

月550円で「馬主」になれるのに、知らずに競馬を"見るだけ"で損してます。
「ファリナータ」という言葉を耳にしたとき、多くの方がまず頭に浮かべるのは料理のほうではないでしょうか。ファリナータ(farinata)とはイタリアのリグーリア州を発祥とする、ひよこ豆粉を使った極薄の焼き料理のことです。正式名称は「ファリナータ・ディ・チェーチ(farinata di ceci)」といい、「チェーチ」はイタリア語でひよこ豆を意味します。
材料はシンプルそのものです。ひよこ豆粉・水・エキストラバージンオリーブオイル・塩の4つだけ。これらを混ぜ合わせて2〜4時間以上生地を休ませ、高温のオーブンで薄く焼き上げます。焼き上がりの厚さはわずか5〜8mm程度と、クレープのように薄い仕上がりになるのが特徴です。
歴史も非常に深い料理です。一説によると、1284年のメロリアの海戦(ジェノヴァ対ピサ)の後、勝利の帰還途中にあったジェノヴァの船上でひよこ豆粉と油が海水と混ざり合い、それを焼いたことが始まりだと伝えられています。つまり700年以上の歴史を持つ料理ということですね。
現地リグーリアでは、「シャマッダ」と呼ばれるテイクアウト専門の窯料理屋でファリナータが売られています。昔は売り子が銅製の浅鍋(テスト)を頭に載せて路上で販売していたというのですから、当時のストリートフードの象徴的存在だったことがわかります。フランスのニースでは「ソッカ」という名前で呼ばれており、これは1859年までニースがリグーリアの一部だった歴史的背景によるものです。
家庭で作る際のポイントは3つあります。
- 生地を十分に休ませる:最低でも2〜3時間、理想は4時間以上。これにより粉と水が完全になじみ、なめらかな食感になります。
- オリーブオイルをたっぷり使う:型にたっぷり敷いたオイルが、カリッとした底面の焼き色を作ります。
- グリル機能で焼く:家庭用オーブンの場合はグリル機能を使用。250℃の高温で10〜20分が目安です。
黒胡椒をたっぷりまぶした定番の仕上げ以外に、ローズマリーや白ネギを加えるバリエーションも人気です。これは使えそうですね。
イタリア在住マンマが教える本場のファリナータレシピ(材料・作り方の詳細)|イタリア好き
ファリナータが近年注目を集めている理由のひとつが「グルテンフリー」であることです。小麦粉を一切使わないひよこ豆粉だけで作られるため、グルテンを含みません。
ひよこ豆粉の栄養価は非常に優秀です。100gあたりのたんぱく質は約20gと高く、これは同量の鶏胸肉(茹で・約24g)に匹敵する水準です。さらに食物繊維も豊富で、GI値(血糖値の上がりやすさを示す指数)は33と低く、小麦粉のGI値60と比べて約半分以下という優秀な数値を誇ります。
| 栄養素 | ひよこ豆粉100gあたり |
|---|---|
| タンパク質 | 約20g |
| 炭水化物 | 約60g |
| 脂質 | 約5g |
| GI値 | 33(小麦60に対して) |
| カロリー | 336kcal(乾燥状態) |
カルシウム・鉄分・亜鉛・ビタミンB群も豊富に含まれています。これはダイエット中の方や、毎日の食事で栄養バランスを気にする主婦の方にとっても見逃せない情報です。
ひよこ豆粉は製菓・製パン用の食品専門店のほか、Amazonや楽天などのネット通販でも購入可能です。「ベサン粉」「チャナ粉」という名前でも販売されており、インド料理のパコラやファラフェルにも使われる万能食材です。グルテンフリーが必要な方でなくとも、取り入れてみると料理の幅が広がります。
栄養面を重視するなら、オリーブオイルもポリフェノールを豊富に含むエキストラバージンオリーブオイルを選ぶのがおすすめです。健康へのメリットが大きい食材の組み合わせということですね。
実は「ファリナータ」という名前の競走馬が、現在も日本の地方競馬で現役として走っています。料理と同じ名前を持つこの馬の正体を見てみましょう。
ファリナータは2021年3月27日生まれの牝馬(5歳・鹿毛)で、北海道門別産の生まれです。父はモンテロッソ(GB)、母はジャンティエス(母父ローエングリン)という血統を持ちます。馬主は近藤和彦氏、生産牧場は北海道日高の高山牧場、調教師は沖田明子師(名古屋)です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 馬名 | ファリナータ(Farinata) |
| 性別・毛色 | 牝・鹿毛 |
| 生年月日 | 2021年3月27日 |
| 産地 | 北海道門別産 |
| 父 | モンテロッソ(GB) |
| 調教師 | 沖田明子(名古屋) |
| 通算成績 | 23戦0勝(2026年3月時点) |
| 総賞金 | 120万円 |
通算23戦0勝という成績ですが、3着が2回あり、総賞金は120万円(地方)を獲得しています。2023年に浦和でデビューし、2025〜2026年は名古屋競馬場を主戦場にしています。勝利はまだありませんが、現役として走り続けている馬です。
つまりファリナータは現在も走っているということですね。父モンテロッソは2010年のドバイワールドカップ(G1)を制した世界的名馬で、日本の地方競馬でも多くの産駒が活躍しています。ビリーバー・ラセット・リュヌルージュなどの産駒が知られており、芝・ダート問わず幅広い距離に対応する産駒を輩出する種牡馬として評価されています。
競走馬ファリナータの血統・成績・プロフィール詳細|JBISサーチ
「ファリナータ」という名前は、料理と競走馬に共通して使われていますが、そもそも競走馬の名前にはどんなルールがあるのでしょうか?
日本の競走馬の馬名規則は以下のとおりです。
- カタカナで2文字以上9文字以内であること
- アルファベット表記で18文字以内であること(カタカナ9文字でも英字換算で超えると不可)
- 公序良俗に反する名前・有名馬名の再使用・特定人物を指す名前などは禁止
「ファリナータ」はカタカナで6文字、アルファベットで「Farinata」と8文字ですので、どちらの基準もクリアしています。馬名登録ルールの観点では非常に使いやすい名前です。
料理名を馬名に使う例はほかにもあります。「グァンチャーレ」(イタリア料理の豚頬肉の塩漬け)、「アフォガート」(イタリアのコーヒースイーツ)、「オレンジピール」など、食べ物・飲み物由来の馬名は多数存在しています。馬主が自分の好きな食べ物や縁のある料理から名前をつけることは珍しくありません。
ファリナータの場合、母馬の名前「ジャンティエス」からの連想というよりも、馬名そのものがイタリア料理「ファリナータ・ディ・チェーチ」に由来していると考えるのが自然です。父名「モンテロッソ(Monterosso)」がイタリア語(「赤い山」の意)であり、イタリア語つながりの馬名命名であると推測できます。馬名の世界には、そういった遊び心と文化的背景がつまっているのです。
GIを勝った競走馬の馬名は「永久保護」となり、同名の馬を登録できなくなります。ですから「ファリナータ」という馬名が今後どこまで語り継がれるかは、ひとえにこの牝馬の今後の活躍次第ということにもなります。
馬名登録審査の詳細ルールについて|ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(PDF)
「競走馬の馬主になるには年収500万円以上が必要」という話を聞いたことがある方は多いと思います。確かに地方競馬の個人馬主登録には、原則として直近年の所得が500万円以上であることが求められています。中央競馬(JRA)にいたっては2年連続で所得1,700万円以上・資産7,500万円以上という条件があります。
しかし実は「一口馬主(クラブ馬主)」という仕組みを使えば、そのような条件はまったく必要ありません。
一口馬主とは、1頭の競走馬の所有権を40〜1,000口程度に細かく分割し、複数の出資者が共同で1頭の馬を所有する仕組みです。月々の費用は安いクラブで550円〜、平均的に見ても月3,000〜8,000円程度で始められます。
| 項目 | 一般の馬主 | 一口馬主 |
|---|---|---|
| 収入要件 | 所得500万円以上(地方競馬) | 不要 |
| 初年度費用 | 200〜500万円 | 数万円〜 |
| 月々の維持費 | 15〜45万円 | 550円〜(クラブによる) |
| 馬主登録 | 必要 | 不要 |
一口馬主のメリットは費用面だけではありません。担当馬が勝利した際には口取り式(表彰式)に参加できるクラブもあります。牧場見学ツアーや会員限定パーティへの参加など、馬や競馬との距離が縮まる体験ができる点も魅力です。賞金の一部が配当として還元されるため、馬が活躍すれば収入を得られる可能性もあります。
競馬をただ観戦するだけでなく、応援する馬を持つことで毎週のレースが何倍も楽しくなります。ファリナータのような地方競馬の馬を通じて競馬に興味を持ったなら、一口馬主クラブを調べてみることを検討してみてください。代表的なクラブには「シルクホースクラブ」「キャロットクラブ」「広尾サラブレッド倶楽部」などがあり、それぞれ公式サイトで募集馬情報を確認できます。
地方競馬の馬主制度の概要・サラリーマンでも参加できる馬主生活の魅力|地方競馬情報サイト