ストロッツァプレーティ作り方と手打ちの基本コツ完全ガイド

ストロッツァプレーティ作り方と手打ちの基本コツ完全ガイド

ストロッツァプレーティの作り方を基本から徹底解説

卵を入れずに作っても、もちもち食感が出せます。


🍝 この記事でわかること
📌
ストロッツァプレーティとは?

イタリア・エミリアロマーニャ州発祥の手打ちショートパスタ。「牧師の首を絞める」という衝撃的な名前を持つ、ねじれが特徴の生パスタです。

🥣
材料はたった3つ!

薄力粉・水・塩だけで作れます。卵もパスタマシンも不要。100円以下でできるコスパ抜群の手打ちパスタです。

初心者でも安心な成形法

生地を帯状に切って台の上でくるくるとねじるだけ。型崩れしにくく、不格好でもちゃんと美味しく仕上がります。


ストロッツァプレーティの基本情報と名前の由来


ストロッツァプレーティ(Strozzapreti)は、イタリア中部のエミリアロマーニャ州を発祥とする手打ちショートパスタです。名前はイタリア語で「牧師(プレーティ)の首を絞める(ストロッツァ)」を意味し、日本語に訳すと少々ぎょっとする名前ですが、これは「喉が詰まるほど美味しい」という意味が込められているという説が有力です。もう一つの説では、地元の農家たちが神父に料理をふるまった際、神父があまりに食べ過ぎて喉を詰まらせたことが名前の由来という話も伝わっています。


エミリアロマーニャ州は「食の都」とも呼ばれ、ボロネーゼ(ラグーソース)やプロシュート・ディ・パルマパルミジャーノ・レッジャーノなど世界的に有名な食文化の宝庫です。そのエミリアロマーニャの女性たちは、タリアテッレよりも先にストロッツァプレーティを覚えるといわれるほど、地域に根づいた日常のパスタです。


このパスタの最大の特徴は「ねじり」の形状です。生地を帯状に切り、作業台の上で両手のひらで転がしながらねじることで、らせん状のひねり模様が生まれます。このねじれ部分にソースがよく絡みつくため、食べ応えが格別です。つまり、形状がそのまま美味しさにつながるということですね。


卵を一切使わず、小麦粉・水・塩だけで作るのも大きな特徴のひとつです。シンプルな材料なので、材料費は2人分で100円以下に収まることも珍しくありません。家にある材料だけで本格的なイタリアのパスタが作れてしまうのは、主婦にとって非常に嬉しいポイントです。これは使えそうですね。










比較項目 ストロッツァプレーティ 一般的なスパゲッティ
卵の使用 なし なし(乾燥の場合)
形状 ねじれたショートパスタ 細長いロングパスタ
食感 もちもち・むっちり つるっとした食感
合うソース 濃厚なラグー・クリーム系 幅広く対応
手作りの難易度 やさしい(型崩れしにくい) 伸ばしが少し難しい


ストロッツァプレーティ作り方に必要な材料と生地のこね方

材料はシンプルが基本です。


以下が2人分の標準的な材料です。特別なものは何も必要ありません。



  • 🌾 薄力粉:200g(強力粉80g+薄力粉80gのブレンドもOK)

  • 💧 水(ぬるま湯):100cc(ぬるま湯推奨・約40℃)

  • 🧂 :2g(小さじ1/3程度)

  • 🥄 打ち粉(薄力粉):適量


薄力粉だけで作っても十分に美味しく仕上がります。本場イタリアでは「00粉」というイタリアの超細挽き小麦粉を使いますが、日本で入手しにくい場合は薄力粉で代用できます。セモリナ粉(デュラム小麦の粗挽き粉)を使うと、より弾力のある食感に仕上がりますが、粒子が粗い分、こねる際に少し力が要ります。セモリナ粉が基本ですが、薄力粉なら問題ありません。


生地のこね方の手順は以下の通りです。


まず、ボウルに薄力粉と塩を入れて軽く混ぜ、中央にくぼみを作って水を少しずつ加えます。最初は割り箸やスプーンで全体をざっくり混ぜ、ある程度まとまってきたら手でしっかりこねていきます。生地は「耳たぶよりやや固め」が理想の硬さです。水の量は生地の状態を見ながら調整してください。どうしてもまとまらない場合は、水を小さじ1ずつ追加し、最大で10g程度まで加えます。


こねた生地はラップでぴったりと包み、室温で最低30分、できれば2時間ほど休ませます。この寝かせる工程が、実は仕上がりを大きく左右します。こねた直後はグルテン(小麦のたんぱく質が水と結合してできる弾力成分)が緊張して生地が固く縮みやすい状態ですが、休ませることでグルテンが緩み、生地が伸びやすくなります。時間があれば、一晩冷蔵庫で寝かせると、より扱いやすく風味も増す一石二鳥の効果があります。


ストロッツァプレーティ作り方の成形・ねじりのコツ

成形さえ覚えれば、あとは繰り返すだけです。


生地を休ませたら、打ち粉をした台の上に取り出し、麺棒で薄く伸ばしていきます。目安の厚さは2mm前後、イメージとしては「餃子の皮よりもやや厚め」程度です。薄すぎると成形時に破れてしまうため、最初は厚さ2~3mmを目安にするのがおすすめです。


伸ばした生地を、幅2cm・長さ5cm程度の帯状(短冊状)に切ります。切ったら1枚ずつ、両手のひらの間または作業台の上に置き、片方の手で生地の端を押さえながらもう片方でくるくると転がすように「こより」を作る感覚でねじります。左右の端を反対方向に引っ張りながらねじるのがポイントで、らせん状のひねりが入ればOKです。長さは3~5cm程度にちぎるか、切りながら作業を進めます。


| 成形のチェックポイント | 目安 |
|---|---|
| 生地の厚さ | 2mm前後(名刺2枚分の厚さ) |
| 短冊の幅 | 約2cm(人差し指の幅くらい) |
| 短冊の長さ | 約5cm(5円玉の直径くらい) |
| 完成後の長さ | 3~5cm(親指の長さくらい) |


形が均一でなくても大丈夫です。多少ねじれ方にばらつきがあっても、手作り感が出てかえって見た目がかわいらしくなります。成形したパスタは、打ち粉をしたクッキングシートやバットの上に並べ、くっつかないよう間隔を開けて置きます。すぐに茹でない場合は、このまま軽く乾燥させておくと保存しやすくなります。


ストロッツァプレーティ作り方の茹で方と失敗しないポイント

茹で時間と塩加減は必須の知識です。


茹でる際は、大きめの鍋にたっぷりのお湯を用意します。お湯1Lに対して塩10g(小さじ2弱)を加えた「塩分1%のお湯」が基本です。塩気が薄いとパスタ自体の味がぼんやりしてしまうため、「ちょっとしょっぱい?」と感じるくらいで問題ありません。


茹で時間は、生パスタ特有の短さがあります。一般的な乾燥ショートパスタは8~12分かかりますが、手打ちのストロッツァプレーティは生地の厚さにもよりますが2~7分程度が目安です。AllAboutのレシピでは5~7分と紹介されていますが、楽天のレシピでは約2分とあり、生地の厚さや硬さによって差が出ます。かならず1個取り出して食べてみながら確認するのが確実です。


⚠️ 茹ですぎには要注意! 茹ですぎると生地が崩れたり、ふやけてドロドロになることがあります。特に薄めに伸ばした場合は火の通りが早いため、3分を過ぎたら30秒ごとに確認する習慣をつけましょう。少し硬いかな?と感じるくらいでザルに上げ、ソースと和える間に余熱で丁度よく仕上がります。アルデンテが条件です。


茹で上がったら余分な水分をよく切り、すぐにソースと和えます。生パスタは時間が経つとくっついてしまうため、茹でながら同時進行でソースを仕上げておくのがスムーズです。くっつくのが心配な場合は、茹で上がり後にオリーブオイルを少量和えておくと安心です。


ストロッツァプレーティの作り方と相性抜群なソース選び

ねじれた形状が、濃厚ソースを余さず絡め取ります。


ストロッツァプレーティの螺旋状のねじれ部分は、トマトソースやクリームソースの粒子を隙間にしっかりと絡め取ります。細いロングパスタでは流れ落ちてしまうような具材の小片も、ねじれの溝に入り込んで一口ごとに旨みを届けてくれます。そのため、軽いオイル系よりも「存在感のある濃厚ソース」との相性が抜群です。


おすすめのソース3選



  • 🍅 ミートソース(ラグーボロネーゼ):ストロッツァプレーティ発祥の地エミリアロマーニャはボロネーゼの本場でもあります。牛ひき肉をじっくり煮込んだ肉汁たっぷりのソースは、ねじれ部分に最高に絡みます。仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりかけるのが地元流です。

  • 🧀 チーズクリームソース牛乳にスライスチーズを溶かすだけで作れる簡単クリームソースとの相性も良好です。コクのあるクリームがパスタの表面にしっかり絡みつき、もちもちの食感を引き立てます。

  • 🐟 トマトソース(野菜・介ベース):ホールトマト缶を使ったシンプルなトマトソースとも好相性です。エミリアロマーニャはアドリア海に面しており、魚介のソースと合わせるのも伝統的なスタイルです。


一方で、ペペロンチーノのような軽いオイル系ソースは、ストロッツァプレーティの食べ応えある食感に比べてソースが物足りなく感じることがあります。パスタ自体の存在感に負けないくらい、ソースに旨みを凝縮させることが大切です。


また、食べる前に黒こしょうをひきたてで振ると風味がグッと引き締まります。仕上げのひと手間が全体の味を底上げします。自宅にパルミジャーノ・レッジャーノのブロック(スーパーで300~500円程度から購入可能)があれば、削りたてを乗せると一気にレストランクオリティになります。


参考リンク:ストロッツァプレーティの基本レシピと材料詳細(AllAbout・イタリア料理ガイド監修)
ストロッツァプレティレシピ……手打ちのショートパスタ – AllAbout


参考リンク:ストロッツァプレーティの特徴・合うソースの詳細解説(food-mania.jp)
ストロッツァプレーティどんなもの?美味しい食べ方は? – ボ~ノ・イタリア~ノ




野澤組 Casa Milo ストロッツァプレーティ 500g×5個