

20度未満のお酒で果実酒を漬けると、最悪10年以下の懲役または100万円以下の罰金になります。
果実酒とは、果物をアルコール度数の高いお酒に漬け込み、果実のエキスや香りを抽出したリキュールのことです。 家庭で最もよく作られるのは梅酒で、青梅・氷砂糖・ホワイトリカーの3つだけで完成します。market.abc-cooking+1
基本の材料割合はこちらです。
この3点が基本です。
参考)果実酒の作り方と楽しみ方完全ガイド:素材選び・衛生・熟成・活…
必要な道具はシンプルです。
保存瓶は使用前に必ず消毒しましょう。水気が残っているとカビの原因になります。 消毒後はよく乾かしてから使うのが原則です。
「砂糖はどれくらい入れればいい?」という疑問は、初心者が最も迷うポイントです。 答えは「目的によって変える」ということです。
参考)https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1445390.html
| 飲む時期 | 氷砂糖の量(果実1kgに対して) | 味の特徴 |
|---|---|---|
| 早め(3〜6ヶ月) | 多め:500g | 甘みが早く出る |
| じっくり(1年以上) | 少なめ:200〜300g | 果実の旨みが深まる |
| 砂糖なし | 0g | ドライで果実味が際立つ |
早く飲むなら砂糖を多め、じっくり寝かせるなら少なめが基本です。
なぜ「氷砂糖」を使うのかというと、ゆっくり溶けることで果実のエキスと砂糖がバランスよく馴染むからです。 グラニュー糖や上白糖は溶けが早すぎるため、エキスが出るより先に甘みが付いてしまいます。これは意外ですね。
砂糖なしでも果実酒は作れますが、後から砂糖を足す場合は漬け始めから入れたものと味の馴染み方が変わります。 後入れの砂糖は「混ぜムラ」が出やすいので注意が必要です。
知らないと10年以下の懲役、または100万円以下の罰金になる可能性があります。 果実酒づくりは楽しい趣味ですが、酒税法のルールを守ることが絶対条件です。
守るべきルールは以下の3つです。
参考)手作り果実酒の作り方&レシピ「かんたん果実酒づくり」|オエノ…
特に注意したいのが「度数20度未満のお酒を使う」パターンです。 ワインや日本酒(度数13〜15度程度)を使って漬け込むと、発酵が進んで「新たなお酒の製造」とみなされ、酒税法第7条違反になります。nomooo+1
違反した場合、製造した酒類・器具・原料がすべて没収されます。 さらに延滞税・加算税などの追徴課税が課せられ、期日までに支払えなければ不動産や預貯金が差し押さえられる危険性もあります。厳しいところですね。
参考)自作のお酒は違法?酒税法が定める自家醸造のルールと刑事訴追さ…
「自家消費のみ」というルールも重要です。SNSで果実酒の写真を投稿してフォロワーにプレゼントしたり、バザーで販売したりすると免許なき製造・販売とみなされる場合があります。 贈り物にする場合も、商業的な流通にならないよう注意しましょう。
素材が変わると、適切な割合も変わります。これが基本です。主な果実の目安をまとめました。
| 果実 | 果実量 | 氷砂糖 | ホワイトリカー |
|---|---|---|---|
| 🍑 青梅 | 1kg | 300〜500g | 1.8L |
| 🍋 レモン | 10個(約1kg) | 400g | 1.8L |
| 🫐 ブルーベリー | 70g | 30g | 200ml |
梅酒はホワイトリカー1.8Lに対して青梅1kg・氷砂糖300〜500gが標準的です。 レモンは皮ごと漬けると苦みが出るため、外皮(ワックス不使用の国産)を選ぶか、皮を薄くむいてから漬けると良いでしょう。delishkitchen+1
ブルーベリーはお酒の量の30〜40%の重量が目安で、少量から試せるのが魅力です。 小さいビン1本(200ml)から始められるので、初挑戦にも向いています。
果実の熟し具合も重要なポイントです。完熟した果実より、やや未熟なもの(例:黄色く熟した梅より青梅)の方が渋みと酸がエキスに旨みを加え、果実酒向きとされています。 熟しすぎると崩れやすく、液が濁る原因になるので注意が必要です。
実は、熟成期間と果実の取り出しタイミングも仕上がりに大きく影響します。多くの主婦が「漬けたまま放置」しがちですが、それが失敗の原因になることも。
果実の取り出し目安は次のとおりです。
レモンや柑橘系は長く漬けすぎると、皮の白い部分(アルベド)から苦み成分が溶け出します。これは使えそうです。逆に梅は長く漬けるほど風味が深まり、3年以上おいたものはさらに美味しくなるとも言われます。
熟成の目安として「果実がシワシワになったら取り出しどき」という合図があります。 果実のエキスがお酒に移った証拠なので、この状態になったら引き上げるタイミングです。
取り出した果実の実は捨てずに活用できます。梅酒の梅は種を取り除いてジャムにしたり、ケーキの材料にしたりと二次利用が可能です。 一度で二度おいしい使い方ができるので、ぜひ試してみてください。
果実酒の失敗原因の多くは、割合のミスではなく「消毒不足」です。つまり消毒が最重要です。
保存瓶の消毒が不十分だと次のようなリスクがあります。
度数が下がると20度を切る可能性があり、前述の酒税法リスクにもつながります。 消毒は安全性にも関わる大事な工程です。
消毒方法は2種類あります。
熱湯消毒の場合、急激な温度変化で瓶が割れるリスクがあります。 耐熱ガラス製の保存瓶を選ぶのが安全で、東洋佐々木ガラスなど国内メーカー製品は耐熱性が高く安心です。toyo.sasaki.co+1
アルコール消毒スプレー(パストリーゼ77など)を使えば、熱湯不要で手軽に消毒できます。果実酒を作る頻度が高い場合は、スプレーを1本常備しておくのが最も効率的な対策です。瓶の内側・ふたのパッキン・果実を入れる前の手指にも使えて一石二鳥です。
参考:果実酒の法律ルール(酒税法)について詳しく解説されています。漬け込みに使うお酒の度数規定や、違反した場合のペナルティが具体的に記載されています。
自作のお酒は違法?酒税法が定める自家醸造のルールとペナルティ
参考:砂糖なしの果実酒を作る場合のポイントや、氷砂糖を使う理由について詳しく書かれています。甘みの調整方法を知りたい方に役立ちます。