揚げ焼き唐揚げの時間とコツで時短

揚げ焼き唐揚げの時間とコツで時短

揚げ焼き唐揚げの時間とコツ

この記事でわかること
⏱️
揚げ焼き時間の目安

片面3分ずつ、合計6〜7分で完成

🍳
油の量と温度

フライパンに1〜2cm、170℃が基本

カリカリに仕上げるコツ

仕上げの強火1分で表面カリッと

揚げ焼き唐揚げの基本時間配分

 

揚げ焼きで唐揚げを作る場合、片面3分ずつ、合計6〜7分が基本の時間配分です。最初は中温(170℃前後)で片面を3分揚げ焼きにし、裏返してもう片面も3分加熱します。この時間配分なら、鶏肉の中までしっかり火が通り、外側もきつね色に仕上がります。仕上げに強火で1分ほど加熱すると、表面の水分が飛んでカリッとした食感になります。通常の揚げ物より短時間で済むのが揚げ焼きの魅力です。

 

フライパンを使った揚げ焼きは、少ない油で効率よく調理できるため、忙しい平日の夕食作りに最適です。鶏もも肉を一口大にカットしておけば、火の通りも早くなり、さらに時短になります。揚げ焼き中は肉に触れないようにするのがポイントで、触りすぎると衣が剥がれたり、火の通りが悪くなったりします。

 

油の温度が低すぎるとベタッとした仕上がりになり、高すぎると表面だけ焦げて中が生焼けになる可能性があります。菜箸を油に入れて、先端から細かい泡がシュワシュワと出る状態が170℃の目安です。温度計がない場合は、この菜箸テストで確認しましょう。

 

揚げ焼き唐揚げに適した油の量とフライパンの選び方

揚げ焼きに使う油の量は、フライパンの底から1〜2cm程度、食材の高さの半分が浸かる程度が目安です。唐揚げのような厚みのある食材の場合は、1cmほどの深さがあれば十分です。直径24〜26cmのフライパンなら、油の量は100〜200ml程度で済み、通常の揚げ物で使う800mlと比べて大幅に節約できます。

 

油の量が少なすぎると食材が油を吸収しやすく、焦げやすくなってしまいます。逆に多すぎると、揚げ焼きのメリットである油の節約効果が薄れてしまいます。フライパンは底が平らで厚手のものを選ぶと、温度が安定しやすくムラなく加熱できます。

 

フライパンに油を入れたら、中火で30秒ほど加熱してから鶏肉を並べ入れます。一度にたくさん入れすぎると油の温度が下がってしまうため、フライパンの半分程度の面積に収まる量にしましょう。鶏肉は皮目を下にして並べると、皮がカリッと香ばしく仕上がります。

 

唐揚げの下味と衣の準備時間を短縮するコツ

唐揚げの下味は、醤油と酒のシンプルな組み合わせなら15〜20分の漬け込みで十分です。鶏肉を一口大に切ってから調味料を揉み込むことで、短時間でも味が浸透しやすくなります。時間がない場合は、よく揉み込んで10分置くだけでも効果が得られます。

 

漬け込み時間を長くしたい場合は、マヨネーズやごま油を加えると鶏肉がジューシーに仕上がります。1時間ほど漬け込む場合は、これらの油分が保水効果を発揮し、パサつきを防ぎます。ただし、醤油ベースの下味で20分以上漬けると、味が濃くなりすぎたり、鶏肉の水分が抜けて食感が硬くなったりするので注意が必要です。

 

衣の準備は、揚げる直前に行うのがカリッと仕上げる秘訣です。片栗粉は水分を含むとサラサラの状態からダマになるため、衣をつけてから時間が経つとベチャッとしてしまいます。鶏肉の水分は軽くふいてから片栗粉をまぶすと、衣がつきすぎず程よい厚さになります。

 

片栗粉と小麦粉、唐揚げの衣に使うならどっち

片栗粉は主成分がデンプンで、グルテンを含まないためカリッとした食感に仕上がります。加熱するとデンプンが糊化して表面がサクサクになり、冷めても比較的カリッとした食感が持続します。唐揚げの衣として最もポピュラーな選択肢です。

 

小麦粉はグルテンを含むため粘り気があり、衣がやわらかくしっとりとした仕上がりになります。肉によく絡み、揚げた後も剥がれにくいという特徴があります。ガリッとした厚めの衣が好みなら小麦粉を厚めにつけ、しっとりやわらかい衣が好みなら薄めにつけるのがポイントです。

 

実は、片栗粉と小麦粉を組み合わせると、それぞれのメリットを活かした理想的な衣になります。片栗粉をそぼろ状にしてから小麦粉を加える方法は、プロも使うテクニックです。片栗粉のカリカリ食感と、小麦粉の肉への密着性を両立でき、ジューシーさも保てます。

 

揚げ焼き唐揚げの二度揚げは必要か

二度揚げは、外側を焦がさずに中までしっかり火を通すための技法です。大きめサイズの唐揚げを一度揚げで仕上げようとすると、外側が焦げやすくなります。最初は160℃の低温でじっくり3〜4分揚げて中まで火を通し、一度取り出して3分ほど休ませます。

 

休ませている間に余熱で中心部まで火が通り、肉汁が落ち着きます。その後、180〜200℃の高温で30秒〜1分揚げることで、表面の水分を飛ばしてカリッと仕上げます。この方法なら、中はジューシーで外はカリカリの理想的な唐揚げになります。

 

ただし、揚げ焼きの場合は通常の揚げ物より火が通りやすいため、小さめサイズなら一度揚げでも十分です。むしろ、仕上げに火を強めて2〜3度ひっくり返しながら1分加熱する方法の方が、揚げ焼きには適しています。時間がない場合や少量を作る場合は、この仕上げの強火加熱で十分カリッと仕上がります。

 

揚げ焼き唐揚げを冷凍保存して時短活用する方法

揚げ焼きした唐揚げは、冷凍保存しておけば忙しい日の強い味方になります。揚げたての唐揚げを網の上で完全に冷ましてから、一つずつラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。この方法なら2〜3週間は美味しく保存できます。

 

食べる時は、凍ったままオーブントースターや魚焼きグリルで5〜7分加熱すると、揚げたてのようなカリッと感が復活します。電子レンジで解凍してからトースターで焼くと、さらに時短になります。お弁当に入れる場合は、前日の夜に冷蔵庫に移して自然解凍し、朝にトースターで軽く温めるだけで完成です。

 

まとめて揚げ焼きして冷凍しておけば、平日の調理時間を大幅に短縮できます。週末に下味をつけた鶏肉を冷凍保存しておき、使う日に解凍して揚げ焼きするという方法も時短に効果的です。下味冷凍なら、味が染み込みやすく、解凍と同時に下味の工程も完了するため一石二鳥です。

 

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