

従来のみじん切りは縦横に細かく切り込みを入れる方法が一般的でしたが、実は放射状にカットする方法がより簡単で効率的です。この方法は料理研究家も推奨しており、切り込みの回数を減らせるため調理時間の短縮につながります。
参考)玉ねぎのみじん切りの驚くほど簡単な切り方
放射状カットの手順は以下の通りです。まず玉ねぎを縦半分に切り、断面を下にして置きます。次に繊維に沿って放射状に包丁を入れ、3mm程度の幅で薄いくし切りにしていきます。玉ねぎ半分の1/3程度の量を重ねて、切れ目に対して包丁が垂直になるように少しずつ向きを変えながら切っていくだけで完成です。
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この方法の最大のメリットは、横方向の切り込みが不要なため作業工程が少なく済むことです。また、薬味などで少量だけ使いたいときは必要な分だけカットして残りは保存できるため、切り込みが入った状態の玉ねぎが残る心配もありません。玉ねぎの芯は特にえぐみなどもないので、取り除かずにそのまま一緒にみじん切りにすると無駄がありません。
玉ねぎを切ると涙が出るのは、切断面から揮発する「硫化アリル」という物質が目や鼻を刺激するためです。この刺激物質は細胞が潰れることで空気中へ放出されるため、よく切れる包丁を使えば細胞が壊れにくくなり、刺激を抑えることができます。
参考)【玉ねぎを切る時、もう泣かない】涙が出ないプロ監修の裏ワザ/…
最も手軽で効果的な方法は「割り箸を横にくわえながら切る」という裏ワザです。人体の構造上、唾液が出るとそちらに水分が優先され、涙が減るというしくみを利用しています。ガムをかみながらでも同じ効果が得られます。
その他の実践的な涙対策として以下の方法があります。
これらの方法を組み合わせることで、より快適にみじん切りができます。
包丁を使わずに短時間でみじん切りができる便利な道具として、フードプロセッサーやみじん切り器(チョッパー)があります。特に「ぶんぶんチョッパー」は8秒でみじん切りができる人気商品で、ハンドルを軽く引くだけでパワフルな5枚刃が玉ねぎをぐんぐんカットしてくれます。
参考)玉ねぎ用みじん切り器|包丁いらず!人気のみじん切りグッズの通…
フードプロセッサーを使うメリットは、目にしみやすいたまねぎでもあっという間にみじん切りにでき、運転時間を調節することで好きな粗さに刻むことも可能な点です。また、玉ねぎだけでなく、かたくて切りにくいにんじんや手に臭いが付きやすいにんにくなども簡単に処理できます。
参考)フードプロセッサーなら「みじん切り」や「すりおろし」も簡単!…
みじん切り器を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
参考)https://www.biccamera.com/bc/i/topics/osusume_food_processor/index.jsp
手動タイプのぶんぶんチョッパーなら電源不要で場所を選ばず使用でき、音も静かなため時間帯を気にせず調理できるのも魅力です。
みじん切りにした玉ねぎは、まとめて作って保存しておくことで、毎回の調理時間を大幅に短縮できます。冷蔵保存の場合は約2〜4日程度が目安となり、ジッパー付きのビニール袋に入れるか、ラップを駆使して空気に触れないよう密封することが重要です。
参考)【玉ねぎのみじん切り保存法】余ったらどうする?冷凍保存方法か…
冷凍保存ならさらに長期間の保存が可能で、約1ヶ月が目安となります。冷凍する際の手順は、みじん切りにした玉ねぎを冷凍用の保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いてから袋を閉めます。板状に平らにしてから冷凍すると、固まって凍るのを防げて使いやすくなります。
参考)新玉ねぎの保存方法は?冷蔵・冷凍でみずみずしさを保つポイント…
冷凍したみじん切り玉ねぎは以下のような料理に活用できます。
冷凍することで玉ねぎの細胞が壊れて火が通りやすくなり、調理時間の短縮にもつながります。まとめて作って冷凍保存しておけば、忙しい日の強い味方になります。
みじん切りの粗さを均一にすることで、火の通りが均等になり料理の仕上がりが格段に良くなります。包丁で切った後、大きさにばらつきがある場合は、トントン切りという仕上げの技術を使います。
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トントン切りの具体的な方法は、まずみじん切りにした玉ねぎをまな板の上で平らにならします。包丁を握っていない方の手で刃先を押さえ、そこを支点にして包丁を上下に動かしてトントンと切っていきます。右から左へトントンと粗い部分がなくなるように切り、次に玉ねぎを軽く中央へ寄せて、今度は手前から奥へトントンと切っていけば大きさもほぼ均一となります。
定番の切り方を使う場合は、切り込みの幅を2〜3mm程度に統一することが均一なみじん切りを作る基本です。縦方向と横方向の切り込みをできるだけ薄く入れることで、最後に端から切るときに自然と細かく均一なみじん切りになります。
参考)玉ねぎのみじん切りや人気のレシピをご紹介!
意外と知られていないコツとして、玉ねぎを4等分にして少量ずつ切る方法があります。玉ねぎの付け根を残して4分の1にカットし、頭の方だけに薄く切り込みを入れることで、玉ねぎがバラバラにならず切りやすくなります。付け根部分を2cm残すことで安定感が増し、より細かく均一に切ることができます。頭から半分まで切ったら一度皿に移し、残りの部分も同様に切ることで、欲張らずに丁寧に作業することが最速で均一なみじん切りを作る秘訣です。
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