

マンバは高菜の一種として扱われ、まず「えぐみ・辛味」を整える下処理が前提になります。
基本は、塩を入れた熱湯でゆでてから冷水にさらし、アク抜きをして使います。
ゆでた後に水にさらす時間を取り、最後にしっかり水気をしぼると、炒め煮や卵とじで味が薄まる失敗を減らせます。
次のポイントは「切り方」です。幅2cm前後で切る手順がよく紹介されますが、家庭では茎(軸)と葉で火の通りが違うので、茎はやや細め・葉は気持ち広めにすると食感が揃いやすいです。
参考)まんばのけんちゃん - Wikipedia
さらに、繊維がしっかりしているため「よく炒めた方が食べやすい」という注意点もあり、下処理後の加熱設計までセットで考えると満足度が上がります。
参考)https://www.kanamaru-jp.com/data/workshop/pdf/workshop2010040801.pdf
下処理で迷ったら、目安として「軸を軽くつまんで線が入る程度までゆでる」という説明もあり、加熱しすぎを避けたいときの判断材料になります。
この段階で仕上がりの8割が決まるので、調味の前に“水気と火入れ”を整えるのがコツです。
参考)香川の郷土料理! まんばのけんちゃんのレシピ動画・作り方
下処理の考え方(郷土料理の基本手順の参考)
Wikipedia「まんばのけんちゃん」:塩ゆで→冷水さらし→切り方→炒めの流れ
「まんばのけんちゃん」は、マンバを下処理して切り、水気を取ってから、油揚げや煮干しと一緒に油で炒め、醤油とだしで味を整え、最後に豆腐を加えて煮立てる流れが代表的です。
“炒めてから煮る”工程があるため、青菜の煮物というより「香ばしさを作ってから含ませる料理」と捉えると作りやすくなります。
家庭で差が出るのは、豆腐の扱いです。水分が多い状態で入れると全体の味がぼやけるので、加える前に軽く水切りしておくと、だし・醤油の輪郭が残りやすいです。
また、郷土料理としての説明では「けんちゃん」は“けんちん”がなまったものと言われる、という紹介もあり、野菜と豆腐を一体で食べる設計だと分かります。
味の方向性を迷ったら、油揚げ・煮干し・だしの「うま味の層」を先に作り、最後に豆腐でまとめると、マンバの青い香りが立ちやすいです。
一皿で主菜寄りにしたい場合は、豚肉や卵を足す応用もよく提案されています。
郷土料理としての位置づけ・作り方の参考(動画手順が見たい方向け)
DELISH KITCHEN「まんばのけんちゃん」:高菜(まんば)の下処理と手順
マンバは「水分を飛ばしながら炒める」と、ごはんに合う濃い味に寄せやすい青菜です。
具体例として、ゆでて水気をしぼったマンバを切り、ごま油で炒め、みりん・しょうゆで調味し、仕上げにかつお節や白ごまを合わせるレシピが紹介されています。
この系統の炒め物は、下処理で水気を残すと調味が薄まりやすいので、フライパンに入れる前に“しぼり”を丁寧に行うのが重要です。
参考)ごはんのおともにぴったり! まんばのおかかごま炒めのレシピ動…
逆に、炒めすぎが不安な場合でも、マンバは繊維がしっかりしているため「よく炒めた方が食べやすい」という性格があり、多少しっかり火を入れても破綻しにくいのが扱いやすさです。
仕上げの香り付けは、かつお節のような乾物系が相性良く、家庭の常備素材で“うま味の足場”を作れます。
辛味が好きなら、七味を添える食べ方も紹介されており、食卓での調整幅が広いのも便利です。
マンバは下処理(軽くゆでて水にさらし、しぼる)まで済ませると、そのまま料理に使えるだけでなく、保存して冷凍もできるという扱いが紹介されています。
つまり「買った日に下処理だけまとめてやる」運用にすると、平日は炒め物・卵とじ・けんちゃんへ即投入できます。
作り置きで失敗しやすいのは、冷凍前の水分です。水気が多いと解凍後にべちゃつきやすいので、冷凍する分は特に強めにしぼり、使うときは凍ったまま加熱鍋へ入れると水っぽさが出にくいです。
また、炒め系に回す予定なら「最終的に水分を飛ばす設計」なので、解凍で多少水が出てもリカバリーしやすいです。
保存の考え方(下処理~保存まで一連の参考)
「香川の野菜『まんば』編」:下処理の目安・保存(冷凍)まで
マンバは葉の部分だけでなく、部位によって食感が変わりやすく、見た目が“怪しい野菜”に感じても実はおいしい、という体験談もあります。
こうした「芯(中心部)」の扱いは、検索上位の定番レシピでは主役になりにくい一方で、家庭では一番差が出やすいポイントです。
芯や茎は繊維が強い分、短時間で煮るより「油でしっかり炒めてから味を入れる」方が食べやすい、という方向性が資料でも示されています。
そのため、芯は“炒め担当”、葉は“香り担当”として分けて火入れをずらすと、同じマンバでも完成度が上がります。
芯が多い束に当たった日は、卵とじや豆腐合わせにすると食感がやわらぎ、家庭料理としてまとまりやすいです。
逆に、春先の新芽には辛味があり浅漬けがおいしい、というポイントもあり、季節で「炒め」「漬け」を切り替えると飽きません。