▲圧倒的人気のコープデリ、パルシステムを選ぶ理由とは…?
ま~、ぶっちゃけ最終的にはコープデリを使っている私。でも、両方試した後だと、「この食材はパルシステムのが旨かったな……」というとこ多々ありました。
とりあえず、妊娠の辛い時期に使うなら、コープデリの方が家族のOK出やすいかも。家計に負担もかからないし…。
パルシステムは、確実に食費が高くなるので、家族をうまく説得しないとモメる可能性もあるかも…。
最初からパルシステム選ぶ人って、そこまで多くないみたいです。コープデリの品質に満足できない人がパルシステムに行くみたいですねぇ…。
パルシステムは品質重視なので、細かいところで「配慮が行き届いてないんじゃない…」と思う点もあります。「イラッとポイント」がちょいちょいあるんですね。
組合員の比率で行くと、生協使ってる10人のうち7~8人はコープデリを選んでいる計算です。
例外として、アレルギー対策重視の人は、最初からパルシステム行くこともあります。
コープデリはバランス型で万人向け。とにかく、使いやすいように調整されてる感じ。パルシステムは安全とか品質にガッと力を入れてます。ちょっと不便なのは我慢してねッという感じです。
組合員数を見ると、多くの人がパルシステムほどの安全基準を求めてないのですが、SNSなんかでは、一部の人は「うちはパルシステムじゃないとダメ!」ってくらい気に入ってるみたい。
オススメ
個人的には、コープデリのお店の多さは魅力ですねぇ。品揃えも豊富です。パルシステムは無店舗型で商品数絞ってて、そのぶん安全・高品質志向。
どこでも「コープデリ、パルシステム両方使える」ってわけじゃないです。
お住まいのエリアが対応してるかどうか、チェックしてみてください。
宅配エリアと組合員数や店舗数なども表にして比べてみるとこう。
項目 | コープデリ | パルシステム |
---|---|---|
宅配エリア | 東京、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、長野、新潟 | 東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城、栃木、群馬、新潟、福島、山梨、静岡 |
組合員数 | 520万人 | 170万人 |
店舗数 | 都内100店舗以上 | 千葉に1店舗のみ |
品数 | 6,000点以上 | 2,000点以上 |
値段の安さ | 品揃えが多いぶん安い品もあり | 品質基準の高さゆえ値段も高い |
宅配料金 | 赤ちゃん割で0円 |
赤ちゃん割で無料~割引 |
安全性 | 政府基準どおり | 政府基準の1~10倍厳しい |
クレジットカード | 使えない | 使える |
ポイントたまる | たまる | たまらない |
総合評価 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
コープデリとパルシステム、どちらも、資料請求時にプレゼントがもらえます。
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例えば東京都内だと、生協利用者の約89%がコープデリかパルシステムのどちらかに加入しています。
参考)東京の生協比較
※東京の生協加入の比率(コープデリ62.5% パルシステム27%)
2つの生協の違いを見て行きましょう。
ざっくり言うと…
ってとこですかね。
実際に使ってみたレビューも載せてます。
両方に共通する「生協ならではのメリット」も見ときましょう。
上記の点は、どっち選んでも同じ。
コープデリ 520万人
パルシステム 170万人
コープデリの組合員数は、加入世帯が生協ナンバーワン。
組合員数(利用者数)は、2倍以上の差をつけてコープデリが多いです。
コープデリ連合会の組合員数は、6生協の合計総数です。(コープデリ連合会案内より2019年調べ)
パルシステムの組合員数は、パルシステム連合会12生協の組合員総数です。(旧エルコープや、旧東京マイコープなど名称がパルシステムに変わった生協もあり)
コープデリは基本的に政府基準の安全基準。
パルシステムは政府の1~10倍厳しい検査をおこなって基準値内でも数値が出たら公開。遺伝子組換品の削減にも挑んでいる。
コープデリ
パルシステム
コープデリは、関東では店舗数が最多。パルシステムは実質、宅配専門の生協と言えるでしょう。
コープデリ 都内100店舗以上
パルシステム 千葉に1店舗のみ
コープデリは6,000点以上の商品あり。CO-OPブランド品に市販品もかなりの数扱っている
パルシステムは2,000点以上。パルシステムPB品にCO-OPブランド品、市販品を扱っている
パルシステムで扱っているCO-OPブランド品は、かなり少ない
コープデリ 6,000点以上
パルシステム 2,000点以上。独自アイテムの割合多い。
関連子会社なんか調べて何がわかるかっていうと…「わざわざ会社を作るほど力を入れている分野」が何なのか、うっすら見えてきます。図にしたのがこれ。
コープデリは、食材以外の生活関連サービスも色々扱ってます。葬儀やリフォーム、ふとんの打ち直しなど生活サポート関連のサービスが個別の会社として独立しています。また、不動産も扱っていますね。
パルシステムは、電力以外は基本的に食材オンリー。食材のカテゴリにパン・菓子が独立、食材の輸出入部門がある点などが異なっています。たしかに、パルシステムのパンはうまい。電力のエコに力を入れているのが見えてきます。
コープデリの子会社は以下の通り。
食材以外に、チケット販売や不動産、労働派遣などの子会社があります。お酒を専門に扱う子会社もあり。電力会社はなく、日本生協連の電力子会社・株式会社地球クラブの電気の取次になっています。
会社名 | 事業内容 |
---|---|
株式会社コープデリ保険センター |
1.生命保険の募集に関する業務 |
株式会社コープサービス |
1.各種チケット販売 |
株式会社コープデリフーズ | 畜産物・惣菜の加工、処理並びに販売 |
協栄流通株式会社 |
1.コープデリ連合会の店舗物流庫内作業受託および輸配送 |
株式会社協同開発 |
1.不動産の売買、賃貸借、管理及び仲介に関する業務 |
株式会社コープワーキングサポート |
1.労働者派遣事業法にもとづく労働者派遣事業 |
コープデリ酒類販売株式会社 |
1.酒類及び食品の総合卸売業及び販売 |
株式会社トラストシップ | 1.貨物自動車運送事業法にもとづく各事業(一般貨物自動車運送事業、貨物軽自動車運送事業、貨物自動車利用運送事業) |
株式会社コープミート千葉 |
1.畜産水産物の加工および販売 |
参考)コープデリ連合会の子会社
パルシステムの子会社は以下の通り。
肉、農産物、パン、などの食材系に輸入や関連業務など。電力関連のパルシステム専用子会社もあります。
会社名 | 事業内容 |
---|---|
パル・ミート | 牛・豚等精肉加工、ハム・ソーセージ等加工食品製造及び加工 |
ジーピーエス | 農産物・米の仕入、企画、販売、物流業務及び農産品の加工 |
パルライン | 会員生協の配送業務及び個人別商品仕分け業務、商品案内・注文用紙等の印刷、帳合業務 |
パルブレッド | パン及び菓子の製造 |
パルシステム・リレーションズ | 広報制作・企画立案及び通信販売業務、情報提供サービス業務、情報システム等の企画、設計、販売、保守業務 |
パルシステム電力 | 電気事業、古紙等のリサイクル事業、低公害・再生可能エネルギー等の研究開発及び販売事業、省エネルギー製品の販売、肥料飼料の開発及び販売、事務用品等環境推奨商品の販売 |
パルシステム発電 | 発電事業、再生可能エネルギー等の研究開発及び販売事業等 |
オルター・トレード・ジャパン | 食料品及び日用雑貨品の輸出入と販売他 |
パルふれあいサービス | 保険代理業 |
基本的にカタログを見て、ネットやアプリで注文する方式。
昔ながらの、注文用紙に記入して配達員に渡す方法や、電話での注文も可能です。
コープデリのカタログ
メインカタログは「ハピ・デリ」。離乳食カタログの「きらきらWEB for Baby」、特選カタログ「ぐるめぐり」、オーガニック食材「Vie Nature」、業務用大容量商品、衣類、日用品ほか多数。
食材カタログには、アレルゲン、産地、遺伝子組み換え(GMO)などの情報が記載されています。
急ぎの場合は、ネット完結での申し込みも可能。
パルシステムのカタログ
メインカタログは「コトコト」。大人向けの「きなり」、離乳食カタログ「yumyum」、アレルギー対応食専用カタログ「ぷれーんぺいじ」ほか多数。
食材カタログには、アレルゲン、産地、遺伝子組み換え(GMO)などの情報が記載されています。
公式サイトから資料請求で、最新カタログもらえます。(無料)
両方とも、紙カタログ以外にWEBカタログに対応しています。ネットスーパー感覚で使えるんですね。
パルシステムには、アプリのみで紙カタログなしの注文方式「タベソダ」が用意されています。
紙カタログが貯まらずに、使いたいときだけの「都度注文」ができるため、
「毎週注文するほど利用しないんだよね・・・」という人にもバッチリ。
ただし、タベソダと通常の週一注文は併用できない点と、タベソダだと注文できる商品数が少ないというデメリットがあるんですよね。
他の生協と併用したときの「ちょい使い」の場合には便利です。
続いて、具体的にコープデリとパルシステムの商品を比較していきましょう。
コープデリ
パルシステム
6,000点以上
COOP品、市販品の種類が充実
2,000点以上
パルシステムPB(オリジナル)品、市販品、COOP品
コープデリの商品数は6,000点以上。パルシステムは2,000点以上
コープデリでは、価格優先の商品も扱っています。「商品を選べる幅が広い」んですね。
吉野家の牛丼など、有名ブランド品を生協仕様に原料、調味料などを調整したものもあります。
コープデリは、品数を多くして「選べる自由」を優先させていると言えるでしょう。
パルシステムは商品数非公開ですが、カタログ掲載数を数えると2,000点以上あります。
生協仕様品、市販品以外にパルシステムのオリジナル品(プライベートブランド・PB品)が多いです。
▲パルシステムカタログ記載の商品
パルシステムプライベートブランド(PB)品と、パルシステム基準に合致したCOOPブランド品と市販品をを扱っています。
カタログを見る限り、COOPブランド品(どの生協でも扱える)は多くありません。
オリジナル品が充実してると言えますね。
パルシステムでは、基準を高くして商品を厳選しています。その分、取り扱い品目が少なくなっています。
牛乳を比較
コープデリ
パルシステム
コープ牛乳(UHT殺菌)
低温殺菌牛乳(LTLT殺菌)
よつ葉十勝生産者限定牛乳(HTST殺菌)
こんせん72牛乳(HTST殺菌)
酪農家の牛乳(HTST殺菌)
いわて奥中山高原の低温殺菌牛乳(LTLT殺菌)
かまぼこなど練り物にリン酸塩不使用
国内初、漁協で公開確認会を実施
牛乳の殺菌方法には3種類あります。
日本で市販されている9割は、安いUHT殺菌の牛乳。殺菌能力が高いのですが、牛乳のたんぱく質が変化して、味が変わってしまいます。具体的にはどの牛乳も似たような味になってしまいます。
HTST殺菌やLTLT殺菌などの、低温での殺菌は、コストもかかり、人間に有害な菌のみを殺菌するため、本来の牛乳の味が残ります。しかし、賞味期限がやや短くなるというデメリットもあり。
パルシステムでは、安いけど牛乳感がなくなるUHT殺菌の牛乳を扱っていません。
なので、フツーに安い牛乳でいいんだけどという人にはパルシステムは不便かも。
魚・魚加工品を比較
魚・魚加工品は甲乙つけがたい 安全面でパルシステム一歩リード。
コープデリ
パルシステム
骨抜き切り身
エビなどバラ凍結品
MSC認証
骨抜き切り身
エビなどバラ凍結品
MSC認証
かまぼこなど練り物にリン酸塩不使用
国内初、漁協で公開確認会を実施
魚系は、コープデリもパルシステムも甲乙つけがたいです。
加工過程で中骨、腹骨、小骨を除去する「骨取り切り身」や、くっつかないので少量づつ買いやすいエビなどのバラ凍結品があります。
また、持続可能な漁業に配慮した、海のエコラベルと呼ばれるMSC認証品の取り扱いもあり。
品数はコープデリが多く、パルシステムは安全面で一歩先を行っている印象。
特にパルシステムが野付漁協に対して実施した公開確認会は、国内初の試み。
(ほとんどの漁協は、立入検査のような形で外部の人間が入るのを嫌がるようです)
「野付漁協公開確認会」を開催 持続可能性への配慮と協同の精神を確認
豚肉(米飼料)を比較
生協のトレンドなのかな…「米で育てた豚」(肉の獣臭さがなくなる)にどちらも力入れてます。
お米育ち豚VSこめ豚 肉の品質で、パルシステムがややリードかも…。
コープデリ
パルシステム
お米育ち豚
産直若鶏
インターファーム産など
日本のこめ豚
産直鶏
コアフード牛
コープデリ、パルシステムともに国産の米を配合した飼料で育てた豚肉を販売しています。
コープデリのお米育ち豚は、飼料に国産の米を15%配合、
パルシステムの日本のこめ豚は、原料に国産米を30%配合しています。
なぜそんなに競うようにお米を活用しているんでしょうか?
お米を飼料に配合して育てると、「脂が甘くなる」「臭みがない肉になる」のだそう。
豚肉の獣くささが苦手って人でも「お米で育てた豚」なら食べられるという人もいます。
米を飼料に使う飼育方法は、卵などにも使われていて、「CO・OP稲穂のみのりたまご」などは、飼料に10%の国産米を配合しています。
パルシステムのコアフード牛肉は、国産飼料100%で育てられています。(値段を抑えるため、予約登録が必要となっています)
飼養のストレスを軽減し、健康な牛を育てることを目指しています。
コープデリの鶏肉の産直産地は、ブライフーズやマルイ食品(青森、鹿児島)などあり。
なお、お肉のベストセラー商品は、くっつかない状態で凍結した「バラ凍結のひき肉」です。
使いたい分だけ使える使い勝手の良さが人気のようです。
宅配弁当を比較
コープデリとパルシステムの宅配弁当はどちらも同程度。デイリー配達の配達地域の広さでコープデリがやや優位。
コープデリ
パルシステム
東京、栃木、茨城、群馬、埼玉、千葉、長野
千葉
生協の宅配弁当は、パルシステム、コープデリとも対応。「とびきりウマイッ」というものではありません。
だけど、デイリー配達(毎日配送)してくれるので、産前産後の食事にとても便利なんですね。
「食事の支度がしんどい…」、という時期に、お手頃価格でヘルシーな食事を食べたいときにちょうどいい。
「手渡し時の様子を注文者に知らせる」というサービスがあるため、一人暮らしの高齢者、遠くに住む老齢の両親向けに、見守り目的もかねて利用されるケースも有り。
コープデリには、「エネルギー・塩分調整食」があり、パルシステムには保存が効く「冷凍おかず」がある。
ただし、パルシステムの宅配弁当の対象エリアは千葉県のみ、という致命的な欠点があります。
関連)千葉の生協比較
パルシステムの宅配弁当は実際に食べてみました。
生協以外の冷凍弁当サービスはこちら。
ミールキットを比較
コープデリとパルシステムのミールキットは、コープデリが安いが量が少ない パルシステムは食材未カットの時短セットあり。
コープデリのミールキット
約40種の料理キットが選べます。
カット済み食材+タレのセット。
主菜+一品で、値段は598円~1,480円。
27種の料理キットが選べます。
カット済み食材+タレのセット。
主菜のみで、1食693円~1,120円。
食材未カットの「我が家の常備菜」「3日分の時短セット」もあり。
下ごしらえなしで、野菜たっぷり料理の時短ができる、人気のミールキット(料理キット)。
コープデリの方が、安い商品を選べますが、量が少ないという声あり。
パルシステムは、ある程度の包丁作業が発生するのがデメリット(夫や子どもに作ってもらう時に)
一長一短ありです。
一般的な野菜宅配サービスと違い、コープデリやパルシステムの野菜宅配は、宅配料金が激安。
それでいて、有機野菜、減農薬・現化学肥料野菜などが選べるんですね。
野菜の産地指定も可能です。
項目 | コープデリ | パルシステム |
---|---|---|
有機野菜 | ◎専用カタログVie Natureあり | ◎コアフード |
野菜の値段 | ◎スーパープライス設定あり | ○グリーンボックス(詰め合わせ) |
栽培基準 | ○有機野菜、JAの野菜 | ◎有機野菜、減農薬・現化学肥料野菜 |
野菜の品揃え | ◎全国農協から供給、ほぼ国産 | ○契約農家の国産産直のみ |
産地指定 | ◎選べる | ◎選べる |
冷凍野菜 | ◎COOP品 19種 | ○パルシステム独自 国産野菜7種 |
コープデリは、野菜の値段や品揃えなど利便性の面で強いのが特徴。
一方パルシステムは、農薬や化学肥料などの栽培基準が高い点、契約農家のみの産直野菜のこだわりが強みです。
コープデリ
パルシステム
国産野菜中心
全国の農協(JA)から安定供給
有機栽培野菜の専用カタログ「ヴィ・ナチュール」
特売の「スーパープライス品」の野菜あり
コアフード 野菜
「有機農作物」「農薬・除草剤・化学肥料減」がカタログでわかる
エコ・チャレンジ
国産産直野菜のみ
国産の冷凍野菜
野菜の品揃えはコープデリが多く、栽培基準で選べる幅はパルシステムが多いという感じ。
値段で比べるなら、コープデリが有利と言えるでしょう。
コープデリは、国産中心の野菜、農協の野菜を扱っています。(国産以外も扱っているということです)。
有機野菜にはオーガニック専用カタログ「ヴィ・ナチュール」あり。
コープデリは、「スーパープライス」という特売品の設定や、旬の野菜がまとめて安く買える「グリーンBOX」、不揃いきゅうりや、不揃い人参、増量規格など、値段を安くするための仕組みが豊富です。
パルシステムは産直野菜やコアフードなど農薬・化学肥料減の野菜あり、グリーンボックスで安く買える
パルシステムは、エコ・チャレンジ、コアフードと栽培基準に沿って「有機」「農薬・化学肥料減」が選べるようになっています。農家と直接「産直協定」を結んでコストカットを図っています。定期的に組合員が産地を訪れ、生産方法や安全性確認を行う「公開確認会」が実施されています扱う野菜は国産産直野菜のみ。
コアフードは、化学肥料を使っていない分、葉物野菜では特に「えぐみ」が少ない。
また、「グリーンボックス」という旬の野菜が種類指定不可だけど安く買える仕組みあり。
商品の安全性を比較
商品の品質はどうなんでしょうか?
安全面のこだわりでは基準が高いぶん、パルシステムが有利になります。
コープデリ
パルシステム
必要な添加物は使う、必要ない添加物は使わない?
化学調味料不使用
国認可添加物の1/4を禁止
添加物全表示
どちらもカタログに、添加物は記載しています。
添加物の記載例)
リン酸塩、増粘剤、カラギナン、亜硝酸Na、調味料(アミノ酸)、ソルビン酸、発色剤、香料、
消泡剤(豆腐用)、
イーストフード、マーガリン、ショートニング、乳化剤(パン)
添加物基準
コープデリの添加物に関する方針は、「なるべく使わないけど、使うこともあるよ」という感じで、わかりにくいです。明確な基準はない印象。
パルシステムの添加物基準は、「全品化学調味料不使用」
パルシステムは、食品衛生法で認可された添加物のうち、1/4を自主的に禁止、全品化学調味料は不使用。
法律(食品衛生法)では「条件を満たせば、添加物の表示をしなくていい」というルールがあるのですが、パルシステムでは、自主的に添加物全表示しています。
参考)パルシステムは食品添加物を削減します ~食の安全2018より~
完璧ではないけど、ある程度数字に出せる取り組みをしている印象を受けました。
パルシステムは、パンやウインナーなど食品ごとに添加物ルールを定めています。
添加物を使っていたらダメ、というわけではありません。特定の添加物を排除した食材が選べるという点で、パルシステム優位ということになります。
放射能安全基準
放射能安全基準は、パルシステムでは、国の1~10倍厳しく検査。コープデリは国の基準通りに検査。
特に子どもが食べる食品は厳しく設定されています。また、放射能基準値以下でも、1ベクレルでも検出されたものは公表しているようです。
コープデリ
パルシステム
政府基準に沿った検査
政府基準の1~10倍厳しい
【宅配大手の検出限界】パルシステム5~10Bq。コープデリ5~20Bq。
— M souverain (@mikaSouverain65) 2012年6月6日
3月のパルシステムのはっさく(小田原)、セシウム出てますね…。
シイタケはいつも出てるけど。
でもパルや生活クラブはちゃんと測って公表してるからいいね。
スーパーはもちろん分からないけど、コープデリはいつもすべて不検出(たぶん検出限界値が高い)。
逆に怪しんでしまう自分がいるw— くみんちゅ (@kuminchuu) 2016年2月17日
商品検査センターを設置して、検査を実施。放射能検査の公表は、パルシステムの方が正直な印象。
コープデリの安全基準=政府基準どおり
コープデリは、「検出しましたが、基準の1/5以下」と表記。(2018年以前は、検出限界10ベクレル以下、検出せずと表記)
食品検査センターにて各種検査をおこなっています。自主基準や商品ごとの仕様は定めていません。
参考)検査項目|コープデリ商品検査センター|コープデリ連合会
また、以下の取り組みで安全性を高めています。
パルシステムの安全基準=政府の1~10倍の厳しさ
パルシステムは、「5.4ベクレル検出されました。ただし、自主基準値内の数値です。」と表記。
パルシステムでは、遺伝子組み換え検査もおこなっています。「コア・フード」では家畜の飼料(エサ)を含めて、遺伝子組み換え原料0%を実現しています。
商品ごとに商品仕様書を作り、基準を定めて検査をおこなっています。
また、品質保証レポートを出していて、安全性を具体的に示しています。
具体的には、以下の取り組みあり。
特に加工品への化学調味料不使用の取り組みは、生協の中でもトップクラス。
どちらも子育て優遇、離乳食の扱いがありますが、よく調べていくと違いがあります。
離乳食ならコープデリ、1歳半以降の幼児にはパルシステムが良いでしょう。母乳に気を使うため、化学調味料不使用のパルシステムを選ぶかたも居ます。
子育て優遇は、コープデリがやや有利
赤ちゃん割引は、わかりやすさ&割引額でコープデリが優勢です。
コープデリ、パルシステムが両方使える地域では、コープデリの赤ちゃん割引の期間を使い切ってから、コープデリを休止し、パルシステムの赤ちゃん割引を使うというひともいます。
なお、コープデリの赤ちゃん割は「1歳未満で申請してから1年間有効」、パルシステムの赤ちゃん割は「母子手帳交付~小学校入学前までに申請、一定期間有効」となります。
コープデリの赤ちゃん割は有利ですが、1歳未満で申請しなくてはならない点に注意。
塩分・調味料ひかえめの幼児食が豊富。
パルシステムには、アレルギー配慮食の専用カタログや、アレルギー相談ダイアルあり。
だけど、「なんで?」ってくらいパルシステムは離乳食の品揃えが悪い。
離乳食が必要な時期にパルシステムを選ぶと、とても苦労します。
その代わり、冷凍食品の添加物が少ないので、育ち盛りの子供に気兼ねなく食べさせられるのは良いと思いました。
パルシステムは関東圏で2番目の巨大生協です。(170万人加入)
資料請求で、唾液が止まらないソーセージもらえる。(品切れ時は、他の品の場合も…)
結論
離乳食の時短を重要視するママは、コープデリ一択。
関連 コープデリの離乳食
子どもの肥満防止のために、薄味の幼児食が必要なら、パルシステムがオススメです。
(コープデリを休止して使うのも有り)
手数料は、どちらもあまり変わりません。
コープデリ
パルシステム
180円(税抜)~200円(税抜)
地域により異なる
180円(税抜き)~200円(税抜)
地域により異なる
コープデリ、パルシステムとも、手数料はほぼ互角(地域により多少の差はあります)、と言っていいでしょう。
特に妊娠中・赤ちゃん世帯への宅配料金割引が優遇される生協。
商品の品ぞろえが6,000点以上と多い分、安い品物も多数あって、生協の中では節約に向いています。
組合員数が多いため、各種サービスがこなれていて、スーパーを利用する感覚で使えます。
「家まで宅配してくれるから生協を使う」という人には、コープデリがベスト。
店舗があるので、実際にどんな食材か見て確認できる点もGood。
お試し入会して退会するのも簡単。
ただし、パルシステムにはタベソダという都度注文の仕組みがあり、1回あたりの送料は高いのですが、月一回程度だとパルシステムの方が安くなります。
コープデリは送料安いけど、毎週注文が基本なんですね。
コープデリはポイントがたまり、出資金(入会に必要)の増資に充てられる
入会金に相当する「出資金」関連で大きく違うのは、コープデリの「ポイント増資」
買い物で貯まるポイントを増資に回すことが可能です。
配当率自体はパルシステムの方が良いのですが、実際に増える金額を考えるとコープデリの方が上になります。
パルシステムは、地域生協の中ではそこそこ安い
宅配専門の生協で、妊娠中・赤ちゃん世帯への割引も結構良いです。
店舗がなくてやや不便なのと、取り扱い品数が2,000点程度なので次点で。
おためし入会して、退会するのが簡単。
パルシステムはクレジットカード支払い可。
パルシステムには、クレジットカードで支払いができるというメリットがあるため、クレカのポイントを貯めることができるんですね。
クレジットカードで支払いができる生協は珍しいです。
コープデリは、特売品の「スーパープライス」や、不揃い野菜を安く販売するなど、値段を下げるための工夫がされています。
取扱商品には3種あります。スーパーでも売ってる「一般の商品」、生協でのみ扱っている「COOPブランド」商品、特定の生協でしか買えない「プライベートブランド」商品の3種です。
コープデリ、パルシステムで扱いがかぶる「COOPブランド品」は、同じ商品でも値段に多少の差があります。
コープデリ
パルシステム
スーパーなみに安い
ややお高い
コープデリは安い市販品も扱っているため、価格勝負では圧倒的有利。
コープデリ・パルシステムともに扱っているCO-OPブランド品はどうなんでしょう?
実は、パルシステムではCO-OP品を殆ど扱わず、独自のPB品をメインにしてます。コープデリで扱っているCOOPブランド品は、意図的に扱いを避けているようにも見えます。
カタログを隅から隅まで眺めて、3品のダブリが見つかったので比較してみましょう。
価格差はありますが、20円ほどです。
コープデリは、スーパーセール品が多く、低価格品も多い
パルシステムのメインカタログ「コトコト」記載のCOOPブランド品を、コープデリでの価格と比較してみました。
値段の差は20円ほど。あと、意外と同じ商品は扱ってない。
▲コープデリカタログ記載の商品
コープデリでは、CO-OPブランド商品に加えて、市販品も取り扱っています。トータル6,000点以上の商品を扱っていて、スーパーなみの品揃えです。
そのため、高級品、安い品を選べるんですね。
生協の基準に合わせた商品を「生協仕様」と言うのですが、一部市販品の、原材料や添加物を変更した「生協仕様品」があります。
CO-OPブランド商品は4,160品。レギュラー商品(市販品) 952品、環境配慮したエシカル消費対応品 557品、品質こだわりのコープクォリティ 67品、きらきらステップ(子育て世帯用) 13品があります。
パルシステムは低価格品が少ない
パルシステムは、取扱商品を基準に沿って厳選しています。
農作物などは、栽培計画書を産地と取り交わし、誰がどう作る予定かたどれるようになっています。(トレーサビリティ)
一部「わけありみかん」や「天候被害果りんご」、同時に買うと割引になる「一緒お得」品、まとめ買いで安くなる「よりどりお得」品の設定など、価格を下げる工夫はされていますが、「少しお得」程度にとどまっています。
パルシステムは、「どれを買ってもそこそこ安心」という点を優先させていると言えるでしょう。
コープデリは利便性を前面に打ち出している生協、パルシステムは安心・安全+利便性のバランス型生協です。
便利で安いのが好みならコープデリ。
安心・安全と便利さのバランスで行くなら、パルシステム。
結局どちらかに決めきれない…というあなたは、資料請求でカタログをもらって家族の意見を聞くのもよいでしょう。
公式サイトから請求でカタログもらえます。
コープデリ
520万人以上参加の、巨大生協…
パルシステム
170万人以上参加、都度注文もできる…
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