

リョウブの花時期は、一般的に6~8月に白い小花が穂状(房状)につき、花に芳香があるのが特徴です。
一方で、公的機関の解説などでは開花時期を7~8月とする記載もあり、体感としては「梅雨明け~盛夏」に目立つ年が多いと考えるのが実用的です。
料理目線では、花が香る=木の個性が強く出る合図なので、香りを活かす調理(揚げる・蒸す・米と合わせる)を計画しやすくなります。
花は枝先に長さ10~20cmほどの穂状花序になって多数つき、白が「面」で見えるように咲くため、遠目でも見つけやすいタイプです。
花は5枚に見える白い花弁が目立ち、雄しべが長めに出る点も観察ポイントになります。
なお、リョウブは山間部にも多い樹木として紹介され、低地~山地まで分布するため、同じ県内でも咲くタイミングがずれる前提で「現物優先」で判断すると失敗しにくいです。
リョウブの花には芳香があり、開花期にはチョウや蜂が蜜を求めて集まると説明されています。
この性質は料理する人にも役立ち、森縁や里山で「甘い匂い+虫の往来+白い穂」を手がかりにすると、カレンダーより早く花時期に気づけます。
また、7月採取の蜂蜜の蜜源として「りょうぶ」が挙げられる商品説明もあり、少なくとも一部地域では盛夏に蜜源として意識される花であることが分かります。
花と蜜源の関係(季節感の裏取りに使える)
森林総合研究所 九州支所:リョウブ(開花時期7~8月などの基礎情報)
参考)森林総合研究所 九州支所/リョウブ
リョウブは花時期だけでなく、春の若芽が山菜として利用され、採取時期は暖地が4月・寒冷地は4~5月が適期とされています。
若芽は「ゆでて水にさらす」工程を経て刻み、ご飯に混ぜる「令法飯」に利用できるとまとめられています。
山菜としての香りとほろ苦さは、油(天ぷら)や米、出汁と相性がよく、家庭料理に落とし込みやすい素材です。
「令法(リョウブ)」という漢字表記は、飢饉に備えて植栽や葉の採取・貯蔵を命じた官令(法令)に由来するという説が紹介されています。
この背景を知ると、リョウブは“珍しい山菜”ではなく「保存して食べ継ぐ」発想と結びついた植物だと分かり、料理の組み立て(下ゆで→乾燥→戻して煮る等)にも筋が通ります。
さらに、救荒植物としての文脈は、旬の短い山菜を「一回のごちそう」で終わらせず、季節のストックとして扱うヒントになります。
由来・文化背景(記事の権威付けに使える)
林野庁(近畿中国森林管理局):リョウブ(令法の由来・飢饉への備え)
参考)リョウブ:近畿中国森林管理局
【料理メモ(実践用)】
参考)リョウブ - Wikipedia