白ワイン度数平均とは|種類別・料理活用・保存方法

白ワイン度数平均とは|種類別・料理活用・保存方法

白ワイン度数平均

この記事でわかること
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白ワインの平均度数

一般的に9~14%、平均11~13%程度で種類により変動

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品種別の度数の違い

シャルドネは13~14.5%、ソーヴィニヨン・ブランは12~13%など品種で異なる

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料理での活用方法

時短調理に最適な白ワインの選び方と保存テクニック

白ワイン度数の一般的な範囲

 

白ワインのアルコール度数は一般的に9~14%程度の範囲に収まり、平均値としては11~13%とされています。この数値は赤ワイン(11~15%)と比較するとやや低めの傾向にあります。厚生労働省の「日本健康21」では、ワインのアルコール度数の目安を1杯120mlで12%と定めており、健康管理の際の基準値となっています。

 

参考)ワインのアルコール度数ってどのくらい?高いものと低いものがあ…

ただし白ワインの度数は、ブドウ品種、産地の気候、収穫時期、醸造方法などの要素によって大きく変動するため、同じ「白ワイン」というカテゴリでも実際の度数には幅があります。特に産地の緯度が低く温暖な地域ほど、ブドウがよく完熟して糖度が高くなるため、結果的にアルコール度数も高くなる傾向が見られます。

 

参考)https://www.enoteca.co.jp/article/archives/20240219150958787/

白ワインの度数を把握することは、時短調理での使用量の調整や、飲酒量の管理において重要なポイントとなります。購入時にはラベルに記載されているアルコール度数を必ず確認する習慣をつけましょう。

 

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白ワインの種類別アルコール度数

白ワインに使用されるブドウ品種によって、アルコール度数の傾向は明確に異なります。代表的な品種であるシャルドネは比較的アルコール度数が高く、13~14.5%になることも珍しくありません。シャルドネは世界各地で栽培される「白ワイン品種の女王」と称される品種で、産地によってスタイルが大きく変わる特徴を持っています。

 

参考)ワインのアルコール度数について

一方、ソーヴィニヨン・ブランやリースリングは11~12.5%程度のものが多く、比較的軽やかな飲み口が特徴です。ピノ・グリージョは12~13%程度と中程度の度数帯に位置しています。意外な事実として、同じ品種でも栽培地の緯度によって度数が変化し、例えばブルゴーニュのシャブリ地区(緯度約48度)のシャルドネは12.5%程度ですが、南仏の緯度43度付近では13.5%程度になるというデータがあります。

スパークリングワインの一種であるシャンパンは11%以上、ランブルスコは11.5~12.5%程度とされており、発泡性ワインも品種や製法によって度数に違いが見られます。

 

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白ワイン度数と料理の相性

白ワインのアルコール度数と料理の相性を理解することで、時短調理でも本格的な味わいを実現できます。低アルコール白ワイン(9~12%程度)は、魚介類、サラダ、鶏肉などのあっさりとした料理とよく合い、繊細な風味を邪魔することなく料理を引き立てます。適切な温度は5~8℃で、冷やして飲むことでフレッシュな味わいが際立ちます。

 

参考)ワインコラム

高アルコール白ワイン(13%以上)は、肉料理、チーズ、コクのある魚介類など濃厚な料理と相性が良く、ワインの力強い味わいが料理の風味と見事に調和します。このタイプは8~16℃とやや高めの温度帯で楽しむことで、香りが豊かに広がります。

 

参考)ワインのおいしい飲み方!温度とワインの味わいの関係性とは

料理に使用する際、白ワインに含まれるアルコールと有機酸が肉や魚介類の臭み消しに役立ち、さらにワインの旨味が料理のコクを引き出す効果があります。アヒージョや白ワイン蒸しなど5分程度で完成する時短レシピも多く、忙しい日の調理に最適です。

 

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料理用白ワインと飲用白ワインの違い

料理用の白ワインと飲用の白ワインには、製造段階から明確な違いがあります。料理用白ワインは、飲用ワインに比べて糖度や酸度が低めに調整されており、料理の味わいを引き立たせることに特化しています。通常の白ワインより有機酸が多く含まれているため、肉を柔らかくする効果が高いとされています。

 

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料理用ワインには「果実酒」に分類されるものと「発酵調味料」に分類されるものがあり、発酵調味料として販売される料理用ワインは、そのままでは飲めないよう塩などを加えて不可飲処置を施している場合があります。このため、料理用ワインは飲んでも通常のワインのようなおいしさは期待できません。

 

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料理への効果として、白ワインに含まれるアルコールには煮炊きして蒸発する際に、一緒に他のニオイも揮発させる「共沸効果」があります。また、白ワインに含まれる糖類がコク味を足したり、料理にツヤを出す効果をもたらし、これは赤ワインには期待できない特徴です。魚介類の生臭みを抑え、風味豊かに仕上げる白ワインの特性は、時短調理においても重宝します。

 

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白ワインの適切な保存方法

白ワインを適切に保存することで、料理や飲用の際に品質を保つことができます。未開封の白ワインは、温度変化の少ない13~15℃の涼しい環境で保存する必要があります。家庭で保存する際は、瓶ごと新聞紙のような紙に包んでおくと、コルクの乾燥を防ぎ、空気が入って酸化するのを防ぐことができます。

 

参考)自宅でのワインの保存方法は?未開封・飲み残しワイン別に詳しく…

湿度管理も重要で、60~70%程度を維持するよう心がけましょう。乾燥した場所で保管すると、コルクが乾燥して縮み、隙間から空気が入ってワインが劣化する原因となります。保存する際は、13~15℃の涼しくて暗い環境で、寝かせて保管することが推奨されています。

 

参考)自宅でのワインの保存方法!未開封・開封済それぞれご紹介!

夏場は温度上昇によるワインの劣化が懸念されるため、できるだけ涼しい場所、日光やLED照明の当たらない場所に保管し、冷蔵庫や冷暗所での保管がおすすめです。赤ワイン、白ワインともに適正な温度で管理できるように、10度前後での温度管理が理想的です。開封後の白ワインは、冷蔵庫で保存し、できるだけ早めに使い切ることで、料理の風味を損なわずに活用できます。時短調理の観点からも、適切に保存した白ワインを常備しておくことで、必要な時にすぐ使える便利さがあります。

白ワインのカロリーと糖質

白ワインのカロリーと糖質を把握することは、健康的な食生活を送る上で重要です。文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、アルコール度数11.4%の白ワイン100ml中のカロリーは約75kcal、糖質は約2gとなっています。これは赤ワイン(100ml中約68kcal、糖質約1.5g)と比較すると、わずかに高い数値です。

 

参考)ワインのカロリーと糖質はどのくらい? 赤・白・ロゼで違いは?…

フルボトル1本(750ml)分に換算すると、白ワインは約563kcal、糖質は約15gとなります。厚生労働省が推奨する1日の適正飲酒量(純アルコール約25g)に換算すると、アルコール度数11.4%の白ワインの場合、適正量は219mlで、カロリーは164kcal、糖質は4.4gとなります。

他のアルコール飲料と比較すると、ビール(黒)の適正量472mlがカロリー215kcal・糖質16.7gであることから、白ワインは比較的カロリーと糖質が抑えられたお酒といえます。時短調理で白ワインを使用する際、加熱によってアルコール分は蒸発しますが、糖質や旨味成分は料理に残るため、適量を使うことでコクと風味を加えることができます。1杯80gの白ワインは60kcal、糖質1.6gとなり、適度な量であれば健康的に楽しむことが可能です。

 

参考)白ワイン - カロリー/栄養成分/計算

 

 


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