離乳食2回食のタイミングと進め方・量の目安

離乳食2回食のタイミングと進め方・量の目安

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離乳食2回食のタイミングと進め方

離乳食2回食の基本ポイント
🍼
開始時期

生後7〜8ヶ月頃が目安

🥄
食事量

1回あたり全体で50〜80g程度

🕰️
食事間隔

4時間以上空けることが理想的

 

離乳食2回食を始める月齢の目安

離乳食2回食は、一般的に生後7〜8ヶ月頃から始めるのが適切とされています。ただし、赤ちゃんの発達には個人差があるため、以下のような様子が見られるようになったら、2回食への移行を検討しましょう。

     

  • 1回食をスムーズに食べられるようになった
  •  

  • 食べる量が増えてきた
  •  

  • 食事の時間を楽しんでいる様子が見られる
  •  

  • 舌でつぶせる固さの食べ物を上手に食べられる

 

2回食への移行は、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に進めていくことが大切です。無理に進めると、食事への嫌悪感を抱いてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

 

離乳食2回食の1日のスケジュール例

2回食を始める際は、以下のようなスケジュールを参考にしてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間 内容
6:00 起床・授乳
9:00 離乳食(1回目)
10:00 午前のお昼寝
12:00 授乳
14:00 離乳食(2回目)
15:00 午後のお昼寝
18:00 授乳
20:00 就寝

 

このスケジュールはあくまで一例です。赤ちゃんの生活リズムに合わせて調整しましょう。離乳食と授乳の間隔は、最低でも1時間以上空けることが望ましいです。

 

離乳食2回食の量と食材の固さの目安

2回食の時期の離乳食の量は、1回あたり全体で50〜80g程度が目安となります。ただし、この量はあくまで目安であり、赤ちゃんの食欲や体調によって変動することがあります。

 

食材の固さは、「舌でつぶせる程度」が適切です。具体的には以下のような状態を目指しましょう。

     

  • おかゆ:全がゆ(米1:水5程度)
  •  

  • 野菜:やわらかく煮て、1cm程度の大きさにする
  •  

  • 魚:骨と皮を取り除き、細かくほぐす
  •  

  • 豆腐:1cm角程度に切る

 

意外と知られていない情報として、この時期の赤ちゃんは「噛む」というよりも「すりつぶす」動作をしています。そのため、食材を細かく刻みすぎると、かえって食べにくくなることがあります。適度な大きさを保つことで、赤ちゃんの口の動きを促すことができます。

 

 

離乳食2回食で注意すべきポイント

2回食を進める上で、以下のポイントに注意しましょう。

  1. 食事の間隔を適切に保つ
    離乳食と離乳食の間隔は、4時間以上空けることが理想的です。これにより、赤ちゃんのお腹が空くリズムを整えることができます。
  2. 新しい食材の導入は慎重に
    新しい食材を試す際は、朝の1回目の食事で少量から始めましょう。アレルギー反応が出た場合に、すぐに対応できるようにするためです。
  3. 水分補給に気をつける
    離乳食が進むにつれて、母乳やミルクの量が減ることがあります。適度に水分を補給することを心がけましょう。
  4. 食事環境を整える
    赤ちゃんが集中して食事できるよう、テレビを消すなど、静かな環境を整えることが大切です。
  5. 食べる意欲を大切にする
    赤ちゃんが自分で食べようとする意欲を尊重し、見守る姿勢が重要です。時には手づかみ食べを許容することで、自立心を育むことができます。

 

 

離乳食2回食のおすすめメニュー

2回食の時期におすすめのメニューをいくつかご紹介します。

 

【1回目の食事】
• 全がゆ
• 白身魚のペースト
• ほうれん草のペースト

 

【2回目の食事】
• 野菜リゾット
• 豆腐のそぼろあんかけ
• にんじんのやわらか煮

 

これらのメニューは、栄養バランスが良く、赤ちゃんが食べやすい形状になっています。また、季節の野菜を取り入れることで、より豊かな味わいを楽しむことができます。

 

意外と知られていない情報として、この時期の赤ちゃんは「うま味」を感じる能力が発達し始めます。だしを使った料理を取り入れることで、赤ちゃんの味覚を豊かに育むことができます。

 

 

離乳食2回食は、赤ちゃんの成長にとって重要な時期です。焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて進めていくことが大切です。また、食事の時間を楽しい時間にすることで、将来的な食育にもつながります。赤ちゃんの反応を観察しながら、ゆっくりと進めていきましょう。