

ダチョウ卵のゆで卵は鶏卵の約25倍の時間がかかります。
ダチョウの卵は、現在地球上に生息している動物の中で最も大きい卵です。縦(長径)は15〜18cm、横(幅)は約13cmで、重さは一般的に1.3〜1.6kgほどあります。最大級のものでは2.1kgに達するケースもあります。
縦の長さ18cmというのは、ちょうど一般的な文庫本の高さ(約15cm)より少し大きいイメージです。横に並べると、鶏卵3個分がすっぽり入るサイズ感になります。
| 項目 | ダチョウ卵 | 鶏卵(Mサイズ) |
|---|---|---|
| 縦の長さ | 15〜18cm | 約5.5cm |
| 横の長さ | 約13cm | 約4.3cm |
| 重さ | 1.3〜1.6kg | 約58〜64g |
| 殻の厚さ | 約2mm | 約0.3mm |
つまり重さで比べると、ダチョウ卵1個は鶏卵のおよそ24個分に相当します。1.5kgといえば、2リットルペットボトルの3/4ほどの重さです。手に持っただけで「すごい」と実感できる質感ですね。
殻の厚さは約2mmで、鶏卵の殻(0.3mm前後)と比べると約7倍近くも厚いのが特長です。その硬さは尋常ではなく、体重60kgの大人が直接乗っても割れないレベル。垂直方向には最大220kg、水平方向には120kgの荷重に耐えるというデータもあります。
殻の硬さが基本です。
これは親鳥がダチョウ自身であり、約100kgを超える体重のメスが卵の上に乗って抱卵することと深く関係しています。野生での生存戦略として、殻が分厚くなるよう進化してきたわけです。
参考:ダチョウ卵の大きさや殻の厚みについて詳しく解説されています。
ダチョウの卵の大きさ(重さと長さ)【世界一大きい卵】 - world-note.com
ダチョウ卵は大きいからといって、中身がすべて食べられるわけではありません。東京家政大学の研究によると、ダチョウ卵の内訳は「殻が約20%、白身が約60%、黄身が約20%」という比率になっています。鶏卵に比べると黄身の割合がやや少なめです。
黄身が少ないということですね。
白身の成分は水分90.1%、たんぱく質8.7%。黄身の成分は水分49.2%、たんぱく質16.7%、脂質32.3%という分析結果が報告されています。鶏卵と比較した場合、栄養バランスは似ていますが、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の比率がダチョウ卵のほうが高いという特性があります。
実際の食味についても特徴があります。白身の部分はゼラチンのようにプルプルとした半透明で、見た目の印象が鶏卵とは少し異なります。味は鶏卵に似ていますが、全体的にやや淡白で水っぽく感じる人が多いようです。また、若干の「鳥っぽいにおい」がありますが、よほど気にしない限り気にならないレベルという声がほとんどです。
料理の食感という点では、卵焼きにするとカステラのようなふんわり食感になるとも言われています。これはダチョウ卵の白身が鶏卵より柔らかく付着性が高い点と、卵白・卵黄それぞれの熱凝固温度が高めである点が影響しています。
栄養素の面では、カルシウムやマグネシウムが豊富で、必須アミノ酸・ビタミン・ミネラルのバランスが良好です。ダチョウの幼鳥を一から育てるだけの栄養がギュッと詰まっている卵ですから、栄養密度は当然高くなります。
参考:ダチョウ卵の成分・白身と黄身の比率・栄養価について専門的に解説されています。
ダチョウ卵を家庭で調理するとき、最初の壁は「殻を割ること」です。鶏卵のように軽く叩けば割れるわけではありません。殻の厚さが約2mmもあるため、ハンマーや釘・ペンチを使って力ずくで割る必要があります。
これは使えそうです。
割った後の中身は、鶏卵と同じようにスクランブルエッグ・目玉焼き・オムレツなどに活用できます。量が多いため、10人前程度のボリュームになる場合もあり、家族全員やホームパーティーで一緒に楽しむのが向いています。
ゆで卵にする場合は90分〜2時間が目安です。鶏卵のゆで卵は沸騰から10〜13分ほどで完成しますが、ダチョウ卵はサイズが約24倍もあるため、熱が中心部まで伝わるまでに非常に長い時間がかかります。半熟にしたい場合でも50分程度は必要です。
卵焼きにしても面白いですね。先ほど触れたように、カステラのようなふんわりとした仕上がりになるため、だし巻き卵などにすると大勢でシェアできる「映える」一品になります。あとの処理が少し大変ですが、特別な日のイベント料理として家族の記憶に残る体験になるでしょう。
ダチョウ卵を実際に入手しようと思ったとき、近所のスーパーに並んでいることはほぼありません。なぜなら、1羽のダチョウが年間に産む卵はわずか30〜80個(平均50個程度)しかないからです。鶏の年間産卵数が約300個であることを考えると、希少さがよくわかります。
これが原則です。
産卵期は主に3月〜9月です。この時期を外れると在庫切れになることが多く、秋冬にはほとんど手に入りません。購入を考えているなら産卵シーズン中の早めの注文が確実です。
購入場所については、主に以下の方法が現実的です。
気になる値段は、1個あたり4,000〜6,000円が相場です。送料を含めると5,000〜7,000円程度の出費になることが多く、決して安くはありません。ただし、1個で10人前に相当する量がある点を考えれば、家族みんなで楽しむイベント食材として「1人あたり500〜700円」と考えると、そこまで高いとも言えません。
楽天市場で購入するとポイント還元が得られるため、通販ならポイント倍率の高いセール時期を狙うのがお得です。なお、クール便(冷蔵)で届くため、到着後は冷蔵庫で保管し、消費期限(到着日より2週間程度)以内に使い切りましょう。
参考:ダチョウ卵の購入・値段・産卵期などについて解説されています。
ダチョウの卵の味や大きさは?ゆで卵は作れる?ニワトリとの違いも紹介
ダチョウ卵の活用法は、食べることだけではありません。分厚くて丈夫な殻は、食べた後に捨てるのがもったいないと感じる人も多く、実はインテリアやクラフト素材として長く親しまれてきた歴史があります。
アフリカの先住民族であるサン族(ブッシュマン)は、古くからダチョウの卵殻を水筒として使ってきました。現代でも、ダチョウ卵の殻は以下のような形で活用されています。
殻の加工はドリルが必要です。ハンマーだと殻が粉砕されてしまうため、アート目的ならあらかじめドリルで丁寧に穴を開けて中身を取り出す方法がおすすめです。穴を2箇所(上と下)開けて吹き出すと、殻を綺麗に保ったまま中身だけ取り出せます。
食べた後に殻が残るという発想を逆手にとると、調理体験+クラフト体験という「一粒で二度おいしい」使い方ができます。子どもと一緒に殻のランプシェードを作れば、食育と工作を同時に楽しめる週末の過ごし方になるでしょう。
ダチョウ卵を1個購入すれば、食卓の話題性・栄養補給・インテリア素材という三役をこなしてくれます。次の産卵シーズン(3〜9月)には、ぜひ一度ネット通販でお取り寄せしてみてください。

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