カルガモのオスメス見分け方を羽・体・鳴き声で完全解説

カルガモのオスメス見分け方を羽・体・鳴き声で完全解説

カルガモのオスメス見分け方を羽・尾・大きさで徹底解説

カルガモのオスとメスは、一見まったく同じに見えます。でも実は、よく見ると確実に見分けられるポイントがいくつもあります。


🦆 この記事の3つのポイント
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背中の羽の縁取りで見分ける

メスは背中の羽に白いふちどりがくっきり。オスは縁取りが薄く、全体的に暗い色合いです。川べりで背中が見えたらすぐ判断できます。

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お尻まわりの色(上尾筒)が決め手

尾羽の手前「上尾筒」の色がオスは真っ黒、メスは茶色がかっています。1羽でいるときの最終確認に使えます。

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体の大きさと色の濃さで判断

オスはメスより一回り大きく、全体的に色が濃くて黒っぽい印象です。2羽並んでいるときは体格差も参考にしましょう。


カルガモのオスメス見分け方①背中の羽縁(はぐち)をチェックする


カルガモのオスとメスは「雌雄同色」と呼ばれ、ほぼ同じ茶褐色をしています。だから「見分けられない」と思われがちですが、実は背中の羽のふちどりを見ると、かなり確実に判断できます。


メスの背中の羽には、一枚一枚の羽の縁に白っぽい輪郭がくっきりと入っています。まるで鱗模様のように見えるのが特徴で、遠目からでも「あ、白いふちがある」とわかるほどです。


一方でオスは、羽のふちどりが薄く、ほぼ無地に近いくらい目立ちません。全体的に色のコントラストが強く、締まった濃い印象があります。


川や池でカルガモが水面に浮いているときは、背中がよく見えます。白いふちどりが鱗っぽく見えればメス、スッキリと無地に近ければオスと覚えておきましょう。これが基本です。


ただし、1羽だけで見るとわかりにくい場合も。2羽以上いるときに比べると確認しやすいので、ペアで泳いでいるときを狙うのがおすすめです。


参考:羽の縁取りと雌雄識別についての解説
カルガモ雌雄@見分け方 – みどりの鳥


カルガモのオスメス見分け方②上尾筒(じょうびとう)の色が決め手

「羽の縁取りだけではわかりにくい…」というときは、尾羽のすぐ手前にある「上尾筒(じょうびとう)」に注目してください。これが2つめの確認ポイントです。


上尾筒とは、尾羽よりちょっと前、背中側の後ろの部分のことです。だいたい「お尻の上あたり」と考えると想像しやすいです。


この部分の色がオスでは真っ黒(光沢のある黒色)、メスでは黒褐色で、よく見ると淡い色の縁取りが混じっています。つまり、お尻まわりが真っ黒ならオス、茶色っぽければメスということになります。


羽縁よりも色の差がはっきりしているケースも多く、特に1羽しかいないときの判断に役立ちます。バードウォッチャーの間でも「上尾筒が決め手」と言われることがあるくらい、信頼度の高いポイントです。


川で泳いでいるカルガモを後ろから見たとき、お尻まわりが締まった黒ならオス。茶色がかっていてやや淡いならメスと判断できます。上尾筒が条件です。


参考:上尾筒・下尾筒の色による雌雄識別を詳しく解説
カルガモの雌雄(めすとおすの違い)


カルガモのオスメス見分け方③体の大きさと全体の色の濃さを見る

3つめのポイントは、体全体の大きさと色の濃さです。オスはメスよりも一回り大きく、全体的に色が濃くて締まった印象があります。


具体的には、オスの全長は約60〜63cmほど。メスはオスより少し小さく、全体的に明るい茶褐色をしています。体長は成人女性の靴(約25cm)を2.5足分並べたくらいのイメージです。


2羽並んでいるときに見比べると、大きい方がオス、小さくて淡い色合いの方がメスである可能性が高いです。ただし若鳥(幼鳥)の場合は体格差が少なく判断しにくいこともあるので注意が必要です。


また、全体的に「男っぽいがっしりした印象」のほうがオス、という感覚的な見方も実は当たっていることが多いです。2羽並んでいれば、印象だけで当たることも珍しくありません。


単独でいるカルガモを判断するときは、上尾筒や羽縁との組み合わせで確認するのがベストです。これらを合わせれば精度がぐっと上がります。


カルガモのオスメス見分け方④くちばしの黄色い部分の形の違い

カルガモといえば「くちばしの先が黄色い」のが特徴として有名です。この黄色いスポットは、オスとメスで実は微妙に形が違います。意外ですね。


バードリサーチの調査によると、オスの黄色いスポットはくちばしの上面と側面の黄色い部分の長さがほぼ同じで、スポット全体が大きめです。一方メスは、上面の黄色が側面より短い傾向があり、全体的に小ぶりなスポットに見えます。


ただし、この違いには個体差も大きく、「くちばしだけで確実に見分ける」のは難しいとされています。山階鳥類研究所の研究者も「個体差がある」と認めているほどです。あくまで補助的なポイントとして活用しましょう。


くちばしの黄色スポットは、正面から見てもわかりにくいことがあります。横から見たとき、スポットがどのくらいの大きさかを確認するのがポイントです。羽縁や上尾筒の色と合わせて判断すれば、識別精度を高められます。


参考:くちばしの黄色スポットとオスメスの違いを専門家が解説


【独自視点】カルガモのオスメス見分け方に役立つ「鳴き声」と子育て行動の観察法

実はカルガモのオスとメスは、鳴き声でも見分けられます。これはあまり知られていない観察ポイントです。


「グェーグェッグェ」と大きく力強く鳴くのがメスです。オスは遠慮がちに「グェッ」と小さく鳴く傾向があります。つまり大きく鳴いているほうがメスと考えると覚えやすいです。


そして子育ての場面を見ると、さらにオスとメスの違いがはっきりします。カルガモは「ワンオペ育児」をする鳥です。メスが10〜12個ほどの卵を産み、抱卵もヒナの世話もすべてメスだけで行います。


ヒナを連れて川を行進する親鳥は必ずメス。オスは産卵を機に離れてしまい、子育てにはまったく関わりません。あの微笑ましいカルガモ親子の行進は、メスの単独子育てのシーンだったのです。


子育て期間は約2ヶ月とされており(日本野鳥の会青森県支部・関下支部長談)、その間ヒナを連れて移動するのは常にメス1羽です。川べりでヒナを引き連れたカルガモを見かけたら、それは確実にメスということになります。


また、カルガモは鳥獣保護法で保護されている野生鳥獣です。ヒナがかわいくても、むやみに触れたり持ち帰ることは法律で禁止されています。観察は遠くから静かに行うのがマナーです。


参考:カルガモの子育てと鳥獣保護法についての注意点
カルガモ(野生鳥獣の保護について) – こうほく動物病院




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