セスキ炭酸ソーダで汚れを落とす!油汚れや洗濯の掃除術

セスキ炭酸ソーダで汚れを落とす!油汚れや洗濯の掃除術

セスキ炭酸ソーダの汚れ落とし術

セスキ炭酸ソーダで家中ピカピカ!
強力なアルカリ性で油汚れを分解

酸性の油汚れや皮脂汚れを中和して、スルッと落とします。

👕
洗濯物の皮脂汚れや臭いにも効果的

洗剤と併用したり、つけ置き洗いに使えば、衣類がさっぱり綺麗になります。

🧼
スプレーやつけ置きなど使い方が多彩

汚れの度合いや場所に合わせて、様々な方法で活用できます。

セスキ炭酸ソーダの基本的な使い方!セスキスプレーとつけ置き洗い

 


セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムから成るアルカリ性の物質です 。pH9.8と重曹(pH8.2)よりもアルカリ性が高いため、油汚れや皮脂といった酸性の汚れに対する洗浄力が高いのが特徴です 。水に溶けやすい性質も持っており 、掃除や洗濯に非常に使いやすいアイテムとして注目されています。まずは基本となる「セスキスプレー」と「つけ置き」の方法をマスターしましょう。
✨ セスキスプレーの作り方

セスキ炭酸ソーダを使った掃除の基本は、水に溶かしてスプレーボトルに入れておく「セスキスプレー」です 。作り方は非常に簡単です。
  • 水500mlに対して、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯(約5g)入れる 。
  • スプレーボトルに入れ、よく振って溶かせば完成 。

作成したセスキスプレーは、1~2ヶ月を目安に使い切りましょう。キッチンの油汚れや、ドアノブ、スイッチプレートの手垢など、気になった場所にシュッと吹きかけて拭き取るだけで、簡単に汚れを落とすことができます 。
🧼 つけ置き洗いでの使い方

換気扇のファンや五徳、衣類の頑固な汚れなどには、つけ置き洗いが効果的です 。
  • ぬるま湯(30~40度程度)1Lに対し、セスキ炭酸ソーダを小さじ2〜3杯程度溶かします 。
  • 汚れが気になるものを入れ、1時間以上つけ置きします 。汚れがひどい場合は、半日~一晩つけ置くとより効果的です。
  • 時間が経ったら、スポンジで軽くこするか、通常通り洗濯機で洗います。

つけ置きすることで、こびりついた汚れが緩み、楽に落とせるようになります。特に、衣類の襟や袖の黒ずみ、布巾の油汚れなどに試してみてください。

セスキ炭酸ソーダでキッチンの油汚れを徹底掃除!コンロ・換気扇

🍳 キッチンの掃除で最も手ごわいのが、コンロ周りや換気扇のベトベトした油汚れです。これらの汚れは酸性のため、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダを使うと中和されて驚くほど簡単に落とすことができます 。


ガスコンロ・IHクッキングヒーター周りの掃除

調理中にはねた油や調味料の汚れは、セスキスプレーを使えばすっきり綺麗になります。
  1. 油汚れが気になる部分にセスキスプレーをたっぷりと吹き付けます 。
  2. 汚れに洗剤を浸透させるため、5~10分ほど放置します。汚れがひどい場合は、キッチンペーパーでパックをして30分ほど置くと効果がアップします 。
  3. 浮き上がった汚れを、雑巾やキッチンペーパーで拭き取ります 。
  4. 最後に、洗剤成分が残らないように、水で濡らした布でしっかりと拭き上げ、乾拭きして仕上げます 。

こびりついてしまった頑固な汚れには、セスキ炭酸ソーダのペースト(セスキ炭酸ソーダと水を2:1で混ぜたもの)を塗り、しばらく置いてから磨くのもおすすめです。

換気扇(レンジフード)の掃除

長年放置してしまった換気扇の油汚れは、つけ置きで一掃しましょう。
  1. 換気扇のフィルターやファンなど、取り外せる部品を外します。
  2. 大きめのゴミ袋を二重にし、シンクに入れます。そこに40~50度のお湯を溜め、セスキ炭酸ソーダを1Lあたり大さじ1~2杯程度溶かします。
  3. 部品を袋の中に入れ、1~2時間つけ置きします。
  4. 時間が経ったら、古い歯ブラシやスポンジで汚れをこすり落とします。驚くほど汚れがスルッと落ちるはずです。
  5. 最後に、お湯でよくすすぎ、完全に乾かしてから元に戻します。

以下の参考リンクは、セスキ炭酸ソーダを含むナチュラルクリーニングの基本について、プロが解説しているページです。写真付きで分かりやすく、掃除の手順を具体的に確認したい場合に役立ちます。


セスキ炭酸ソーダ掃除の基本 ~プロに教わるナチュラル掃除~

セスキ炭酸ソーダは洗濯にも大活躍!皮脂汚れや消臭効果

👕 セスキ炭酸ソーダは、掃除だけでなく毎日の洗濯にも活用できます。特に、衣類に付着する皮脂汚れは酸性なので、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダが非常に効果的です 。さらに、気になる汗の臭いや部屋干しの嫌な臭いを抑える消臭効果も期待できます 。


毎日の洗濯にプラスして洗浄力アップ

いつもの洗濯にセスキ炭酸ソーダを少し加えるだけで、洗浄力を高めることができます。
  • 水30Lに対して、セスキ炭酸ソーダを大さじ1~2杯程度、洗剤と一緒に入れます 。
  • あとは通常通りに洗濯機を回すだけです。

特に、Yシャツの襟や袖の黒ずみ、汗をかきやすい時期の肌着やタオルの洗濯におすすめです。洗剤の量を減らしてもすっきりと洗い上がるため、環境にも優しく経済的です。

頑固な汚れには「つけ置き」が効果的

泥汚れや食べこぼしのシミ、時間の経った黄ばみなど、頑固な汚れには洗濯機に入れる前のつけ置きが有効です。
  1. 洗面器やバケツに30~40度のぬるま湯を張り、セスキ炭酸ソーダを溶かします。(お湯1Lあたり小さじ2〜3杯が目安 )
  2. 汚れた衣類を入れ、1時間以上つけ置きします。特に汚れがひどい場合は一晩置いても構いません。
  3. つけ置いた後、軽くすすいでから他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗います。

血液の汚れ(タンパク質汚れ)にもセスキ炭酸ソーダは有効ですが、お湯を使うと血液が固まってしまうため、必ず水でつけ置きするようにしてください。

セスキ炭酸ソーダと重曹・クエン酸の違いと使い分け


ナチュラルクリーニングの代表格であるセスキ炭酸ソーダ、重曹、クエン酸。これらは性質が異なり、得意な汚れも違います。特徴を理解して使い分けることで、掃除の効率が格段にアップします 。
以下の表でそれぞれの特徴を比較してみましょう。
項目 セスキ炭酸ソーダ 重曹 クエン酸
液性 弱アルカリ性 (pH 9.8) 弱アルカリ性 (pH 8.2) 酸性
得意な汚れ 油汚れ、皮脂汚れ、手垢、血液(タンパク質汚れ) 軽い油汚れ、鍋の焦げ付き、茶渋、消臭 水垢、石鹸カス、トイレのアンモニア臭・黄ばみ
水への溶けやすさ 溶けやすい 溶けにくい 溶けやすい
特徴 スプレーやつけ置きに適している。洗浄力が重曹より高い 。 粒子が細かく研磨作用がある 。消臭効果が高い 。 アルカリ性の汚れを中和する。除菌効果も。

簡単にまとめると、「油汚れや皮脂汚れにはセスキ炭酸ソーダ」「鍋の焦げ付きや消臭には重曹」「水垢やトイレの黄ばみにはクエン酸」と覚えておくと便利です。セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすくスプレーにしやすい手軽さがありながら、重曹よりもパワフルに汚れを落とせる、まさに良いとこ取りのアイテムと言えるでしょう 。

セスキ炭酸ソーダの意外な使い方!カーペットの消臭と浴槽の湯垢掃除

💡 セスキ炭酸ソーダは、キッチンや洗濯だけでなく、家中の様々な場所でその能力を発揮します。ここでは、あまり知られていないかもしれない意外な活用法を2つご紹介します。


カーペットの消臭と汚れ落とし

掃除機をかけるだけでは取り除けないカーペットの嫌な臭いや、足裏の皮脂汚れ。実はこれもセスキ炭酸ソーダでケアすることができます 。
  1. セスキ炭酸ソーダの粉末を、カーペット全体にまんべんなく振りかけます 。
  2. そのまま2〜3時間、または一晩放置します 。セスキ炭酸ソーダが臭いや皮脂汚れを吸着してくれます。
  3. 最後に、掃除機でセスキ炭酸ソーダの粉末を丁寧に吸い取れば完了です 。

掃除機をかけるだけで、カーペットがさっぱりとリフレッシュします。特にペットを飼っているご家庭や、小さなお子様がいるご家庭におすすめの方法です。ただし、革製品やい草などの天然素材には使用できない場合があるため、目立たない場所で試してから行ってください 。
浴槽の湯垢(皮脂汚れ)掃除

浴槽の内側につくザラザラとした湯垢。その主な原因は、水道水中のミネラルと混ざり合った皮脂汚れです。酸性の皮脂汚れが原因であるため、セスキ炭酸ソーダが効果を発揮します 。
  1. 浴槽のお湯を抜いた後、湯垢が気になる部分にセスキスプレーを吹き付けます。
  2. スポンジで軽くこすり洗いします。皮脂汚れが中和され、軽い力で落とすことができます。
  3. シャワーで洗い流せば掃除完了です。

残り湯にセスキ炭酸ソーダを大さじ2〜3杯溶かし、一晩つけ置きしてから流し、スポンジで軽くこする方法も有効です。この方法なら、風呂釜や追い焚き配管の内部の皮脂汚れにもアプローチできます。ただし、風呂釜の素材によっては使用できない場合があるので、説明書を確認してください。

 

 


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