

「ショウガ紅茶を寝る前に飲むと、むしろ朝の体温が0.5℃下がることがありますよ。」
一般的にショウガオールを実感するには、生姜換算で1日10g(親指大1かけ)程度が目安です。ところが、20g以上摂ると逆に胃酸過多やのぼせを起こす主婦も。いいことですね。摂りすぎのリスクを知らずに毎朝スムージーに入れる人もいますが、過剰摂取は腸内細菌のバランスを乱すことが確認されています。つまり適量が基本です。
体質によって感じ方は異なります。特に貧血体質や低血圧気味の方は、ショウガオールの血管拡張作用でさらに血圧が下がることがあります。痛いですね。体がだるくなったり、立ちくらみを感じたら一旦摂取を控えてください。また、生理前後にショウガオールを大量摂取すると、血流過多で下腹部痛が悪化する人もいます。結論は体調を見ながら使うことです。
京都大学の研究では、ショウガオールが体温上昇を平均1.2℃促すことが確認されています。ただしこれは摂取後1時間以内の短期効果。6時間後には平常値に戻るケースが8割を超えるそうです。つまり長時間の持続は限定的ということですね。したがって、慢性的な冷えにはショウガオール単体より、運動や入浴と組み合わせるほうが効果的です。
電子レンジ加熱は便利ですが、実はショウガオールを44%も減少させるという報告があります。意外ですね。加熱ムラで一部が焦げると成分が変性してしまうからです。対策としては、蒸気で温める「蒸し生姜」がおすすめ。フライパンで3分、フタをして弱火で蒸すだけです。それだけで成分残存率が80%以上に保たれます。これが原則です。
よく冷蔵庫の野菜室に入れっぱなしという方も多いですが、湿気が多い環境では2日で有効成分が減るという調査もあります。どういうことでしょうか?水分による酸化が原因です。切った生姜はキッチンペーパーで包み、冷凍保存がおすすめ。1か月経ってもショウガオールの90%を維持できるというデータもあります。保存がポイントですね。
厚生労働省e-ヘルスネット:生姜の健康効果に関する科学的根拠(ショウガオールとジンゲロールの相違点の参考リンク)