コープデリとパルシステムの違い 注文して生協の宅配を比較
パルシステムと生活クラブの違いを徹底比較
パルシステムと生活クラブの基本情報と配達エリアの違い
パルシステムと生活クラブは、どちらも「コープ（生協）」という消費者が出資金を持ち寄って運営する非営利団体です。特に健康意識の高い方々に人気があり、安心・安全な食材を提供することを目的としています。
両者の配達エリアには大きな違いがあります。
【配達エリアの比較】
| 生活クラブ | パルシステム |
|---|---|
| 21都道府県 （北海道、青森、岩手、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、長野、山梨、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良） |
12都県 （東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、福島、山梨、長野、静岡、新潟） |
| 利用者数：約41万世帯 | 利用者数：約160万世帯 |
生活クラブは「北は北海道、南は兵庫県まで」と広範囲で利用可能ですが、パルシステムは関東圏を中心としたエリアに特化しています。ただし、パルシステムの方が利用世帯数が多く、約160万世帯に利用されている点は注目に値します。
エリア内でも一部配達していない地域があるため、実際に利用する前に公式サイトで確認することをおすすめします。
パルシステムと生活クラブの商品ジャンルと品揃えの違い
両者の取り扱い商品ジャンルはほぼ同じですが、いくつかの違いがあります。
【商品ジャンルの比較】
| 比較項目 | 生活クラブ | パルシステム |
|---|---|---|
| 商品数 | 約800品目以上 | |
| 商品の特徴 | プライベート商品がメイン 安全性・品質に最も厳しい |
プライベート商品+市販品 独自基準を満たした商品 |
| ミールキット | あり | あり（種類が豊富） |
| 離乳食・幼児食 | 取り扱いあり | マッシュ不要・小さくカットされた商品が充実 |
| ご当地グルメ | 少ない | 取り扱いあり |
生活クラブは独自商品（プライベート商品）が中心で、安全性と品質に非常に厳しい基準を設けています。一方、パルシステムは独自商品に加えて市販品も取り扱っており、ご当地グルメなども購入できるのが特徴です。
特に子育て世帯にとって重要な点として、パルシステムは離乳食・幼児食を簡単にする商品が充実しています。マッシュ不要で小さくカットされた商品があるため、忙しい子育て中の親にとって大きな助けになるでしょう。
ミールキットについては両者とも取り扱いがありますが、毎週注文できる種類はパルシステムの方が多い傾向にあります。夕食作りの負担を減らしたい方にはパルシステムが適しているかもしれません。
パルシステムと生活クラブの安全性と品質基準の徹底比較
両者とも安全性に対する取り組みは非常に高いレベルにありますが、アプローチに違いがあります。
生活クラブは「最も食の安全性や品質に厳しい」と評判が高く、添加物や農薬の使用を極力抑えた商品を提供しています。特に「一定以上の品質のものしか取り扱わない」という姿勢を貫いており、そのため価格が全体的に少し高くなる傾向があります。
一方、パルシステムは独自の規格「コア・フード」「エコ・チャレンジ」という栽培基準を設けており、国の基準よりも厳しい基準で商品を厳選しています。特に青果（野菜と果物）については、化学合成農薬を避け、化学肥料の削減に取り組んでいます。
【安全性への取り組み比較】
| 生活クラブ | パルシステム |
|---|---|
| ・添加物や農薬の使用を極力抑制 ・一定以上の品質基準を満たした商品のみ取り扱い ・独自の検査体制 |
・「コア・フード」「エコ・チャレンジ」という独自基準 ・化学合成農薬を避け、化学肥料を削減 ・産直にこだわり、生産者の顔が見える仕組み |
パルシステムの特徴として「産直」へのこだわりがあります。これは単なる産地直送ではなく、生産者の顔が見え、生産者のストーリーが分かる仕組みを整えています。消費者が生産者を身近に感じられるよう、生産品への思いやストーリーが伝わるように工夫されています。
アレルギー対応については、生活クラブはアレルゲン表示がある一方、パルシステムはアレルギー対応商品専用のカタログを用意しているため、アレルギーをお持ちのお子さんがいるご家庭には便利かもしれません。
パルシステムと生活クラブの料金システムと出資金の違い
料金面でも両者には違いがあります。
【料金システムの比較】
| 比較項目 | 生活クラブ | パルシステム |
|---|---|---|
| 入会金 | なし | |
| 出資金 | 毎月1,000円の増資 （退会時に全額返金） |
加入時に1,000円～2,000円 （退会時に全額返金） |
| 配送手数料 | 110円～275円 （3,000円以上の注文で無料の場合あり） |
0円～220円 （エリアによって異なる） |
| 価格帯 | スーパーより高い | スーパーより少し高い |
| 支払方法 | 口座振替 | クレジットカード、口座振替 |
出資金については大きな違いがあります。パルシステムは入会時に1度だけ1,000円～2,000円を支払いますが、生活クラブは毎月1,000円の増資が必要です。ただし、どちらも退会時には全額返金されるので、実質的な負担ではありません。
配送手数料は両者とも発生しますが、生活クラブは3,000円以上の注文で個別システム手数料が無料になったり、グループ利用やデポー利用で配送手数料が割引されるケースがあります。また、加入から1年未満の場合や、妊娠中から小学校入学前のお子さんがいる場合は、申請により個別システム手数料が無料になるという特典もあります。
支払方法については、パルシステムはクレジットカード決済にも対応しているため、ポイントを貯めたい方には便利です。
パルシステムと生活クラブの入会特典と子育て世帯向けサービスの比較
両者とも入会時や紹介時の特典が用意されています。
【特典の比較】
| 特典の種類 | 生活クラブ | パルシステム |
|---|---|---|
| 資料請求時の特典 | 商品サンプルがもらえる （選択可） |
商品サンプルがもらえる （選択不可） |
| お試しキット | なし | 2,000円相当が690円（税込） 65%OFF・送料無料 |
| 新規加入特典 | 商品プレゼント | ・3,000円クーポン ・商品プレゼント ・人気商品10%OFF ・お料理セット・お米が5%OFF |
| 子育て世帯向け特典 | 妊娠中～小学校入学前のお子さんがいる場合、申請で配送手数料無料 | 小学校入学までの子どもがいると送料が安くなるベイビー・キッズ特典 |
特典面ではパルシステムの方が充実しています。特にお試しキットがあるため、実際に商品を試してから入会を決められるのは大きなメリットです。また、新規加入特典も3,000円クーポンや人気商品の割引など多彩な特典が用意されています。
子育て世帯向けのサービスも両者とも充実しています。生活クラブは妊娠中から小学校入学前のお子さんがいる場合に配送手数料が無料になる特典があり、パルシステムは小学校入学までの子どもがいると送料が安くなるベイビー・キッズ特典があります。
最もお得に加入するためには、以下の順序がおすすめです。
- 資料請求をして商品サンプルをもらう
- パルシステムならお試しキットを注文する
- 紹介加入で追加特典をもらう
- WEB加入で特典を最大化する
パルシステムと生活クラブの利便性とサービスの独自性
両者の利便性を比較すると、注文方法や配達の柔軟性などに違いがあります。
【利便性の比較】
| 比較項目 | 生活クラブ | パルシステム |
|---|---|---|
| 注文方法 | ・注文用紙 ・電話（一部地域を除く） ・ウェブサイト |
・注文用紙 ・電話 ・ウェブサイト ・アプリ |
| 定期購入 | 「よやくらぶ」で指定した商品を定期的に届けてくれる | 登録しておけば毎回購入するものを自動で届けてくれる |
| カタログ | 週に1度カタログから注文 | メインカタログが2種類から選べる （一般向け/子育て世帯向け） |
パルシステムはアプリでの注文に対応しているため、スマートフォンで手軽に注文できる点が現代のライフスタイルに合っています。また、メインカタログが2種類から選べるのも特徴で、子どもがいる家庭向けに作られた「コトコト」では、冷凍食品やミールキットの種類が豊富に掲載されています。
生活クラブの「よやくらぶ」とパルシステムの自動注文システムはどちらも便利ですが、定期的に購入する商品がある方にとっては、注文忘れを防止できる重要な機能です。
パルシステムの独自性として、「タベソダ」というアプリ会員制度があり、デジタルに慣れた若い世代にも使いやすいサービス設計になっています。
パルシステムと生活クラブの選び方とあなたに合った生協の見つけ方
では、あなたに合った生協はどちらでしょうか？以下のポイントを参考に選んでみてください。
生活クラブがおすすめな方
- 食の安全性に最もこだわりたい方
- 添加物や農薬の使用を極力避けたい方
- 北海道や関西圏にお住まいの方
- 店舗での購入も検討している方（一部地域）
- 品質にこだわり、価格は二の次という方
パルシステムがおすすめな方
- 関東圏にお住まいの方
- 子育て中で離乳食・幼児食の負担を減らしたい方
- スマホアプリで手軽に注文したい方
- ミールキットのバリエーションを重視する方
- 市販
