野鳥の種類一覧|庭で会える身近な鳥図鑑

野鳥の種類一覧|庭で会える身近な鳥図鑑

野鳥の種類一覧|身近な鳥から渡り鳥まで徹底解説

落ちているヒナを自宅に連れ帰ると、100万円以下の罰金になります。


この記事でわかること
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日本の野鳥の種類数

日本には600種以上の野鳥が生息。身近な場所でも30種以上が観察できます。

🌿
季節ごとの野鳥の分類

留鳥・夏鳥・冬鳥・旅鳥の違いを知ると、「なぜ今ここにいるの?」がわかります。

⚠️
野鳥にまつわる法律の注意点

保護目的でも無許可の捕獲は違法。知らないと罰金リスクがあるルールを解説します。


野鳥の種類一覧|日本で見られる身近な鳥30種の特徴まとめ


日本に生息する野鳥は600種以上とされていますが、その中でも私たちが日常生活の中で出会いやすい種は限られています。公益財団法人「日本野鳥の会」によれば、住宅街や公園、庭先でも30種前後の野鳥を観察できるとされています。600種という数字はピンとこないかもしれませんが、東京ドームのグラウンドに並べれば選手が何周もできるほどの多様さ、というイメージです。


身近でよく見かける野鳥を以下の表にまとめました。初めてバードウォッチングを始める方は、まずこの中から覚えていくのがおすすめです。


鳥の名前 大きさの目安 特徴 よく見かける場所
スズメ 約14cm(文庫本の短辺ほど) 茶色い背中、黒い頬斑 住宅地・田んぼ
シジュウカラ 約14cm 黒いネクタイ模様、白いほっぺ 林・公園・住宅地
ヒヨドリ 約27cm 灰褐色、甲高い鳴き声「ヒーヨ」 庭・公園・街路樹
メジロ 約12cm 目の周りの白いリング、鮮やかな緑 梅や桜の木
ムクドリ 約24cm オレンジ色のくちばし、白い顔 公園・農地
ハクセキレイ 約21cm 白黒のツートン、尾を振りながら歩く 駐車場・河川敷
ジョウビタキ 約14cm オスは黒い顔に橙色の腹、メスは地味 冬季の公園・庭
キジバト 約33cm 赤みがかった茶色、鱗模様 公園・田んぼ・住宅地
ツグミ 約24cm 胸に黒い斑点、冬に来日 冬季の公園・農地
アオサギ 約93cm 日本最大級のサギ、灰色の大型 河川・池・田んぼ


スズメは全長約14cmとされていますが、これはちょうど名刺の長辺と同じくらいの大きさです。普段何気なく見ているスズメも、改めて意識するとその小ささに気づく方が多いです。


スズメやムクドリなど、群れで行動する種類も多く見られます。観察するときは「単独かグループか」という点も注目してみると、種類の見分けがしやすくなります。



身近な鳥から識別を始めるのが基本です。


日本野鳥の会が運営する「BIRD FAN」には、野鳥図鑑として各種の写真・鳴き声・生態が詳しく掲載されており、初心者の方が種類を調べる際に非常に役立ちます。


野鳥図鑑 – BIRD FAN(日本野鳥の会)|写真・鳴き声・生態の詳細が確認できる公式図鑑


野鳥の種類別・季節の分類|留鳥・夏鳥・冬鳥・旅鳥の違い

野鳥の種類を覚えるうえで、「この鳥はいつ見られるの?」という疑問はよく出てきます。野鳥には季節によって移動する習性があり、大きく4種類に分類されています。この分類を知るだけで、なぜ冬にジョウビタキがいて、夏にはいなくなるのかが一気に理解できます。


  • 留鳥(りゅうちょう):スズメ・ヒヨドリ・ハクセキレイなど。1年中同じ地域に住む鳥。庭で通年観察できる
  • 冬鳥(ふゆどり):ツグミ・ジョウビタキ・マガモなど。秋〜春にかけてシベリアなど北方から渡ってくる鳥
  • 夏鳥(なつどり):ツバメ・ウグイス(本州平野部)・オオルリなど。春〜夏に南方から繁殖のために来日する鳥
  • 旅鳥(たびどり):シギ類・チドリ類など。日本には立ち寄るだけで、北方と南方を行き来する途中で見られる鳥


たとえば、毎年春ごろに軒先に巣を作るツバメは「夏鳥」の代表格です。フィリピンやマレーシアなど東南アジアから、約4,000〜6,000kmもの距離を飛んでやってきます。これは東京から東南アジアを飛行機で行くのとほぼ同じ距離。こんな小さな体で毎年渡ってくることに驚かされます。


一方で、スズメやカラスは「留鳥」なので1年中同じ場所で暮らしています。つまり留鳥が基本です。



冬になると庭や公園で急に見慣れない小鳥が増えることがありますが、それは冬鳥として海を越えてやってきた鳥たちです。ジョウビタキのオスは黒い顔にオレンジ色の腹が鮮やかで、冬の庭にいると一目でわかります。季節ごとに「今だけ見られる鳥」を探す楽しみが生まれるのが、バードウォッチングの醍醐味の一つです。


バードリサーチが発表したデータによると、温暖化の影響で冬鳥だったカワウやアオサギなど12種が、近年では留鳥に変わりつつあることも報告されています。鳥の種類だけでなく、その生態変化にも注目です。


野鳥の種類と鳴き声の識別方法|シジュウカラの200語以上の"言語"とは

野鳥の種類を覚えるとき、見た目だけでなく「鳴き声」で覚えると識別の精度が格段に上がります。姿が見えなくても、鳴き声で「あ、シジュウカラだ」とわかるようになると、バードウォッチングがぐっと楽しくなります。


中でも特に注目したいのがシジュウカラです。東京大学の鈴木俊貴准教授の研究によって、シジュウカラは200種類以上の鳴き声を使い分けており、さらに複数の鳴き声を組み合わせた"文法"まで持っていることが世界で初めて証明されました。たとえば「ピーツピ(警戒しろ)」と「ヂヂヂヂ(集まれ)」を組み合わせると「天敵が来た、みんな集まれ!」という意味になるとのこと。人間以外の動物が文法を持つというのは意外な事実です。


主な野鳥の鳴き声と覚え方を以下にまとめます。


鳥の名前 鳴き声(聞きなし) 特徴
ウグイス ホーホケキョ 春の訪れを告げる声、藪の中から
シジュウカラ ツツピン・ツツピン 金属的で通る声
ヒヨドリ ヒーヨ・ヒーヨ 甲高くかん高い声
スズメ チュンチュン・チィ 状況で鳴き声が変わる
ハクセキレイ チチン・チチン 飛び去る時によく鳴く
メジロ チーチーチュルチュル 澄んだ美しいさえずり
カラス カーカー 2声で鳴くことが多い


これは使えそうです。



スマートフォンアプリ「Merlin(マーリン)」は、コーネル大学のeBirdプロジェクトが無料提供する野鳥識別アプリです。スマホのマイクで鳴き声を録音するだけで、その場で鳥の名前を特定できます。視界に入らない茂みの中の鳥も識別できるため、バードウォッチング初心者の強い味方です。アプリを一度スマホに入れておくだけで、外出先でいつでも使えます。


eBird Japan|野鳥識別アプリ「Merlin」の解説と日本語での使い方


野鳥の種類と法律の知識|知らないと罰金になるヒナ・捕獲のルール

庭や公園で野鳥を見ていると、地面に落ちたヒナを見かけたり、弱っている鳥を見つけたりすることがあります。多くの方が「助けてあげたい」という気持ちから手を伸ばしてしまうのですが、実はこれが法律上の問題になる場合があります。


鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)によって、野鳥の無許可捕獲は原則禁止されています。保護のつもりで連れ帰っても、それが「違法捕獲」とみなされる可能性があるのです。違反した場合の罰則は以下の通りです。


  • 無許可で捕獲:1年以下の懲役または100万円以下の罰金
  • 違法に捕獲した野鳥を飼育:6か月以下の懲役または50万円以下の罰金


100万円の罰金は痛いですね。



では、地面に落ちているヒナを見つけたらどうすればよいのでしょうか? 埼玉県や東京都などの行政が一貫して呼びかけているのは「拾わずにそっとしておく」ことです。地面にいるヒナの9割以上は保護の必要がない巣立ちビナとされています。親鳥は少し離れた場所から様子を見ていて、人が近くにいると近づけない状態になるのです。人が長く近くにいることがかえって危険になります。


例外的に明らかにケガをしている野鳥を発見した場合は、まず住んでいる都道府県の野生鳥獣担当窓口や自治体に連絡し、指示を仰ぐのが正しい手順です。自己判断で家に持ち帰るのは避けましょう。


東京都環境局|野生鳥獣との接し方と鳥獣保護管理法の罰則について


野鳥の種類を庭で楽しむ方法|バードフィーダーで呼び寄せられる鳥一覧

野鳥の種類を覚えたら、実際に自宅の庭で観察してみたいという気持ちになるかもしれません。実は、バードフィーダー(餌台)を庭に設置するだけで、わざわざ遠出しなくても複数の野鳥を間近で観察できます。日本野鳥の会も、庭での野鳥観察を初心者向けに推奨しています。


フィーダーに引き寄せられやすい主な野鳥と好む餌の組み合わせは次の通りです。


野鳥の種類 好む餌 観察しやすい季節
シジュウカラ ヒマワリの種・ピーナッツ 通年(特に冬)
メジロ みかん・リンゴ・砂糖 冬〜春
ヒヨドリ 柿・みかん・リンゴ 秋〜冬
ツグミ リンゴ・柿
スズメ 雑穀・米粒 通年
カワラヒワ ヒマワリの種 通年


ただし、フィーダーを設置する際にはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。猫や他の動物から野鳥を守るために、見通しのよい高い場所に設置することが大切です。また、餌を与えすぎると近隣に野鳥が群れすぎて糞害やトラブルになるケースもあるため、量と頻度の管理が必要です。地域によっては条例で野鳥への餌やりを制限している場合もあります。自治体のホームページで確認するのが安心です。



バードフィーダーと合わせて、倍率8倍・口径32mm程度の双眼鏡を用意すると観察の質が大きく変わります。窓越しでも細部まで確認でき、鳥の模様・目の色・嘴の形など、種類の見分けに役立つポイントをしっかり確認できます。双眼鏡は一度選べば長く使えるので、初めての1本には信頼性の高いNikon PROSTAFFシリーズ(実売1〜2万円台)などが入門用として選ばれることが多いです。


サントリーの「日本の鳥百科」には、200種以上の野鳥の解説・写真・鳴き声が無料で公開されています。フィーダーに来た鳥の名前を調べるときに非常に便利です。


サントリーの愛鳥活動|日本の鳥百科(200種以上の写真・鳴き声・生態を無料で閲覧可能)


野鳥の種類一覧の独自視点|「見た目」より「行動」で覚えると識別が10倍早くなる

野鳥の種類を覚えようとするとき、多くの方が「色」や「模様」を手がかりにしようとします。ところが実際に観察してみると、鳥はすぐ動いてしまったり、逆光で色がよくわからなかったりすることがほとんどです。図鑑の写真通りに見えることのほうが珍しいくらいです。


そこで効果的なのが「行動」で覚えるアプローチです。バードウォッチングの経験者の間では「鳥は行動で識別する」という考え方が広く使われています。具体的には次のような行動の癖が、種類の識別に直結します。


  • 🐦 尾を上下に振りながら歩く → ハクセキレイ・セグロセキレイなどセキレイ類の特徴
  • 🌿 木の幹を螺旋状に登る → コゲラ(日本最小のキツツキ)の特徴
  • 🔄 電線に止まって首をキョロキョロ回す → モズの特徴(獲物を探している)
  • 🏃 地面をポンポンと跳ねながら移動する → ツグミの特徴
  • 🍃 花の蜜を吸うためにホバリングする → メジロの採餌行動


行動を覚えれば大丈夫です。



また、「群れで行動しているか・単独か」という点も識別の大きなヒントになります。スズメやムクドリは常に群れで行動しますが、モズやジョウビタキは縄張りを持ち、基本的に単独で行動します。たとえば冬の公園で「1羽だけぽつんと電線に止まっている小鳥」を見かけたら、ジョウビタキである可能性が高いです。


さらに、飛び方のパターンも種類の手がかりになります。セキレイ類は波打つように飛ぶ「波状飛行」が特徴で、遠くから見ても「あの飛び方はセキレイだな」とわかるようになります。カラスは直線的にゆっくり羽ばたき、ツバメは高速で方向転換を繰り返す「弧を描く飛行」が特徴的です。つまり見た目だけでなく、飛び方で識別するのが上達の近道です。


野鳥の行動や習性を詳しく知りたい場合は、ズカンドットコムの「日本の野鳥識別図鑑」が行動・生態・写真をわかりやすく整理して掲載しており、識別力を上げるのに役立ちます。


ズカンドットコム|日本の野鳥識別図鑑(行動・生態・写真がわかりやすくまとまった投稿型図鑑)




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