まず、リンゴ全体及びふじに特化しても青森県が生産量で圧倒的に多いです。
青森の収穫量の多さは、結果樹面積の多さです。たくさんりんごの木が植えられているから、生産量も多いということですね。
青森は平地なので、りんごを植える面積がたくさん取れるんです。
生産量だけで見ると、1位が青森、長野が2位で3位以下を圧倒的に引き離しています。青森県と長野県での生産量で、全国の生産量の約8割を占めているほど。
青森県と長野県では地域の特産品としてりんごを大々的にプッシュしている関係上、「りんごならうちの県!」と主張しているんでしょう。
じゃあ、生産量はいったん置いといて、どっちのリンゴが美味しいんでしょうか?
個人的にはどっちも美味しいと思います。ただ、食べ比べたことがあるわけじゃないので、どう違うかと言われると、「うーん、どっちも美味しいけど、違いはわかんない」という感じ。
りんごにこだわりがある人の「あっちのりんごはまずい」という人の主張を見ていきましょう。
青森のリンゴで売れ筋は、「ふじ」「つがる」「王林」です。
青森のリンゴが「まずい」と感じる消費者レビューを眺めてみると、理由は成熟度や品種、保存方法などによります。一部の消費者レビューからは、リンゴが緑色だったり、味が期待に達しなかったり、形や色が均一でなかったりという声が上がっていました。
これらは、リンゴが完全に成熟していないとか、または保存状態がよくなかったのでは…?
青森のリンゴは日本全国で非常に人気があり、品質の良さには一貫性があると考えられます。だって、ブランドの価値が下がっちゃいますからね。しかし、自然の産物である以上、全てのリンゴに同じ味や品質を持たせるのは難しく、天候や土壌の条件、収穫時期など、多くの要素で個々の違いがでるはず。
また、買う場所によっては産地偽装の可能性もありますからね…。道路の脇に軽トラ停めて売ってるようなのは、ちょっと信用ならないかも。
結局、たまたまハズレを買ってしまったからまずいんじゃないか…ということになってしまいますね。
個人的に納得したのは、青森という地域の特性がりんごに与える影響というもの。
青森県は豪雪地帯としても有名で、平均気温が全国に比べても低めです。その寒さで、青森のリンゴは、噛んだ時にぱりんと弾ける硬めの食感が特徴となっています。
個人的には、甘酸っぱくてパリッと硬い青森のリンゴが、リンゴっぽいなぁと思います。
10キロとかのまとめ買いする場合、
青森で送料を節約してリンゴを宅配してもらうには、生協が便利です。
関連)コープあおもりと青森県民生協の違い
長野のりんごで売れ筋は「シナノゴールド」「秋映」「サンふじ」です。
消費者レビューによる「長野のリンゴはまずい」という理由も、青森と同じような感じ。
青くて甘くなかったとか、保存状態が良くなかったと思われる「悪いレビュー」がほとんどでした。
長野の地域的な特性として、山が多くて標高が高いので、ただ寒いだけではなく、昼夜に大きな温度差(寒暖差)があります。
そのため、リンゴは暖かい昼に成長し、朝晩は寒さから身を守るために呼吸を抑えるという過程を繰り返しながら成長していき、結果として長野のリンゴはやわらかめで蜜がたっぷりで、青森のリンゴに比べて甘くなると言われています。
蜜がたっぷりで、やわらかめなのが長野のリンゴの特徴と言えるでしょう。
ちなみにリンゴの蜜は、一見すると色が変わってて傷んでるのかな?というふうにも見えますが、「ソルビトール」という自然の甘み物質です。
関連)ソルビトールはお菓子に必須の食品添加物
長野で送料を節約してリンゴを宅配してもらうには、生協が便利です。
関連)長野の生協の比較
青森のリンゴ:生産量圧倒的に日本一。硬めでパリッとした触感が特徴。
長野のリンゴ:生産量2位。やわらかめで蜜たっぷりで甘い。
りんごの品種によっても違いは出てきますが、食感と甘み・酸味に違いがある感じ。
たとえば、サンふじは青森でも長野でも作られていますが、出来上がったものが同じかと言うと、微妙に違いがあります。