ベジタリアン生活始めたんで、大豆ミートでハンバーグ作ってみたんだわ。レシピ通りに水で戻して、下味もばっちりつけて、いざ焼き始めたんだよ。
そしたら、焼き上がってみたら断面がまさかの灰色!コンクリートみたいな不気味な色合いで、マジ食欲失せた。
恐る恐る一口食べてみたら、味はまずまず… なのに、なぜか口当たりがパッサパサで、砂食べてるみたい。大豆ミートの水分量が足りなかったのか、焼き過ぎたのか、原因は不明だけど、期待してたジューシーなハンバーグとは程遠い代物だった。
せっかく作ったんで、何とか食べようと頑張ってみたけど、完食は無理だった。残りのハンバーグは、申し訳なくもゴミ箱行きだよ。
今回の失敗から、大豆ミートって調理方法間違えると、全然美味しくならないことがわかった。でも、諦めずに色々なレシピを試行錯誤して、今では大豆ミートを使った美味しい料理をたくさん作れるようになったんだ。
あの衝撃的な灰色ハンバーグは、ベジタリアン生活における忘れられない経験だね。失敗から学び、成長できたという意味では、貴重な体験だったと言えるかも。
大豆ミートは、植物性代替え肉の一種。大豆をお肉ふうに食べる加工食品です。
しかし、大豆ミートにはいくつかのデメリットがあります。
まず、値段。
500gで2,000円オーバーです。一般的なお肉よりもかなり高めなんですね。
もとは大豆なのに、高いなんて…。
これは、大豆ミートの製造工程が複雑な点や、肉っぽくするための添加物を使うなどの、特殊性によるものです。
もし、ただ安い肉を食べたい!というだけなら、スペイン産やブラジル産などの海外の冷凍肉もチェックするといいかも。国産の精肉と比べるとくさみがキツイなどの点はありますが、調理方法次第では美味しく食べられます。
見た目も、かなり肉っぽいです。以下は鳥からあげにしか見えませんが、DAIZ(ダイズ)(株)のミラクルミートを使った大豆ミートからあげ。
また、一部の商品には添加物が多く含まれている場合もあります。商品の成分表は要チェック。
さらに、大豆ミートの調理には手間がかかることもあります。乾燥タイプの大豆ミートもあり、水や湯で戻してから調理する手間がありますが、長期保存が可能です。
栄養面だけで見ると、大豆ミートは高タンパク質で低カロリーな健康食として見ることができます。(でも、それなら鶏ささみとかのほうがいいかも…)
大豆ミートには大豆イソフラボンが含まれていて、特に女性の健康に良い栄養成分が摂れる点はメリットと言えるでしょう。
あと、大量生産が可能な大豆から作ることができるので、将来の食料危機に備えた重要なタンパク源とも考えることができます。
「大豆ミート食品」には明確な定義があって、農林水産省によって以下のように定められています。
ざっくり言うと「原料はアミノ酸スコア100の大豆ミート原料、動物性の原料を使うな、大豆タンパク質10%以上」のものを指します。
a)大豆ミート原料を用いて,製品特有の肉様の特徴を有するように加工すること。
b) アミノ酸スコアが100 である大豆ミート原料を使用すること。
c) 1 次原材料から 3 次原材料までに次に掲げるものを原材料として使用しないこと。なお,大豆ミート食品を製造する事業者が直接使用する原材料を1 次原材料,1 次原材料を製造する事業者が直接使用する原材料を2 次原材料,2 次原材料を製造する事業者が直接使用する原材料を3 次原材料とする。
1) 動物性原材料
2) 1)の加工品
d) 大豆たん白質含有率が 10 %以上であること。なお,大豆たん白質含有率は,次によって求める。
大豆ミートは、風味や食感がお肉に近いことから、多くの人にとっておいしい代替え肉の一つです。
ただ、味は「肉っぽい」けど、肉よりは断然落ちます。脂肪分がない点や肉の風味が感じられない点は致命的かも知れないですね。高くて美味しくないので、健康上の理由や体質で肉を食べられない人向けの食材と言えるでしょう。繊維質を含むので、ボリューム感と満足感があり、腹持ちも良いです。
大豆ミートを使ったレシピは多種多様であり、バーガーや唐揚げ、シチューなど幅広い料理に活用することができます。ベジタリアンやビーガンの方々にとっても重要な食材となっています。
試してみたところ「大豆ミートの焼き肉」などの、素材の味を味わう食べ方は、肉との違いが際立ちますね…。スパイスを効かせてソースをからめたハンバーグやシチューの具として使うと、そこまで違和感なく食べられます。
場合によっては、同じ大豆製品の「豆腐」でかさ増ししたほうが違和感ないケースもあります。
大豆ミートは、油分を絞った大豆に熱や圧力を加えて乾燥させることで、お肉のような食感が楽しめます。食物繊維や大豆イソフラボン、ビタミン・ミネラルもたっぷり含まれています。
ただし、一部の大豆ミート商品には形状維持や味の調整のため、添加物が多く含まれている場合があります。
大豆ミートにはイソフラボンが多く含まれています。過剰な摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
農林水産省によると、大豆イソフラボンは女性ホルモンと構造が似ていて、骨粗しょう症や乳がんの予防効果が期待されるけど、逆に乳がん発症のリスクの可能性もある…とのことで、有効性と安全性は未だに謎だそう。とにかく、「大量に摂るのは避ける」のが無難だと思います。
大豆ミートは、大豆を原料として作られており、動物性の肉を使わずに作られているため、動物愛護の観点からも支持されているという側面もあります。
まーでも、私のような一般人からすると、動物愛護のために肉を食べるのをやめよう!と言われても、ちょっと賛成しかねるなぁというのが本音。
だって、大豆ミートより肉のほうがぜんぜん美味しいんだもの。
大豆ミートは環境負荷が少なく、地球温暖化や大気汚染の原因となる家畜のメタンガス排出量を抑制する効果があると言われていますが、それよりなにより肉を食べたいという欲望のほうが勝ってしまいます。
お肉は動物性のたんぱく質や脂肪が豊富に含まれており、ビタミンB12や亜鉛などの栄養素も豊富で、他には代えがたい独特の風味や食感があるんですね。
遠い未来には、大豆ミートが常用化しているのかも知れませんが、今は肉が大豆ミートに圧倒的に勝っている感があります。
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