
リン酸塩は食品添加物として幅広く使用される化合物で、20種類以上が食品衛生法で使用が認められています。主にハムやソーセージ、プロセスチーズ、練り製品などに使用され、食品の保水性向上や食感改善、保存性の向上を目的としています。
参考)https://www.mix-nuts.ichoice-coop.com/organic/shokuhintenkabutsu_rin-25/
リン酸塩の主な用途は以下の通りです。
食品に含まれるリンは「有機リン」と「無機リン」の2種類に分かれ、それぞれ異なる特性を持っています。
有機リンの特徴
無機リンの特徴
この吸収率の違いは重要で、食品添加物由来の無機リンは体に取り込まれやすいため、摂取量への注意がより必要とされています。
リン酸塩が特に多く使用される食品は以下の通りです。
加工肉製品
参考)https://nposfss.com/c-blog/weekly_shincho/
魚肉練り製品
乳製品
その他の加工食品
参考)https://www2.tcoop.or.jp/kensa/cate01/202449.html
コンビニのおでんの練り製品などバラ売り食品では表示義務が免除されているため、リン酸塩が含まれていても消費者には分からない場合があります。
参考)http://www.hospy.or.jp/sc/img/torikumi/kouhousi/kirara03.pdf
リン酸塩の過剰摂取は複数の健康リスクをもたらします。
参考)https://www.nodai.ac.jp/research/teacher-column/0203/
主な健康影響
厚生労働省の調査では、総リン酸塩類のリンとしての一日摂取量は265.6mgと推定されており、耐容上限量の3000mg/日には余裕があるものの、特に腎機能に障害がある場合は注意が必要です。
参考)https://foocom.net/column/cons_load/16487/
東京農業大学の研究では、リン酸塩の種類によって腎臓への影響が異なることが判明しており、トリポリリン酸カリウムは腎尿細管での多量のカルシウム沈着を引き起こし、腎機能低下を招く可能性が指摘されています。
日常生活でリン酸塩の摂取を減らすための具体的な方法をご紹介します。
食品選択のポイント
代替食品の選択
調理法の工夫
参考)https://www.muen-genen.com/html/page114.html
参考)https://www.mdpi.com/2072-6643/14/10/2038/pdf?version=1652428235
食品添加物由来のリンは全体の摂取量に対して数%と少ないものの、長期的な健康維持のためには意識的な食品選択が重要です。特に腎臓疾患のある方や高齢者の方は、医師と相談しながら食事管理を行うことをお勧めします。
参考)https://www2.tcoop.or.jp/kensa/cate01/202339.html