健康志向の高まりから、腸内環境改善に効果があるとされるオリゴ糖をヨーグルトに混ぜて食べ始めたのは、去年の夏のこと。
最初は特に変化を感じなかったが、数週間後、お腹がゴロゴロと鳴り始め、軽い腹痛を感じるようになった。最初は気のせいかとも思っていたが、オリゴ糖を摂取する度に症状が確実に悪化していく。
ついに我慢できなくなり、病院で診察を受けたところ、原因はオリゴ糖の過剰摂取による過敏性腸症候群だと判明した。
まさか健康のために始めたことが、逆効果になるとは思いもしなかった。
オリゴ糖は、主にデンプンや食物繊維を分解することによって作られています。例えば、小麦、じゃがいも、とうもろこし、大豆などの食材から抽出されます。
ただし、危険性というか、気をつけないといけないポイントがあります。
1日のオリゴ糖の摂取上限の目安は、2〜10グラム程度。
ちなみに、1日の砂糖の摂取上限の目安は、男性で25グラム(約6ティースプーン)、女性で20グラム(約5ティースプーン)です。摂取上限は砂糖のほうが高いっぽいですね。
オリゴ糖は、砂糖に比べてカロリーが低いため、カロリー制限の目的で使う人が多いです。
オリゴ糖は血糖値の急上昇を引き起こさないので、血糖管理のために都合がいいんですね。糖尿病の管理にも役立ちます。
オリゴ糖は消化吸収されにくく、血糖値の急激な上昇を抑えます。また、満腹感を持続させる効果があります。食欲を抑えるのに役立つので、体重を減らすのに役立つでしょう。糖尿病予防のために使われることもあり。
体内でエネルギー源として利用されず、脂肪として蓄積されにくい特徴もあります。甘いのに太らない、というのが人気なんでしょうね。脂質代謝を促進し、脂肪燃焼をサポートする効果もあります。
オリゴ糖は、腸内環境を整えて便秘解消にも役立ちます。さらに、ビフィズス菌の増殖を促し、免疫力を向上させる効果もあります。腸内の善玉菌の増加を促すため、便通が良くなるので、間接的にダイエットにも役立つんですね。
体内の酸性度を調整して酸性体質改善にも役立ちます。成長期の子供にも安全に摂取することができ、食品の風味や食感を改善する効果も機体できます。
ぶっちゃけ、オリゴ糖と砂糖は何が違うんでしょうか。
もともと、砂糖の代用品としてオリゴ糖が使われてきました。
砂糖はめっちゃ安いけど、取りすぎると糖尿病になるし太るし…どうにかなんないのん?という理由で使われてるっぽいですね。