

じつは、ズブロッカを冷凍庫に入れると凍らずにトロトロになって一番うまい飲み頃になります。
「バッファローグラス ウォッカ」とは、正式名称を「ズブロッカ(Żubrówka)」といい、ポーランドの世界遺産「ビアウォヴィエジャの森」に自生する希少な草「バイソングラス(別名:バッファローグラス)」を漬け込んで作られたフレーバードウォッカです。世界70カ国以上で親しまれており、日本ではリードオフジャパン株式会社が輸入販売しています。
このウォッカが他のウォッカと根本的に異なるのは、その色と香りです。通常のウォッカは無色透明ですが、ズブロッカはバイソングラス由来の淡いグリーンイエローをしており、桜餅や草餅を思わせる柔らかな香りが漂います。日本人にとって親しみやすい和の香りというのが、国内でも人気を集めている大きな理由のひとつです。
ズブロッカの歴史はとても古く、14世紀のポーランドにまで遡ります。当時、長寿の動物とされていたヨーロッパバイソンが好んで食べていた草として注目されたのが、このバイソングラスでした。1534年にはポーランドの薬草ハンドブックにレシピが記載されるほど、薬草的な存在としても珍重されてきました。つまり500年以上の歴史があるということですね。
アルコール度数は37.5度。ウォッカとしてはやや低めで、フレーバードウォッカならではの飲みやすさがあります。価格は500mlで1,000〜1,200円前後(通販)、700mlで1,365〜1,485円前後とリーズナブルで、スーパーや通販サイトで手軽に購入できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 🌍 産地 | ポーランド |
| 🌿 原料の草 | バイソングラス(バッファローグラス) |
| 🍶 アルコール度数 | 37.5度 |
| 💰 価格目安(500ml) | 約1,000〜1,200円(通販) |
| 🎨 色 | 淡いグリーンイエロー |
| 🌸 香り | 桜餅・草餅・バニラのような香り |
| 🏆 受賞歴 | モンドセレクション最高金賞(2011年ほか) |
参考情報:ズブロッカの公式サイトでは、商品ラインナップやカクテルレシピが詳しく紹介されています。
【公式】ズブロッカ ポーランド生まれのフレーバード・ウオッカ - zubrowka.jp
ズブロッカの最大の個性は「バイソングラス」が生み出す、唯一無二の香りにあります。バイソングラスはイネ科の植物で、日本語では「バッファローグラス」とも呼ばれます。この草には「クマリン」という芳香成分が含まれており、桜餅の葉に含まれる成分と同じ香りを生み出します。これが「飲んだら桜餅みたい!」と感じる理由です。
バイソングラスは、許可を得たわずか20家族の手によって、香りが最も豊かになる初夏に収穫されます。機械での収穫はできず、すべて手作業です。収穫後は自然乾燥させ、エキスを抽出してウォッカに加えます。さらに、瓶の中に1本のバイソングラスを入れる工程も世界中のどの製品も手作業で行われています。これは手間がかかりますね。
味わいのプロフィールとしては、青リンゴやバニラのような柔らかな甘さを感じる香りが先にくる一方、口に含むと爽やかでまろやかな飲み口が続きます。ウッディ感とほんのりとしたシナモンのようなスパイス感が後に続き、後味はすっきりとしています。ウォッカ特有のシャープなアルコール感を想像すると拍子抜けするほど、飲みやすいのが特徴です。
なお、アメリカで販売されているズブロッカには本物のバイソングラスが使用されておらず、人工的に着香されています。これはバイソングラスに含まれるクマリンが、アメリカの食品安全法で食品への利用を禁じられているためです。日本で購入できるズブロッカは本物のバイソングラス使用品なので、安心して楽しめます。
ズブロッカは飲み方のバリエーションが豊富で、初心者から上級者まで楽しめます。基本の飲み方をいくつか押さえておくと、その日の気分に合わせてアレンジができます。
まず、最もシンプルで香りを楽しみやすいのが「ストレート」です。ただし、いきなり常温でストレートというのは少し刺激が強く感じる場合があります。おすすめは、ボトルごと冷凍庫に入れて冷やす方法です。ウォッカはアルコール度数が高いため、冷凍庫に入れても凍りません。マイナス20℃前後まで冷やすと液体がトロトロになり、口当たりが格段にまろやかになります。これが基本です。
次に「ロック」は最もポピュラーな飲み方です。大きめの氷をグラスに入れ、冷やしたズブロッカを注ぐだけ。氷が溶けるにつれて少しずつ薄まり、最初の香り高い一口から、まろやかな後半の味わいの変化も楽しめます。レモンを搾らなくても十分爽やかなのが、フレーバードウォッカならではのいいところです。
「ソーダ割り」もおすすめです。ズブロッカ1に対して炭酸水2〜3の割合で割ると、香りが炭酸と一緒に鼻に広がって爽快感が増します。カロリーを気にする方にも、割材をシンプルな炭酸水にするのは賢い選択です。
自宅でも簡単に作れるカクテルを4種類ご紹介します。どれも特別な道具不要で、グラスに注ぐだけで完成するものばかりです。これは使えそうです。
🍎 シャルロッカ(最定番・初心者向け)
本場ポーランドで最も愛されているズブロッカのカクテルです。「シャルロッカ」とはポーランド語で「アップルパイ」の意味。
| 材料 | 分量 |
|------|------|
| ズブロッカ | 45ml |
| アップルジュース(果汁100%) | 適量(1:2〜3が目安) |
| 氷 | たっぷり |
グラスに氷を入れ、ズブロッカを注いでアップルジュースで割るだけです。桜餅の香りとりんごの甘みが絶妙に合わさり、お酒が苦手な方でもスルスルと飲めてしまう危険な一杯です。スパークリング感が欲しければ、果汁100%のアップルタイザーを使うとさらに爽やかになります。
🌸 ピンクバイソン(見た目もかわいい)
赤ピンクの美しい見た目が特徴で、SNS映えもするカクテルです。
| 材料 | 分量 |
|------|------|
| ズブロッカ | 45ml |
| クランベリージュース | 30ml |
| トニックウォーター | 30ml |
| ライム | 1/4個(あれば) |
| 氷 | 適量 |
クランベリーの甘酸っぱさとトニックウォーターの苦みが加わることで、ズブロッカのハーブっぽさが引き立ちます。ライムを搾ると酸味がプラスされてより締まった味わいになります。
🍊 ズブモーニ(グレープフルーツ好きにおすすめ)
| 材料 | 分量 |
|------|------|
| ズブロッカ | 30ml |
| グレープフルーツジュース | 45ml |
| トニックウォーター | 適量 |
| 氷 | 適量 |
グレープフルーツの酸味とほろ苦さが、ズブロッカのバニラ・桜餅の甘い香りと対照的なコントラストをつくり、後味がとてもすっきりします。夕食後の一杯にもぴったりです。
🥒 ズブ・キューカンバ(意外な組み合わせ)
| 材料 | 分量 |
|------|------|
| ズブロッカ | 50ml |
| きゅうり(スライス) | 5〜6枚 |
| ガムシロップ | 10ml |
| クラッシュアイス | 適量 |
きゅうりを使ったカクテルと聞くと驚くかもしれませんが、これが絶妙な組み合わせです。きゅうりの青くみずみずしい風味が、ズブロッカの草っぽさと共鳴して、メロンのような爽やかな味わいになります。夏の暑い日に最高の一杯ですね。
参考:シャルロッカをはじめとした多彩なカクテルレシピは公式サイトに掲載されています。
ズブロッカ 公式カクテルレシピ一覧 - zubrowka.jp
ズブロッカを実際に購入する前に、知っておくと選びやすくなるポイントが3つあります。買って後悔しないために確認しておきましょう。
1. バイソングラス入りと入っていないものがある
ズブロッカには「ズブロッカ バイソングラス」と「ズブロッカ クリア」の2種類があります。この記事で紹介している桜餅の香りが楽しめるのは、前者の「バイソングラス入り」のほうです。ズブロッカ クリアはバイソングラスが入っておらず、雑味のないクリアなウォッカとして、よりカクテルベースに適しています。購入時にはラベルを確認するのが条件です。
2. クマリンの摂取量は過剰にならないよう注意
バイソングラスにはクマリンという芳香成分が含まれており、欧州食品安全機関(EFSA)では体重1kgあたり0.1mg/日を耐容一日摂取量として設定しています。体重50kgの場合は1日5mgが目安です。通常の飲み方(グラス1〜2杯程度)であれば問題のない量とされていますが、毎日大量に飲み続けるのは控えるのが無難です。アメリカではクマリンが食品利用禁止成分になっているほど、過剰摂取には注意が必要な成分でもあります。適度に楽しむのが原則です。
3. サイズ展開が豊富で試しやすい
ズブロッカは50ml・200ml・500ml・700mlとサイズ展開が豊富です。初めて購入する方には、50mlの小瓶か500mlがおすすめです。500mlであれば1,000〜1,200円前後(通販)で購入できるので、コスパよく試せます。50mlの小瓶はお試し用として100円台で販売されている店舗もあり、まず香りや味を確認したい方に向いています。なお、700mlはまとめ買いに向いており、1本あたりの単価がさらにお得になります。
参考:ズブロッカのラインナップや購入先について詳しくはこちら。