

ラッセルホブスの電動ミルが突然動かなくなる原因は、大きく分けて3つあります。最も多いのが電池の消耗で、使用推奨期限内の新品アルカリ単3乾電池または単4乾電池を使用していない場合、パワー不足で動作しないことがあります。充電式電池やマンガン乾電池はパワーが足りず、ミルを動かすには不十分です。
参考)https://russellhobbs.jp/wp-content/uploads/2020/01/191212_7932jp_ib_v2.pdf
次に多いのが食材の詰まりです。グラインダー部分に岩塩や粒の大きいスパイスが詰まると、スムーズに回転しなくなります。特にNG食材とされるピンクペッパー、ごま、ナッツ、油分や水分を含む食材を使用すると、故障の原因となりやすいです。
参考)https://russellhobbs.jp/wp-content/uploads/2018/11/250512_7922jp_cm_ib_v9_eu.pdf
3つ目の原因は接触不良やモーターの過熱です。キャビン上部にある接続端子やモーターユニット底部の接続ピンが汚れていると、電気が通らず動作しません。また、連続運転でモーターが過熱すると、安全装置が働いて自動的に停止します。
参考)https://russellhobbs.jp/wp-content/uploads/2024/03/231205b_7941jp_ib_v1-eu.pdf
電池切れが疑われる場合、まず使用推奨期限内の新品アルカリ乾電池に交換してください。ラッセルホブスの電動ミルは機種によって単3または単4乾電池4本を使用します。電池交換の際は、必ず4本すべてを同時に新品に取り替えることが重要です。新しい電池と古い電池を混ぜて使用すると、正常に動作しない原因となります。
参考)https://russellhobbs.jp/wp-content/uploads/2018/11/230615_7922jp_cm_ib_v8_eu.pdf
電池の向きも確認ポイントです。プラス・マイナスの方向を間違えると当然動きません。電池カバーを矢印の方向に回して外し、本体内部の表示通りに正しい向きで装填してください。
参考)Green Beans
電池残量が少なくなると、回転が遅くなったり使用中に停止したりする症状が現れます。このような症状が出たら、早めに電池を交換することで、モーターへの負担も軽減できます。長期間使用しない場合は、液漏れによる故障を防ぐため、必ず電池を取り出しておきましょう。
参考)https://ameblo.jp/jitanupgrade/entry-12939317247.html
食材がグラインダー部分に詰まってスムーズに動かなくなった場合、まずモーターユニットをキャビンユニットから取り外します。取り外したら、グラインダーに詰まっている食材を丁寧に取り除いてください。シャフトを指で押さえながら、ツマミを反時計回りに回すと、詰まった食材が取り出しやすくなります。
参考)https://russellhobbs.jp/wp-content/uploads/2023/10/250108_7933jpcm_ib_v6-eu.pdf
モーターユニット底部のシャフト受け部(中央の白いくぼみ)に食材が詰まっている場合は、爪楊枝などの細い棒で慎重に取り除きます。この部分は見落としがちですが、ここに食材が残っているとキャビンユニットが正しく取り付けられず、動作不良の原因となります。
詰まりを取り除く際は、本体を強くたたかないよう注意してください。無理な力を加えると、内部の部品が破損する可能性があります。万が一本体から部品が外れてしまった場合は、取扱説明書を確認しながら、バネ、セラミック刃を正しい順序で組み立て直す必要があります。
定期的に付属のブラシでグラインダー部分をお手入れすることで、食材の固着による故障を防げます。特に油分を含むスパイスを使用した後は、早めに清掃しておくことをおすすめします。
参考)【2025年】電動ペッパーミルのおすすめ厳選紹介!挽きたての…
電池も新品で食材詰まりもないのに動かない場合、接触不良が疑われます。キャビン上部にある金色の丸い接続端子と、モーターユニット底部の金色の小さな突起(接続ピン)が汚れていると、電気が正常に流れません。
接続端子と接続ピンの清掃には、柔らかい乾いた布を使用します。塩分や油分が付着していると、そこから錆が生じる原因にもなるため、こまめなお手入れが重要です。アルコール、ベンジン、シンナー、磨き粉、タワシなどは使用しないでください。これらは本体を傷つけ、故障の原因となります。
参考)https://russellhobbs.jp/wp-content/uploads/2018/11/191226_7922jp_cm_ib_v5b.pdf
モーターユニットとキャビンユニットは水につけたり水洗いしたりしないでください。濡れた手で操作することも厳禁です。水分が内部に入ると、ショートや感電、故障の原因となります。
清掃の際は、キャビンユニットとキャップのみ水洗いが可能です。洗った後はよく乾燥させてから使用しましょう。モーターユニット本体は、水で湿らせてよく絞った柔らかい布で拭く程度にとどめてください。
連続運転によるモーターの過熱も、動作停止の原因となります。ラッセルホブスの電動ミルは、長時間使用するとモーター本体が過熱し、運転が止まる仕組みになっています。これは安全装置が働いているためで、故障ではありません。
参考)https://www.fuji-royal.jp/wp-content/uploads/2020/10/R-750%E5%8F%96%E6%89%B1%E8%AA%AC%E6%98%8E%E6%9B%B8.pdf
モーターが熱くなっている場合は、充分に冷めるまで休ませてください。一般的な電動ミルでは、1分半を超えて使う場合には30分以上休ませることが推奨されています。ラッセルホブスの場合も同様に、過熱を感じたら30分程度は使用を控えましょう。
参考)https://devicestyle.co.jp/spec/coffee/gcm_56.pdf
過熱時にリセットボタンを押し続けて使用すると、モーターの損傷につながるため絶対に避けてください。電源を切り、電源コードプラグをコンセントから抜いた状態で、モーターの熱が冷めるまで待つことが大切です。
過熱を防ぐためには、一度に大量の食材を挽かず、こまめに休憩を挟みながら使用することが効果的です。また、粉詰まりはモーター負担に直結するため、定期的な清掃でモーターへの負荷を軽減できます。充電式タイプの場合、充電中に使用すると過熱の原因となるため避けましょう。
実は見落としがちなのが、キャビンユニットの装着ミスです。モーターユニットとキャビンユニットを組み立てる際、マークの位置を正しく合わせないと、内部の接続がうまくいかず動作しません。組み立てるときは、モーターユニットのマークをキャビンの指定位置から正しい位置に合わせて組み立ててください。
参考)【保存版】ラッセルホブスの電動ミルが開かない原因とは?AIが…
取り付け時にスイッチに触れてしまうと誤作動する場合もあります。キャビンを装着する際は、スイッチ部分に触れないよう注意が必要です。また、食材をキャビン全体の8割以上入れていると、キャビンユニットが取り付けられないことがあります。適量は容器の6〜7割程度が目安です。
動作中に食材がグラインダー部分に接触しなくなると、挽けなくなる場合があります。その場合は、本体を軽く振って食材をならしてから再度スイッチを押してみてください。これは意外と知られていない対処法ですが、公式の取扱説明書にも記載されている有効な方法です。
湿気を避けて保管することも重要です。極端に高温、多湿になる場所で使用したり保管したりすると、破損や故障の原因となります。直射日光を避け、風通しの良い場所で保管しましょう。バッテリー式の場合、長期間使用しないときは電池を取り出しておくことで、液漏れによる故障を防げます。
ラッセルホブス公式サイト
公式サイトでは製品の取扱説明書ダウンロードや、よくある質問、修理申し込みなどのアフターサービス情報が掲載されています。