

実は、フカヒレの「金糸」はサメ本体のわずか0.5〜1.0%しか取れず、そのまま買うと1枚数万円の出費になることもあります。
「フカヒレといえばサメのヒレ」とはわかっていても、どのサメかを具体的に知っている方は意外と少ないものです。実は世界に約500種類いるサメのうち、フカヒレに使われるものは約40種類以上にも細かく分類されています。フカ(フカヒレ)という言葉は関西や西日本でサメを指す呼び方で、山陰地方では「ワニ」と呼ばれることもあります。どれも同じ魚、サメのことです。
その中でも日本国内で実際に食用・フカヒレ原料として多く流通しているのは、ヨシキリザメ・モウカザメ(ネズミザメ)・アオザメの3種が中心です。特に国内最大のフカヒレ産地・宮城県気仙沼に水揚げされるサメのうち、約80%をヨシキリザメが占め、次いでモウカザメが約15%と言われています。つまり、国産フカヒレの95%はこの2種でほぼカバーされているわけです。
フカヒレの原料となるヒレは、背ビレ・胸ビレ・尾ビレ・腹ビレ・尻ビレの計6種8枚。すべてのヒレが活用されます