

ミョウガを生で食べるときは、アクがあるため水にさらしてアク抜きをします。
ただし長時間さらすと香りが飛びやすいので、「切ってから短時間」が鉄則です。
さらに香りを活かすなら、刻む(切る)のは食べる直前にすると風味が立ちやすく、薬味としての存在感が出ます。
意外と見落としがちなのが「水の温度」と「量」です。冷たい水を大量に張るほど香りは抜けやすいので、
・さらすなら少量の水でサッと
・仕上げはキッチンペーパーで水気を軽く取る
この2点だけで、同じミョウガでも香りの残り方が変わります。
ミョウガは切り方で食感が変わる野菜です。細い千切りは香りが立ち、そうめん・冷ややっこなど「薬味」向き。
一方で縦半分→斜め薄切りにすると、シャキッと感が残り、サラダや和え物で“具”として成立します。
使い分けの目安は次の通りです。
・香りを前に出したい:千切り(空気に触れる面が増える)
・食感を残して主張させたい:斜め薄切り
・混ぜ込みで一体化させたい:みじん切り(ただし水っぽくなりやすいので水気はしっかり)
なお、ミョウガは中に空洞があり、冷凍しても凍ったまま比較的切りやすいとされます。冷凍ストックを「薬味の即戦力」にするなら、千切りや小口切りで小分け冷凍が便利です。
ミョウガは鮮度が落ちやすい野菜で、そのまま冷蔵庫に入れると短期間で傷みやすい、とされています。
保存は「乾燥させない」「低温で傷めない」のバランスが重要で、目的別に選ぶと失敗が減ります。
代表的な保存パターンは次の3つです。
✅ 1) キッチンペーパー+野菜室:鮮度を保ちやすく、目安10日程度
✅ 2) 水に浸けて冷蔵:生のまま長期保存向きで、目安1カ月(ただし香りは少し抜け、やわらかくなりやすい)
✅ 3) 1個ずつラップで冷凍:目安2カ月。解凍後は水っぽくなりやすいので加熱料理や漬け向き
水保存は、容器に入れてひたるくらいの水を注ぎ、ふたをして野菜室へ入れます。水は2日に1度を目安に替えるとよい、とされています。
冷凍はラップで密着させて乾燥と冷凍焼けを防ぎ、まとめて保存袋へ。使うときは凍ったまま切って使えるため、急ぎのときに強いです。
ミョウガの魅力は「栄養をどっさり摂る」というより、香り成分と食卓への“効かせ方”にあります。
代表的な香り成分としてα-ピネンが挙げられ、リラックス効果や食欲増進などが期待される、という解説があります。
またミョウガにはカリウム、ビタミンKなどが含まれるとされ、薬味として少量でも料理の満足感を上げやすいのが利点です。
ここで調理の工夫として覚えておきたいのが、
・水にさらしすぎると香りが飛びやすい(=ミョウガの価値が薄れる)
・加熱でも使えるが、香りの立ち方は変わる(爽やかさ→甘みや旨み寄り)
という点です。
「ミョウガ=物忘れ」という俗説を見聞きすることがありますが、少なくとも香り成分α-ピネンは“頭をシャキッとさせる”方向の話として紹介されることもあります。迷信で避けるより、体質・体調に合わせて適量をおいしく取り入れるのが現実的です。
検索上位では「長持ち」が主目的として語られがちな水保存ですが、料理する人にとっては“香りの調整”としても使えます。
水に浸ける保存は、ミョウガが水分を含んでやわらかくなり、香りが少し抜ける一方、味わいはキープできる、と検証記事で述べられています。
ここを逆手に取ると、ミョウガが強すぎて家族が苦手な場合や、薬味の香りで他の具材を消したくない場合に、水保存ミョウガはちょうどいい落としどころになります。
例えば、
・ポテトサラダに少量混ぜる(香りが強いと合わないが、水保存なら馴染みやすい)
・卵焼きに刻みを入れる(薬味感を出しすぎず、後味だけ爽やか)
・納豆に混ぜる(香り競合を避けつつ食感を足す)
といった“香りを弱めた使い方”ができます。
さらに冷凍したミョウガは解凍後やや水っぽくなるため、薬味より加熱向き、とされています。ここも発想を変えると、
・豚肉と一緒に炒めて、仕上げに甘酢を回しかける
・味噌汁に凍ったまま入れて、香りを「立てる」より「溶かす」
といった使い分けが可能になります。薬味に限定せず、“香味野菜の一つ”として扱うとミョウガの出番が増えます。
下処理・保存の根拠(アク抜き、香りが飛ぶ注意、保存目安)。
カゴメ|みょうがの下ごしらえ(アク抜き)・保存目安・旬・選び方
保存方法の検証(キッチンペーパー保存10日、水保存1カ月、冷凍2カ月、甘酢漬け2カ月など)。
ニチレイフーズ|みょうがの冷凍保存・水保存など長持ちテク検証
香り成分α-ピネンの説明(リラックス・食欲など)。
養命酒製造|みょうがの栄養と効果・効能(α-ピネン等)