

根曲がり竹(姫竹)は、千島笹(チシマザサ)の若竹で、主に北信越・東北・北海道などで5月〜6月にかけて出回るのが目安です。
さらに「山地に生えるため孟宗竹より遅い」「地域にもよるが5月中旬〜6月にかけて」という説明もあり、春の終盤〜初夏にピークが来る食材だと捉えると段取りが立てやすくなります。
一方、長野県では5月〜7月にかけて収穫できる、と紹介されており、標高やその年の雪解け具合で“旬の幅”が出る点がポイントです。
「時期」を料理目線で言い換えるなら、“買える期間”と“最もうまい期間”を分けて考えるのがコツです。
参考)筍(たけのこ)の旬はいつ?品種で異なる美味しい時期&調理法
参考)根曲がり竹|旬のもの|暦生活
根曲がり竹という名前は、豪雪地帯で雪が残るころに芽が出て、雪の重みで根元から曲がって伸びることに由来するとされています。
同じ食材でも、地方で「姫竹」「月山筍」「山たけのこ」「ささたけのこ」など呼び名がいくつもあるため、購入時やレシピ検索では別名も一緒に探すと情報が揃いやすいです。
サイズ感は15〜20cmほどの細長い円すい形、という説明があり、加熱の速さや食べやすさ(切り分けやすさ)にもつながります。
「時期」×「由来」をセットで覚えると、献立の導入文や食卓での会話にも使えます。
根曲がり竹は「アク抜きは不要」とされる一方で、日が経つほどアクが出て食味が落ちるため、買ってすぐ調理するのが望ましいとされています。
下処理の具体例として、先端を少し切り、硬い根元は切り落とし、根元から先端へ切れ目を入れて手で皮をむき、塩を少し入れた湯で10分ほど煮ると水煮にできる、という手順が紹介されています。
別の下ごしらえ解説でも、皮に切り込み→沸騰した湯で8〜10分ほどゆでて水にさらす、という流れが示されており、家庭では「10分前後」をひとつの基準にすると迷いにくいです。
ここで“意外と差が出る”のが、硬い根元の見極めです。
記事では「包丁を入れにくいと感じる部分」が硬さの目安、と説明されています。
根曲がり竹とサバ缶の味噌汁は、北信越や新潟県などの郷土料理として紹介されており、家庭料理として定番化している組み合わせです。
長野県の紹介記事では、根曲がり竹の味噌汁にサバ缶を合わせる背景として、海産物が手に入りにくかった土地柄で缶詰が重宝され、今も食べ継がれていることが語られています。
また、根曲がり竹は「えぐみが少なく甘みを感じる」「シャクシャクした歯ざわり」が特徴とされ、味噌汁に入れても食感が負けにくいのが強みです。
作り方の一例として、根曲がり竹の水煮・サバ缶・玉ねぎ・茹で汁と水を合わせて煮てから味噌を溶く手順が示されており、5分ほど煮る工程で仕上げられるのも忙しい日の利点です。
参考:長野県の根曲がり竹とサバ缶味噌汁(郷土背景・特徴・保存の触り)
https://www.go-nagano.net/food-and-drink/id18228
下処理して水煮にした根曲がり竹は、水に浸けて冷蔵庫で3日ほど保存でき、水は毎日替えるのが良いとされています。
すぐに食べない場合の保存として、濡れた新聞紙で包んで冷蔵する、または茹でたものを水に浸して保存する、という案内もあり、まずは「乾燥させない」「劣化を遅らせる」方向で管理します。
ここまでが一般的な保存ですが、料理する人向けの“独自視点”としては、旬の短さを前提に「用途別カット+時短導線」を最初に作ってしまうと、根曲がり竹の時期を逃しにくくなります。
具体的には、同じ水煮でも切り方を変えるだけで、後日の料理スピードが変わります。
さらに、皮ごと焼く「焼き根曲がり竹」は、下準備が“先端と根元を切って切れ目を入れる”程度で、グリル等で10分ほど焼くだけの簡単さが紹介されており、旬の初回はこの食べ方で香りを確認してから料理展開するのも合理的です。