

発芽させただけで、乾燥レンズ豆よりビタミンCが数倍に増えます。
レンズ豆は乾燥した状態でもすでに栄養豊富な食材です。100gあたりタンパク質約25%、炭水化物約60%、脂質わずか0.7%という優秀なバランスを持ちます。 ところが、発芽(スプラウト化)させることで栄養の「顔ぶれ」が大きく変わります。
参考)レンズ豆の種類・美味しい食べ方 - TIRAKITA.COM
発芽すると抗酸化物質・食物繊維・ビタミンCの含有量が数倍になります。 特にビタミンCは乾燥豆にはほぼ含まれていませんが、スプラウトにすると生成されはじめます。これは使えそうです。
さらに注目したいのが「GABA(ギャバ)」です。レンズ豆スプラウトは発芽玄米と並ぶほどGABAが豊富で、発芽したレンズ豆とひよこ豆は発芽玄米に比べて低糖質でGABAと食物繊維が豊富という特性があります。 GABAはリラックス効果や血圧降下作用が期待される成分です。
乾燥レンズ豆100gには食物繊維が豊富で、ゆでた状態でも100gあたり9.4gの食物繊維が含まれます。 食物繊維の1日の目標量(成人女性で約18g)のうち、半分以上をカバーできる計算になります。つまり腸活の観点でも優秀な食材です。
参考)貧血や美肌にも!レンズ豆の栄養とおすすめの食べ方を管理栄養士…
鉄分は特に女性に不足しがちな栄養素です。 成人女性の1日の鉄分推奨量は約10.5mg(月経あり)ですが、レンズ豆150g(乾燥・1カップ分)には13.5mgの鉄が含まれています。 1回分で1日の推奨量を上回れる量です。calorie.slism+1
スプラウト化することで鉄の吸収を助けるビタミンCも同時に増えるため、吸収率のアップが期待できます。鉄だけ摂っても意味がありません。ビタミンCとセットで摂ることが条件です。
葉酸も同様に豊富で、乾燥レンズ豆150gに葉酸115.5μgが含まれます。 葉酸は赤血球の生成を助け、妊娠初期の赤ちゃんの正常な発育にも関わる重要な栄養素です。 妊活中や授乳中の方にとっては特に意識して摂りたい成分です。calorie.slism+1
レンズ豆スプラウトには亜鉛も100g換算で豊富に含まれており、免疫力の維持や肌の新陳代謝にも関与します。 美容と健康の両面を同時にサポートできる食材です。
参考:女性に必要な鉄分・葉酸の詳細な推奨量については以下をご覧ください。
管理栄養士監修:レンズ豆の豊富な栄養素について解説(veganguide.vcook.jp)
自宅でのレンズ豆スプラウト栽培はとても簡単です。必要なのはレンズ豆の種(有機種子がおすすめ)と広口の瓶だけ。大さじ1〜2杯の種で、山盛りのスプラウトが収穫できます。
手順はシンプルです。
ブロッコリースプラウトのように遮光する必要もなく、瓶を斜めに立て掛けておくだけで管理できます。 手間は1日あたり5分程度です。
参考)【ガーデニング】レンズ豆のスプラウト栽培。かなりオススメ!|…
収穫したスプラウトは豆ごと食べられます。 生でも食べられますが、10秒ほど軽くさっとゆでると食感がよくなります。栄養素を逃さないためにも、加熱は最小限にとどめるのが原則です。
参考)「レンズ豆スプラウト」は簡単で美味しい♪ - つくって楽しく…
瓶の口に水切りネットをかぶせて輪ゴムで留めるだけでもできますが、「スプラウト栽培専用ジャー」(ふたがステンレスのメッシュになっているもの)を使うと水切りがより楽になります。 1,000〜2,000円程度で購入できるので、継続するなら揃えておくと便利です。
レンズ豆スプラウトは風味がマイルドで、どんな料理にも使いやすいのが特徴です。ブロッコリースプラウトのような強いクセがないため、子どもや料理が苦手な方でも取り入れやすいです。
以下のような食べ方が特に効率的です。
鉄分の吸収率を上げたい場面では、ビタミンCが豊富なトマトやパプリカ、レモンと一緒に食べるのがおすすめです。食材の組み合わせ次第で栄養効率が変わります。
一方、加熱しすぎはせっかく増えたビタミンCを壊す原因になります。 特に炒め物や長時間の煮込みには向いていません。「生かさっと加熱」が基本です。
参考:スプラウトの種類ごとの栄養の違いについては以下をご覧ください。
スプラウトの種類と栄養価の違いを解説(vegewel.com)
レンズ豆スプラウトの最大の魅力のひとつがコストパフォーマンスです。有機レンズ豆の種は1袋33g程度で、大さじ1/2(約7g)で1回分のスプラウトが収穫できます。 1袋で4〜5回分、つまり1回あたり100〜150円程度で栄養豊富なスプラウトを楽しめる計算です。
スーパーで買うブロッコリースプラウト(1パック約100〜150円)と同程度、あるいはそれ以下のコストで自家製スプラウトが作れます。自分で育てる分、いつでもフレッシュな状態で食べられるのも大きなメリットです。
レンズ豆は米国の健康専門誌「ヘルス」が2006年に発表した「世界五大健康食品」のひとつに選ばれており、オリーブオイル・ヨーグルト・キムチ・大豆と並ぶ評価を受けています。 スプラウトにすることで、その栄養価がさらに高まります。これは見逃せない事実ですね。
毎日続けるためのポイントは「週1回仕込んで、4日後に収穫」のサイクルを回すことです。種を水に浸ける作業は1〜2分で完了します。日常の家事ルーティンに組み込みやすい点が、長続きする秘訣です。
参考:スプラウト栽培の実践的な育て方については以下をご覧ください。
栄養たっぷりのスプラウトを自宅で育てる方法(LIFULL HOME'S)