インスタント食品一覧から選ぶ種類と便利な活用法

インスタント食品一覧から選ぶ種類と便利な活用法

インスタント食品一覧

インスタント食品の主なカテゴリー
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即席麺類

カップラーメン、袋麺、インスタントうどん・そばなど、お湯を注ぐだけで食べられる手軽な麺類

🍛
レトルト食品

カレー、シチュー、丼の具、パスタソースなど、湯せんや電子レンジで温めるだけの長期保存食品

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缶詰・冷凍食品

そのまま食べられる缶詰や、解凍するだけの冷凍食品も広義のインスタント食品に含まれる

インスタント食品とは、即席で調理できる食品の総称なんです。カップラーメンやレトルト食品、即席みそ汁はもちろん、広い意味では冷凍食品や缶詰もこのカテゴリーに含まれます。現在では多様な消費者ニーズに対応するため、添付調味料やかやくがバラエティ豊かになり、容器包装のサイズにも広がりが見られるようになっているんです。
参考)https://www.instantramen.or.jp/know/process/outline/

最近では、購入後の上手な保存方法として、直射日光を避けて常温で保管し、湿度の低い場所にいの強いもののそばを避けることで、品質の低下を防ぐことができます。
参考)https://www.instantramen.or.jp/health/quality/preserve/

インスタント食品の種類別分類

インスタント食品は包装形態や味付け、めんの特性などによって分類できるんです。​
麺類による分類では、中華めん(ラーメン、やきそば)、和風めん(うどん、そば)、欧風めん(スパゲティ)などがあります。包装・容器での分類では袋めんとカップめんに大きく分けられ、めんの処理方法では油揚げめん、ノンフライめん(熱風乾燥めん)、生タイプ即席めんという3つのタイプに分類されます。​
味の分類も多彩で、しょう油味、みそ味、塩味、とんこつ味、カレー味、ソース味など、現在では非常に豊富なバリエーションが存在しています。​
食べ方の分類では、汁もの(ラーメン、かけそば、かけうどん)と、その他(焼きそば、焼きうどん、冷やしめん、つけめん、ざるそば、スパゲティ)に分けられるんです。​

インスタント食品の主なカテゴリー一覧

インスタント食品の代表ともいえるのが即席麺です。カップ麺や袋麺があり、特にカップ麺はお湯を注ぐだけで手軽に食べられるのが魅力なんです。乾燥麺は油で揚げたタイプとノンフライタイプがあって、味のバリエーションも塩・醤油・味噌・豚骨など多種多様になっています。
参考)https://future-foods.co.jp/column/about-instant-food/

レトルト食品は、袋のまま湯せんや電子レンジで加熱するだけで食べられる便利な食品です。レトルト食品は高圧釜(レトルト)で120℃以上で加熱殺菌されているため、1年から2年の長期保存が可能なんです。
参考)https://www.miyakog.co.jp/difference-between-retort-and-instant/

参考:レトルト食品の加工方法と保存期間について詳しく
レトルトとインスタントの違いを分かりやすく解説します
カテゴリー別に見ると、麺類、缶詰・レトルト食品、米飯(白飯、赤飯、雑炊)・粥、カレー(白飯付き、カレーのみ)、スープ、クリームシチュー、丼料理の具(牛丼、親子丼、中華丼)、肉料理(ハンバーグミートボールミートソース)、煮物(おでん、煮豆、雑煮)などがあります。
参考)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88%E9%A3%9F%E5%93%81

カテゴリー 主な商品例 特徴
即席麺 カップラーメン、袋麺、インスタントうどん・そば お湯を注ぐだけで食べられる。賞味期限は約6ヶ月​
レトルト食品 カレー、シチュー、パスタソース、丼の具 湯せんや電子レンジで加熱。1~2年保存可能​
缶詰 魚、肉、野菜の缶詰

そのまま食べられる。長期保存が可能
参考)https://media.kepco.co.jp/study/17688611

フリーズドライ 味噌汁、スープ

お湯を注ぐだけ。軽量で保存性が高い
参考)https://spaceshipearth.jp/emergency_food/

冷凍食品 各種惣菜、野菜 電子レンジで調理。約2~3ヶ月保存​

インスタント食品の保存期間と賞味期限の違い

インスタント食品の保存期間は種類によって大きく異なるんです。

 

カップラーメンの賞味期限は、ほとんどのメーカーで製造から約6ヶ月に統一されています。この期間設定には、フードロス削減を目的とした背景があるんです。一方でレトルト食品は、高圧加熱殺菌でパウチの中を無菌状態にできるため、1年から2年の長期保存が可能となっています。​
袋麺の賞味期限は、製品の種類や保存状況によって大きく異なります。油で揚げられた乾麺は時間が経つにつれて油脂の劣化が進みやすく、香りや味に明らかな変化が生じやすくなるんです。揚げていないノンフライタイプの麺は湿気を吸収するとカビの発生や品質の変化を招くため、保存には十分な注意が必要です。
参考)https://douzo.dinos.co.jp/posts/106

未開封の状態であれば、直射日光や湿気を避けて保管すれば一般的には約5ヶ月から長くて12ヶ月程度は品質を保てます。ただし開封後は袋の中に空気や湿気が入り込みやすく、密閉して常温で保存しても約1ヶ月程度での消費が目安なんです。​
参考:インスタント食品の上手な保存方法について
保存性を高める加工
賞味期限を1年以上過ぎた袋麺は、食べずに廃棄するのが無難です。賞味期限切れの商品は膨張している場合があり、中の空気の膨張や脂質の劣化が進んで、風味の悪化が見られることがあります。​

インスタント食品の栄養面と健康への影響

インスタント食品は食材を加工して作られたものですから、もちろん栄養は含まれているんです。たとえばインスタントラーメンには体を使うために必要なタンパク質や脂質、少量ではありますがビタミンなども含まれています。
参考)https://seedcoms.net/blogs/column/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88%E9%A3%9F%E5%93%81%E3%81%AB%E3%82%82%E6%A0%84%E9%A4%8A%E3%82%A2%E3%83%AA-%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%81%AE%E9%A3%9F%E3%81%B9%E6%96%B9%E3%81%A8%E6%A0%84%E9%A4%8A%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%84

新鮮なうちに冷凍加工された冷凍食品は、ビタミンやミネラルが生のときと同じように保存されている状態ですから、かえって効率よく栄養を摂取できる場合もあるんです。最近ではインスタント食品でも十分に栄養を摂取できるようにカルシウムを加えたり、脂質や塩分を控えめに加工してある商品もあります。​
販売されている8割以上の商品は、厳しい基準をクリアした「JAS規格」のマークが表示されています。そのため、食品添加物によるからだへの影響はほとんどないと考えられるんです。通常サイズのカップラーメンならスープを飲み干しても、カロリーは300~500kcalで、カレーライスが550~800kcal、カツ丼が800~1200kcalと言われていますから、カロリーの高さを心配する必要はなさそうです。
参考)https://www.jp-life.japanpost.jp/health/column/susume_015.html

ただしデメリットもあります。多くのインスタント食品には保存性を高めるためにリンが使われていて、リンの過剰摂取はカルシウムを流出させてしまうんです。また意識して食べないと野菜が不足しやすく、インスタント食品はメインの惣菜が多いため、野菜をたっぷり食べることができるメニューはまだまだ少ないと言えます。​
インスタントラーメン1食あたりの平均塩分量は約5.5g(スープまで全部飲んだ場合)に達する商品があり、日本人女性の1日の塩分目標量は7.0g以下とされるなか、1食で目標の8割近い塩分を摂取する恐れがあるわけです。
参考)https://ameblo.jp/satokenfp/entry-12886234244.html

インスタント食品を非常食として活用する方法

インスタント食品は長期間保存ができ、災害時の非常食などにも活用されているんです。
参考)https://www.fsc.go.jp/kids-box/index.data/kids44.pdf

非常食といえば缶詰を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。常温で長期間保存できる缶詰は非常食に向いていて、最近はさまざまな種類の食品が缶詰になっており、缶切りを使わずに開けられる缶詰もあります。​
湯せんなどで温めて食べるレトルト食品も非常食に最適なんです。食べ飽きないよう、複数種類のストックがおすすめで、日頃から食べ慣れているレトルト食品を多めに常備しておけば、簡単に非常食の備蓄ができます。​
お湯を加えるだけで完成するカップラーメンも非常時に役立つでしょう。すぐに食べられるため準備するものが少なく便利なんです。お湯が必要なインスタント食品の場合は、飲料水やカセットコンロ、ガスボンベも一緒に備蓄しておくとよいでしょう。​
非常食でも栄養の偏りに気をつけたいという場合には、乾燥野菜や海藻などを活用するのもよいでしょう。水で戻したり、インスタント食品に加えたりすることで、簡単に食べることができます。​
これらの食品を日常的に消費しながら備蓄する「ローリングストック」方式を取り入れることで、非常時にも新鮮な非常食を確保できるんです。​

非常食の種類 保存期間の目安 おすすめポイント
缶詰 2~3年 そのまま食べられる。缶切り不要タイプが便利​
レトルト食品 1~2年 種類が豊富。温めなくても食べられる商品もある​
カップラーメン 約6ヶ月 お湯を注ぐだけ。カセットコンロとセットで備蓄​
乾麺 1~2年 長期保存可能。ただし茹でる水とコンロが必要​
乾物 数ヶ月~1年 栄養補給に最適。水で戻せるタイプが便利​

インスタント食品の便利なアレンジレシピ活用術

インスタント食品を食べるときにおすすめの方法はトッピングをすることなんです。ビタミンが多い野菜や、良質なタンパク質食品である卵などを一緒に食べることで栄養を補うことができます。​
お湯で戻すタイプのインスタント食品であれば、冷凍のほうれん草など凍ったまま入れるだけで食べることができる冷凍野菜がおすすめです。ほかにもサラダを足したり、牛乳や青汁などの飲み物を工夫することで十分に栄養を摂ることができます。​
家でインスタント麺を食べる時には、具材に野菜をたくさん入れたり、カップ麺に少しインスタントのわかめなど海藻類を加えたりしてお湯をやや多めにするといいですよ。ラーメンであればスープは飲まないというのも栄養バランスを保つために必要な工夫で、スープに溶けた塩分を摂取しなくて済むので、塩分過多を防ぐことができます。
参考)https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201505260001-spnavido

袋麺のアレンジとして、醤油ラーメンを活用した「インスタント酸辣湯麺」や、味噌ラーメンを使った「ラーメンキムチ鍋」、塩ラーメンで作るさっぱり「鶏むね肉のぶっかけ塩ラーメン」などがあるんです。
参考)https://delishkitchen.tv/curations/4624

参考:袋麺の様々なアレンジレシピ集
袋麺アレンジ術 スープの味別おすすめレシピ
レトルト食品もアレンジ次第でさらに美味しくなります。レトルトカレーで作る「アレンジコロッケ」や、レトルトカレーを使った「カレーうどん」、レトルト牛丼の具を使った「牛丼うどん」など、手軽に作れるアレンジレシピが豊富にあります。
参考)https://www.kurashiru.com/lists/69e059de-e6c1-4f20-9834-c34ef3f6018e

インスタントの袋ラーメンをあんかけ焼きそばにアレンジすることもできて、カット野菜を上手に活用すれば包丁を一切使わず調理できるんです。カリカリに焼いた麺に、野菜たっぷりのあんをとろっとかけたボリュームたっぷりの一品になります。​
🍜 おすすめトッピング例

  • 冷凍ほうれん草:凍ったまま入れるだけで手軽に野菜を追加​
  • 卵:良質なタンパク質を補給​
  • わかめなどの海藻類:ミネラル補給に最適​
  • カット野菜:包丁不要で栄養バランスアップ​
  • チーズ:カルシウムとコクをプラス