですが、少し手を加えるだけで、食卓の主役級のごちそうに大変身します。ここでは、SNSでも話題の「やみつきになる」簡単アレンジレシピを3つ厳選してご紹介します。どれも難しい手順は一切なし!忙しい日のあと一品や、おつまみ、お弁当のおかずにもぴったりです。
🌶️ ピリ辛だれが食欲をそそる!「よだれ鶏風 半熟卵」
よだれ鶏のあの美味しいタレを、半熟卵にかけた絶品アレンジ。ご飯もお酒も無限に進んでしまう、まさに悪魔的な美味しさです。
- 材料(作りやすい分量)
- 半熟卵: 4個
- (A) 長ネギ(みじん切り): 1/2本
- (A) 醤油: 大さじ3
- (A) 酢: 大さじ2
- (A) 砂糖: 大さじ1
- (A) ラー油: 大さじ1〜2(お好みで)
- (A) ごま油: 大さじ1
- (A) おろしにんにく、おろししょうが: 各小さじ1/2
- お好みで刻みピーナッツやパクチー: 適量
- 作り方
- ボウルに(A)の材料をすべて入れてよく混ぜ合わせます。
- ノンフライヤーで作った半熟卵の殻を剥き、半分にカットします。
- お皿に半熟卵を並べ、上から1のタレをたっぷりとかけます。
- お好みで刻みピーナッツやパクチーを散らせば完成です。
🥢 間違いない美味しさ!「漬けるだけ味付け卵(煮卵)」
ラーメン屋さんでおなじみの味付け卵も、ノンフライヤー半熟卵を使えば失敗なし。めんつゆベースの簡単な漬けダレに一晩漬けるだけで、味がしっかり染み込んだ絶品煮卵が完成します。
- 材料(作りやすい分量)
- 半熟卵: 4個
- (B) めんつゆ(2倍濃縮): 100ml
- (B) 水: 100ml
- (B) 砂糖: 小さじ1
- (B) おろししょうが: 少々(チューブでも可)
- 作り方
- 厚手のポリ袋やジッパー付き保存袋に(B)の材料を入れて混ぜ合わせます。
- 殻を剥いた半熟卵を1の袋に入れ、空気を抜きながら口を閉じます。
- 冷蔵庫で半日〜一晩漬け込みます。途中で一度上下を返すと、均一に味が染み込みます。
参考レシピサイトでは、キムチと和える「半熟卵のキムチユッケ」や、衣をつけて揚げる「半熟卵の磯辺揚げ」なども紹介されています 。ぜひ色々試して、お気に入りのアレンジを見つけてください。
🧀 とろーりチーズと卵の共演!「半熟卵のベーコンチーズ焼き」
半熟卵をさらにノンフライヤーでアレンジ!朝食やおつまみにぴったりの、子供から大人まで大好きな一品です。
- 材料(2個分)
- 半熟卵: 2個
- ベーコン: 2枚
- ピザ用チーズ: 大さじ2
- 黒こしょう: 少々
- パセリ(みじん切り): 少々
- 作り方
- 半熟卵は殻を剥き、縦半分に切ります。
- ココット皿や耐熱容器に半熟卵の断面を上にして並べます。
- 卵の上にベーコンをちぎって乗せ、ピザ用チーズをかけます。
- ノンフライヤーに入れ、180℃で3〜5分、チーズに焼き色がつくまで加熱します。
- 仕上げに黒こしょうとパセリを振って完成です。
半熟卵を安全に楽しむ!知られざる保存期間と食中毒のリスク
手軽に作れる半熟卵は、作り置きしておくと非常に便利です。しかし、黄身が完全に固まっていない半熟卵は、固ゆで卵に比べてデリケートで、保存方法を誤ると食中毒のリスクも伴います。特に、気温と湿度が上がる季節には注意が必要です。ここでは、意外と知られていない半熟卵の正しい保存方法と、安全に楽しむための注意点について詳しく解説します。大切な家族の健康を守るためにも、ぜひ知っておいてください。
🥚 半熟卵の正しい保存方法と期間
固ゆで卵と半熟卵では、日持ちする期間が大きく異なります。黄身に含まれる水分量が多いほど、細菌が繁殖しやすくなるためです。
| 種類 |
保存方法 |
保存期間の目安 |
| 半熟卵 |
殻付きのまま、冷蔵庫で保存 |
2〜3日以内 |
| 固ゆで卵 |
殻付きのまま、冷蔵庫で保存 |
1週間程度 |
保存のポイント
- 殻は剥かずに保存する
殻には、外部の雑菌から中身を守る「クチクラ層」という薄い膜があります。調理後すぐに殻を剥いてしまうと、このバリア機能が失われ、細菌が侵入しやすくなります。食べる直前に殻を剥くようにしましょう。
- 必ず冷蔵庫で保存する
常温での放置は絶対に避けてください。細菌が繁殖する最適な温度帯(約20℃〜50℃)を避けるため、調理後は速やかに粗熱を取り、冷蔵庫で保存しましょう。
- ヒビの入った卵はすぐに食べる
調理中や保存中にヒビが入ってしまった卵は、そこから細菌が侵入しやすくなっています。保存には向かないので、できるだけその日のうちに食べ切るようにしてください。
⚠️ 注意したい食中毒のリスク
卵による食中毒の主な原因菌は「サルモネラ菌」です。サルモネラ菌は熱に弱く、75℃で1分以上加熱すれば死滅すると言われています。しかし、黄身が固まっていない半熟卵や温泉卵は、中心部の温度が十分に上がっていない可能性があります。
日本の卵は衛生管理が徹底されているため、健康な人がサルモネラ菌に感染するリスクは非常に低いですが、ゼロではありません。特に、抵抗力の弱い小さなお子様、ご高齢の方、妊婦の方、体調が優れない方が食べる場合は、半熟ではなく固ゆでにする方がより安全です。
作り置きした半熟卵を食べる際は、少しでも異臭がしたり、ネバつきを感じたりした場合は、もったいないと思っても絶対に食べずに廃棄してください。
正しい知識を持って、美味しくて便利な半熟卵を安全に楽しみましょう。
ノンフライヤーのお手入れ!半熟卵を作った後の簡単な掃除方法
ノンフライヤーは油を使わないので後片付けが楽なのが魅力ですが、卵料理の後は意外と汚れが気になることも。特に、加熱中に卵が割れてバスケットにこびりついてしまったり、目に見えないタンパク質の汚れが残っていたりすると、臭いやカビの原因になります。ここでは、ノンフライヤーをいつでも清潔に保つための、半熟卵を作った後の簡単なお手入れ方法と、しっかり掃除する際のコツをご紹介します。正しいお手入れで、ノンフライヤーを長持ちさせましょう。
🧼 毎回の使用後に行う「基本のお手入れ」
- 電源を切り、冷ます
お手入れの前には、必ず電源プラグを抜き、本体とバスケットが完全に冷めていることを確認してください 。熱い状態でお手入れを始めると、火傷の危険があるだけでなく、急な温度変化でコーティングが傷む原因にもなります。
- バスケットとプレートを洗う
ノンフライヤーからバスケットと内側のプレートを取り外します。ぬるま湯に台所用中性洗剤を少量溶かし、柔らかいスポンジで優しく洗いましょう 。焦げ付き防止コーティングが施されていることが多いため、スチールたわしやメラミンスポンジの使用は絶対に避けてください 。
- しっかりと乾燥させる
洗い終わったら、乾いた布で水分をしっかりと拭き取るか、風通しの良い場所で完全に乾燥させます。水分が残っていると、臭いやカビ、サビの原因になります。
✨ 汚れが気になるときの「念入り掃除」
卵の白身がこびりついてしまった場合や、臭いが気になる場合は、つけ置き洗いが効果的です。
- 重曹ペーストでこびりつきを撃退
頑固なこびりつきには、重曹ペーストがおすすめです 。重曹と水を2:1の割合で混ぜてペースト状にし、汚れが気になる部分に塗ってしばらく放置します。その後、スポンジで優しくこすれば、汚れが浮き上がってきれいに落とせます。
- 本体内部とヒーター部分の掃除
本体の外側や内部は、薄めた中性洗剤に浸して固く絞った布で拭き掃除をします 。特に見落としがちなのが、上部のヒーター(電熱線)部分です。食材のカスや油が飛び散っていることがあるので、冷めていることを確認してから、柔らかいブラシや布で優しく汚れを取り除きましょう。このとき、絶対に内部に水をかけたり、洗剤を直接スプレーしたりしないでください 。故障の大きな原因となります。
より詳しいメーカーごとのお手入れ方法は、公式サイトで確認するのが最も確実です。
シロカ製品のお手入れ方法の参考リンク:
https://support.siroca.co.jp/hc/ja/articles/900002824966-ノンフライオーブン-お手入れの方法を教えてください
正しいお手入れを習慣にして、ノンフライヤーを清潔に保ち、毎日の料理に気持ちよく活用しましょう。
半熟卵ならなら、専用の「ゆでたまごメーカー」を使うほうがうまくできます。もともと「ゆで」か「蒸し」で作るタイプの料理ですから、ノンフライヤーの熱風調理とは相性がよくないんですね。
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