くずきりとマロニーの違い/春雨や料理、原材料は?

くずきりとマロニーの違い/春雨や料理、原材料は?

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くずきりとマロニーの違いとは

くずきりとマロニーの違いとは

 

 

寒い冬のある日、家族で鍋を囲むことになりました。その日は、私のリクエストで、つるつる食感が楽しい「くずきり鍋」に決定!

 

スーパーで食材を買い込み、準備は万端。鍋に昆布とかつお節で出汁をとり、白菜やきのこなどの具材を投入します。そして、いよいよ主役のくずきり登場!…と思いきや、パッケージをよく見ると、手に取ったのはまさかの「マロニー」!

 

マロニー鍋は、マロニーという春雨状の食材を使った鍋料理で、見た目はくずきり鍋とよく似ています。しかし、食感は全く異なり、マロニーはくずきりと比べて弾力があり、食べ応えがあります。

 

絶望感に襲われましたが、せっかく準備した食材を無駄にするわけにはいきません。意を決して、マロニー鍋として調理することに。

 

鍋が完成し、いざ実食!…すると、これが意外な美味しさ!マロニーはくずきりよりも弾力があり、食べ応え満点。白菜やきのこなどの具材との相性も抜群で、あっという間に鍋は空になりました。

 

 

くずきりとは

 

葛はマメ科のつる性多年草で、日本各地に自生しています。秋に花を咲かせ、根にはデンプンが多く含まれています。

 

くずきりは、葛の根からデンプンを取り出し、乾燥させたものを葛粉と呼びます。その葛粉を水で溶かして型に入れ、加熱した後に板状に固めて細長く麺のように切ることで、くずきりができあがります。

 

くずきりは、見た目や食べ方がところてんや寒天に似ていますが、原料が異なります。ところてんは海藻の一種であるテングサを煮て溶かし、型に流して冷やし固めて作られ、寒天は海藻の一種であるカラメノリを乾燥させて粉末にしたものを水で溶かして加熱し、型に流して冷やし固めて作られます。

 

くずきりは、そのまま黒みつやきなこをかけてスイーツとして食べたり、鍋料理の具として用いたり、サラダのトッピングとして用いたり、さまざまな料理に活用されています。

 

くずきりは、デンプン質が豊富で、食物繊維も含まれています。また、葛には、体を温める効果があるといわれています。

 

くずきりは、夏の風物詩として親しまれてきましたが、近年では、一年を通してさまざまな食べ方や料理で楽しまれています。

 

マロニーとは

マロニーとは

 

マロニーの原料であるじゃがいもでんぷんは、春雨の原料である緑豆やえんどう豆でんぷんと比べて、タンパク質や脂質が少なく、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富です。また、コーンスターチを配合することで、つるつるとした食感と、ほどよい弾力感を実現しています。

 

マロニーは、サラダやスープ、炒め物など、さまざまな料理に使用できます。また、低カロリーでヘルシーなため、ダイエットや健康志向の食事にも適しています。

 

マロニーの由来は、創業者の吉村義宗が終戦後のシベリアでの抑留生活中に工場で一緒に働いていた少女「マロン」の明るいイメージを重ね合わせたものであるとされています。

 

マロニーは、1950年に大阪府吹田市で創業したマロニー株式会社が製造・販売しています。現在では、日本国内だけでなく、世界100カ国以上で販売されています。

 

以下に、マロニーの特徴をまとめます。

 

  • 原料は北海道産じゃがいもでんぷんとコーンスターチ
  • 煮くずれしにくく、味が染みやすい
  • タンパク質や脂質が少なく、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富
  • 低カロリーでヘルシー
  • サラダやスープ、炒め物など、さまざまな料理に使用できる

 

マロニーは、さまざまな料理に使える便利な麺です。