

ラテマキアートを頼むと、エスプレッソマキアートより3〜4倍カフェインが少なくて物足りないです。
「マキアート(macchiato)」はイタリア語で「染みがついた」「汚れた」という意味を持つ単語です。コーヒー文化の文脈では、「ミルクのしるし(染み)がついたエスプレッソ」というイメージで使われています。
語源はイタリア語の動詞「macchiare(マッキアーレ)」で、「汚す・染める」という意味です。つまり、マキアートとは「ミルクで軽く色をつけたコーヒー」という表現がもっとも近いでしょう。
意外ですね。日本語にすると少し物騒に聞こえますが、イタリアのバールでは日常的に使われる普通のコーヒー用語です。
もともとはエスプレッソとカプチーノを区別するために生まれた言葉だとも言われています。エスプレッソをそのまま出すと「ブラックが欲しい」という意味に取られてしまうため、「少しミルクを足したもの」をバリスタが識別するために「マキアート」と呼び始めたというのが発祥説の一つです。
これは使えそうです。語源を知っておくと、カフェメニューを見たときに「どんな飲み物か」をスムーズにイメージできるようになります。
マキアートには大きく分けて2種類あります。それが「エスプレッソマキアート」と「ラテマキアート」です。この2つは名前こそ似ていますが、構成も味わいも正反対といっていいほど異なります。
エスプレッソマキアートは、エスプレッソ(約30ml)の上にスチームミルクまたはフォームミルクをほんの少し(約5〜10ml)のせたもの。コーヒーが主役で、ミルクは「しるし」程度にしか使いません。コーヒーの苦みと濃さをしっかり感じられる飲み物です。
つまり、エスプレッソマキアートはほぼエスプレッソです。
ラテマキアートは逆に、温めたミルク(約150〜180ml)の中にエスプレッソを注いで、ミルクの上にコーヒーの"染み"を作ったもの。ミルクが主役で、コーヒーはアクセント的な存在です。見た目に美しい層(グラデーション)が特徴で、カフェでよく見かけるフォトジェニックなドリンクのひとつです。
| 種類 | 主役 | ミルク量 | 味わい | カフェイン |
|---|---|---|---|---|
| エスプレッソマキアート | エスプレッソ | 約5〜10ml | 濃くて苦い | 高め(約60〜70mg) |
| ラテマキアート | ミルク | 約150〜180ml | まろやかで甘い | 低め(約20〜30mg) |
この違いを知らずに「マキアートにしよう」とカフェで注文すると、想像と全然違う飲み物が出てくることがあります。どちらが好みかを事前にイメージしてから注文するのが失敗しないコツです。
「マキアートはカフェラテと何が違うの?」という疑問はとても多いです。見た目も似ているので混乱しがちですが、実はミルクの量とコーヒーの比率に明確な違いがあります。
カフェラテは、エスプレッソ(約30ml)にスチームミルク(約120〜150ml)を加えたもので、泡立てたフォームミルクは表面にごく少量しか使いません。全体的にミルクの割合が高く、マイルドな口当たりが特徴です。
カプチーノは、エスプレッソ・スチームミルク・フォームミルクをほぼ1:1:1で合わせたもの(各約60ml前後)。フォームミルクのふわふわとした食感が独特で、イタリアでは午前中に飲む朝の定番ドリンクです。
ラテマキアートは、ミルクにエスプレッソを"染み込ませる"構造なので、注ぎ方と層の見え方がカフェラテとは異なります。
| 種類 | エスプレッソ | ミルク | 泡 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| エスプレッソマキアート | 多い | 少ない | 少量 | 濃さを楽しむ |
| ラテマキアート | 少ない | 多い | あり | 層の美しさ |
| カフェラテ | 普通 | 多い | ごく少量 | まろやか |
| カプチーノ | 普通 | 多い | ふわふわ食感 |
これが基本です。この4種類の構造を頭に入れておくと、カフェのメニュー表を見たときに迷いにくくなります。
日本の主要カフェチェーンでは、「マキアート」という言葉をそれぞれ独自の方法で使っています。チェーンごとに意味や内容が微妙に異なるため、名前だけで判断すると思っていたものと違うドリンクが出てくることがあります。
スターバックスでは「ラテ マキアート」というメニューがあり、これはミルクの層の上にエスプレッソを注いだラテマキアートに近いスタイルです。また「キャラメル マキアート」も定番人物で、バニラシロップ・ミルク・エスプレッソ・キャラメルソースを組み合わせたスターバックス独自のアレンジドリンクです。キャラメルマキアートのカロリーはグランデサイズ(473ml)で約250kcalとなっており、毎日飲むと1ヶ月で約7,500kcal分になる計算です。これは体重約1kgの増減に相当するため、ダイエット中の方は頻度に注意が必要です。
ドトールコーヒーでは「カフェ・ラテ」系メニューが中心で、「マキアート」という名称のメニューは常設ではありません。季節や店舗によって登場することがあるため、訪問前にメニューを確認するのが確実です。
タリーズコーヒーでは「ラテ マキアート」が提供されており、層が美しく視覚的にも楽しめるドリンクとして人気があります。
チェーンごとに確認が必要です。同じ「マキアート」という言葉でも、店によって使い方が違う点を覚えておきましょう。
カフェに行く前にメニューをアプリやWebサイトで確認しておくと、注文時に迷わずスムーズです。スターバックスやタリーズは公式アプリからメニューを事前に確認できるので、活用してみてください。
参考:スターバックス公式メニューページ(ドリンクの内容・カロリー・カスタマイズ方法を確認できます)
スターバックス公式サイト – ドリンクメニュー一覧
コーヒーを楽しむうえで、カフェインの量と飲む時間帯は意外と重要なポイントです。特に子育て中や睡眠を大切にしたい方にとって、「何時に飲むか」は体調管理に直結します。
エスプレッソマキアートに含まれるカフェインは1杯あたり約60〜80mgです。一方、ラテマキアートは使用するエスプレッソの量が少ないため、カフェイン量は約20〜40mgにとどまります。ちなみに、缶コーヒー(190ml)のカフェインが約50〜60mgなので、エスプレッソマキアートは缶コーヒー1本分以上のカフェインが小さなカップに凝縮されているということになります。
厚生労働省の基準では、健康な成人のカフェイン摂取目安は1日400mgまでとされています。マキアートを1杯飲む分には問題ありませんが、他のコーヒーや緑茶・チョコレートなどと組み合わせると、知らず知らずのうちに摂取量が増えることがあります。
カフェインには摂取後30分〜1時間で効果が現れ、体内に残る時間は約5〜7時間といわれています。夜15時以降にエスプレッソマキアートを飲むと、就寝の22時ごろにもまだカフェインが体内に残っている計算になります。
睡眠の質を下げたくない場合は午後2時までが目安です。午後のカフェタイムにマキアートを楽しむなら、ラテマキアートのようにカフェインが少ないタイプを選ぶのが賢い選択といえます。
また、妊娠中や授乳中の方はカフェインの摂取量に特に注意が必要です。WHOのガイドラインでは、妊娠中の1日のカフェイン摂取量は200mg以下が推奨されています。マキアートを1杯飲む場合でも、その日の他の飲食物とあわせてトータルで管理することが大切です。
参考:カフェインについての詳細情報(厚生労働省「eヘルスネット」では、カフェインの摂取量・健康への影響が詳しく解説されています)
厚生労働省 eヘルスネット – カフェインの過剰摂取について
カフェでマキアートを1杯注文すると、スターバックスの場合でトール(350ml)サイズが約550〜650円(カスタマイズにより前後あり)です。これを週3回飲むと、1ヶ月で約6,600〜7,800円、年間では約79,200〜93,600円になります。自宅で作れば材料費は1杯あたり100〜150円程度に抑えられるため、年間で最大約7万円以上の節約になる計算です。
これは大きいですね。
自宅でラテマキアートを作る基本的な手順は以下のとおりです。
エスプレッソマシンがなくても再現できます。ミルクフォーマーは300〜500円台から購入でき、インスタントエスプレッソパウダーもスーパーで手軽に入手可能です。
節約しながらカフェ気分を楽しみたい方には、カプセル式コーヒーメーカー(ネスプレッソやドルチェグスト)も選択肢のひとつです。1杯あたりのコストは60〜100円程度で、エスプレッソに近い濃さが自宅で出せます。機器本体は1万〜3万円台から販売されており、週3回以上カフェに行く方なら1〜2年で元が取れる計算になります。
参考:ネスプレッソ公式サイト(カプセル式コーヒーメーカーの機種比較・価格・カプセルの種類を確認できます)
ネスプレッソ公式サイト – マシンとカプセルの選び方