ミールキットは、2~3人前からが基本。一人前のみのミールキットというのは、ありませんでした。
とはいっても、2人前=食べ盛りの人の1人前ぐらいのサービスも多いので、量については気にしなくていいかも。
ただし、値段が高くなる点はこまりますね。
2人前~となっているのは、おそらく、一人前の分量で販売するとかなり割高になってしまうためです。カット野菜や食材を用意する手間がかかりすぎるんですね。
また、一人暮らしだと受け取りも大変。基本、置き配してくれるサービスが必須になるでしょう。
唯一、一人前が選択できて、置き配対応可能なのがヨシケイ。
ただ、1食あたり800円~と、それなりに値段が張るので、お得感はあまりないかも知れません。
もし、一人暮らしで料理に時間掛けず簡単に食べられて、体に良い食事を求めているなら、ミールキットよりも冷凍弁当のほうが合っているかも知れません。
例えば、ウェルネスダイニングのお弁当などは、カロリーや塩分に気をつかいたい人の冷凍弁当があります。糖尿病や腎臓病用の療養食メニューもあるほど。
冷凍庫の容量が許す限りまとめて受け取れば、宅配便での配達なのである程度時間の指定が可能で、2~3週間分を一度に受け取れます。そして、1食分づつ小分けされていて、レンチンですぐに食べられるんですね。
ミールキットは「調理が時短できる」のがウリですが、デメリットもあります。
まず値段。感覚としては、コンビニで惣菜を買うのと同等程度のお金がかかります。
コンビニ惣菜がそのまま食卓に並んだら哀しいけど、作った感のあるミールキットならまあいいっか…?
続いて、食材が日持ちしない件。カット済み野菜は便利だけど、保ってせいぜい3日。人参なんかは意外など黒くなってくるのが早いんですよね。
冷蔵系で1週間まとめてお届けのサービスだと、最後の方で食材が腐らないかどうかビクビクものです。
なので、まとめて届けてもらうときは、せいぜい3日分が限界ですね。あとは、コープデリやヨシケイみたいに、毎日届けてもらうサービスを利用するかでしょう。
通販系のミールキットの場合、送料が地味に効いてきます。初回のみ送料無料のサービスはありますけど、長く続けていくと相当な金額を送料に支払うことになるんですよね。
そのため、日常使いするなら、送料がかからないコープデリ、ヨシケイか、コンビニ受け取りで送料がかからないセブンミールにせざるをえないかも…。
送料を節約するためにまとめ買いすると、冷蔵庫がミールキットでいっぱいになります。かさばるんですね。
回避方法は「毎日お届け」にするか、まとめて注文する量を減らすかといったところでしょうか。
「あぁー!今日もうごはん作れない!気力ない!」という緊急用ということなら、日持ちする冷凍弁当を買い置きしておくのも良いかも知れませんね。
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実際、量やカットサイズがちょうどよいかどうかは、お試しで確認するのが確実でしょう。ミールキットによっては、初回は値段、送料が優遇されるものもあります。
ミールキットのお試しで、いちばんのおすすめは「おいしっくすのお試しセット」ですね。
フツーに食費が浮くレベルのお得感で、ミールキットも入っている感じ。
そして、お試ししたからって、しつこく勧誘電話みたいなのがかかってこないのが良い。
(昔は、けっこう電話の勧誘があったらしいけど、今はSNSとかで騒ぎになるから控えてる…?)
次点がコープデリの資料請求で試食できるミールキットかな。
(関東エリア限定。試食可能なエリアも決まってるっぽい)
生協のミールキットは、ずっと送料無料で届くのがポイント。
一般で買える物より良い品質の食材が買えます。
生協は一般企業より税金面で優遇されていて、会員に還元しているため。
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料理人監修で「バエる」出来上がりがポイント。
食材もおいしっくすクォリティなので味もばっちり。
送料は3ヶ月無料。
赤字上等のお得な「おためしセット」にミールキット(3食分)も含まれています。
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近所のセブンイレブンで受け取れば、送料は完全無料。
コンビニ系ではセブンイレブンが唯一販売しているミールキット。
ミールキット入門には最適かも。
2022年9月までリニューアルのため休止中。
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材料と超乱れがセットになった、料理キット。
時短しながらできたての食事感がある、というのがウリ。
必要な材料のみセットになっているため、生ゴミが少なくて済むというメリットがあります。
より調理が簡単な「カット済み食材」の料理キットもあります。生ゴミゼロ、包丁、まな板が不要で洗い物も少なくてすみます。
しかし、カットサイズが小さすぎたり、大きすぎたり感じるという場合は、材料がそのまま届くキットを選ぶと良いでしょう。
調味だれが付属していることが多いですが、「油だけは必要」という場合もあります。
ミールキットは、あまり日持ちがしないため、こまめに宅配してもらう必要があります。そのため、留守がちな人は、受け取るのが面倒。そんな場合は、留守でもミールキットを置いてってくれる「置き配」サービスの有無が重要になってくるでしょう。
ミールキットのデメリットは、値段の割に量が少ない点。
自社配送の業者は、送料を無料にしていることもがるが、対応エリアが限られていることと、宅配便のように時間指定ができないのが難点です。
ちなみにミールキットで「3日分」という場合は、1日分=1食分を指すことがほとんど。ミールキット1日分で3食食べられるわけじゃないので注意しましょう。
生協は自社配送なため、送料が安いというメリットがあります。
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ミールキットの中でも、1食1,000円オーバーのサービスを紹介します。
TASTY TABLEというパスタ特化型のミールキット。
ソースのみか、麺(パスタ)つきかを選べます。
ソース+パスタで1食約1,400円、ソースのみで1,200円です。
自宅でパスタ専門店の味が、失敗なく食べられるという点では最強の高級ミールキット。
ソースは冷凍で届くので、冷凍庫で保管しておいて好きなタイミングで食べられます。
ぐるなびプレミアムミールキット
▲金色不如帰の超本格ラーメンミールキット
予約できないような名店をよりすぐって、お店の味を家庭で簡単再現できるキットとして販売。
シバカリーワラ(東京・三軒茶屋)のインドカレー、TACUBO(代官山)の肉焼きイタリアン、成蔵(阿佐ヶ谷)の白いとんかつなどが揃っています。
味を再現するために、キットといえどもそれなりの手間が必要になるため、調理時間は短いものでも30分以上と長め。金色不如帰のラーメンなどは、調理時間2時間30分、別途仕込みに12時間必要という超本格的なもの。
休日に名店の味を再現してみたい、というあなたには良いかも。
コープとおいしっくすのミールキットを試しましたが、普通に美味しいと思いました。
口コミなどを見ても「量が少ないかも…」という声はありましたが、「味が悪い」というのはみかけませんでした。
(あなたの料理がヘタなのでは…というツッコミが入るからかも知れません)
特に名店監修系で、調味だれがついているタイプは、お手軽に味が再現できて「いつのまにか料理がうまくなったのでは?」って思えてしまうくらいです。
カット済み食材の場合は、火の通り方まで計算されてサイズが決められているので、より失敗しにくいと言えるでしょう。
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